子供の浴衣の着付け方動画をご紹介!兵児帯・付け帯の結び方。
梅雨以降、お祭りや通っている園の行事で浴衣を着せられる機会が増えますよね。
子供に浴衣を着せてあげたいけれど、着つけ方がわからない、キレイにできないという人も多いのではないでしょうか?
基本的な着付けの仕方や帯の結び方など、最近は動画で紹介してくれています。
1、2回練習すれば戸惑わずに着つけられるようになるので、今年は子供も喜ぶ浴衣にチャレンジしてみませんか?
おすすめの動画や着付けのポイントをご紹介します。
・子供(女の子)の浴衣の着付け方を動画でご紹介!
・子供(男の子)の浴衣の着付け方を動画でご紹介!
子供の浴衣の選び方。着付け前に準備することは?
まずは着付けの前に必要なものが揃っているか確認しましょう。
浴衣の選び方や小物などをご紹介します。
子供の浴衣は大きめを選ぶのがルール
子供の浴衣は、肩上げ・腰上げをしてサイズを調整して着る風習があります。
お店でサイズを確認する際は、ワンサイズ大きいものを買いましょう。
昔から、ぴったりのサイズの着物を着せる=これ以上成長しないということで死を連想させる為、大きいサイズを調整していたんですよ。
今でも子供用浴衣は、最初から肩上げ・腰上げして売っているものもあるくらいです。
購入する際は、肩上げ・腰上げが済んでいるものかそうでないかよく確認しましょう。
また、翌年はサイズが丁度良くなっていると思うので肩上げ・腰上げをほどいて着せられますよ。
子供の浴衣、準備するものは?
大人の場合は浴衣用に下着を準備する場合もありますが、子供の場合は普通の肌着で大丈夫です。
タンクトップなどを準備しましょう。
その他は、帯と下駄(サンダルなども可)と帯ですよね。
大人でも下駄を履くと鼻緒で靴連れを起こしてしまいますよね。
子供の場合は無理をして下駄を履かせず、サンダルなどにしても問題ありませんよ。
あと一つあると便利なのが、帯の幅より少し小さく切った新聞紙や厚紙です。
帯板代わりにして、着崩れを防いでくれますよ。
帯はどうやって選ぶ?
子供の帯といえば昔から、ふわふわとした兵児帯ですよね。
柔らかく結びやすいので、じっとしていない子供を着付けるのには最適です。
こちらは巻いて差し込むだけなのでさらに簡単になっています。
固い大人用の付け帯だけでなく、子供用の兵児帯でも販売しており、結び目もリボン結びでなく華やかなものが売っているので魅力的ですよね。簡単なので付け帯にしようという人も多いかと思いますが、小学校に上がってから運動会の出し物で兵児帯を持ってくるように言われることもあります。サイズアップなど、買い替える時に兵児帯を買っておくといいかもしれませんね。
子供(女の子)の浴衣の着付け方を動画でご紹介!
まずは女の子の着付け方の動画をご紹介します。
女の子の浴衣の着付け
大人と違い、工程数も少ないので意外に簡単にできてしまいます。
きれいに着るポイントも一緒に説明しますね。
女の子の浴衣の着付け 1
洋服のように袖を通して浴衣を着ます。
女の子の浴衣の着付け 2 ポイント!背中心を真ん中に通そう
背中の縫い目(背中心)が体の真ん中を通るようにします。
この中心がずれているときれいに見えないので、意識してくださいね。
女の子の浴衣の着付け 3 ポイント!衿は抜かずに自然にしよう
大人の場合はうなじが見えるように衿を抜くのですが、子供は自然に、少し衿が立っているぐらいにします。
女の子の浴衣の着付け 4
浴衣の右を下、左を上にして重ねます。
右側の紐を左側の脇の下の穴に通します。
女の子の浴衣の着付け 5
左右の紐の根本を持ち、襟の重なりが正面に来るように調整します。
女の子の浴衣の着付け 6
紐を後ろで交差して前に回し、結びます。
固結びだと結び目が痛いので、蝶結びにしましょう。
女の子の浴衣の着付け 7
前と後ろのシワをとります。
背中側は背中心がずれていたら調整してくださいね。
女の子の浴衣の着付け 8
帯を結びます。
兵児帯を二枚重ねする場合はお腹に一巻きしてリボン結びにします。
一枚の場合は、二巻してくださいね。
女の子の浴衣の着付け 9
リボンとお腹側の帯を整えて完成です。
このタイミングでお腹に厚紙などの帯板を入れてもいいですよ。
兵児帯を2枚重ねるとボリュームが出て素敵ですね。
色を変えたり変わり結びにしたりと、二枚重ねだと帯結のレパートリーも増えそうです。
こちらの動画で着付けの流れや、実際の手つきなどを確認してみてくださいね。
子供(男の子)の浴衣の着付け方を動画でご紹介!
続いては男の子の着付けを見てみましょう。
男の子の浴衣の着付け
男の子の場合も女の子と着付けは同じですよ。
男の子の場合、兵児帯でも良いのですが綿の帯で大人のようにすることもできますよ。
その場合は結ぶのが大変なので付け帯を使うと良いと思いますよ。
男の子の浴衣の着付け 1
まずは浴衣に袖を通します。
男の子の浴衣の着付け 2
浴衣の右を下にして重ね、右側の紐を左の脇の下に通します。
男の子の浴衣の着付け 3
紐を後ろで交差して、前で蝶結びにします。
男の子の浴衣の着付け 4
付け帯の結び目の部分を子供の背中の中央に当てます。
男の子の浴衣の着付け 5
背中の結び目を押さえつつ、帯をぐるっと一周巻きます。
男の子の浴衣の着付け 6
帯のあまりの部分は、背中の結び目の下に入れます。
男の子の浴衣の着付け 7
そして、背中側にある紐を前に持ってきて、結びます。
結んだ紐は、帯の中に入れて隠しましょう。
浴衣のシワや帯の位置を直して、完成です。
兵児帯と違ってキリッとした印象になりますよね。
男の子は着付けの間じっとしてくれない子が多いので、付け帯を利用して素早く着付けたほうが良いかもしれませんよ。
こちらの動画で着付けの様子をチェックしてみてくださいね。
着崩れなんて気にしない!元気な浴衣姿の思い出を残そう!
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子供の浴衣は帯も柔らかく、おはしょりもないので本当に袖を通すだけで簡単に着られちゃいそうですよね。
なんだか浴衣とは言え和服、細かいルールがあるのかと思ってしまいますが、よく動く子供は着崩れて当然です。
たとえ着崩れたとしても一度着せることができたのなら、着崩れたところをさっと直せちゃいますよ。
気後れしないでどんどん着せちゃいましょう!
いつもと違う雰囲気で元気いっぱいの子供たちと、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。