天龍寺の紅葉2024の見頃時期!庭園や雲龍図の参拝料や時間は?駐車場は?
天龍寺は京都市の西端、嵯峨嵐山に位置する、京都屈指の紅葉の名所。
境内の池を縁取る赤や黄色の紅葉、そして嵐山や亀山を借景としたみごとな庭園は、秋の季節にぜひ見てほしいおすすめスポット。
1339年に後醍醐天皇を供養するため足利尊氏が建立した寺で、約680年もの間変わらない姿を維持している歴史ある寺院は風情たっぷりですよ。
真っ赤な紅葉や手入れの施された曹源池庭園の優雅な美しさは必見!
また、紅葉トンネルや紅葉じゅうたん、竹林の小径など味わい深い見どころも豊富。
今回は、天龍寺の紅葉2024年の見頃や見どころなどについてご紹介します。
※2024年は記載内容と異なる場合があります。
天龍寺の紅葉2024年 見頃の時期は?
見頃を迎えた天龍寺の美しい紅葉を御覧ください!日に照らされてキラキラしてますね。
[2024年 紅葉見頃時期]
見頃時期:11月12日頃~12月2日頃
種類:カエデ、ハナミズキ、サクラ、ドウダンツツジ、サルスベリ、など
天龍寺では11月上旬頃から木々が色づき始め、12月上旬頃まで紅葉を楽しむことができます。
ただ紅葉は気候により見頃の時期が変化するため毎年多少の違いがあります。
紅葉は桜と逆で、気温が暖かいと色付きが遅くなり、寒いと早くなります。
今年の天候等を踏まえた見頃時期予想はこちら。
2024年 天龍寺の紅葉 見頃時期予想
見頃時期:11月13日(水)頃~
落葉時期:11月29日(金)頃~
※気候の変化などにより時期が変わる可能性があります。
見頃を過ぎた頃からもしばらく(数日間)は紅葉の雰囲気を堪能できます(天候や場所などにより変わります)。
※下記は昨年の時期となっております。
色づき始め:11月2日(木)頃~
見頃時期:11月14日(火)頃~
落葉時期:11月30日(木)頃~
天龍寺のある嵐山エリアは紅葉の人気スポット。
なので、毎年秋の紅葉シーズンには多くの観光客が訪れます。
境内がとても広いので、比較的ゆっくりと見ることができますが、紅葉シーズンは海外からの観光客も多く平日でも人出が多め。
そのため、天龍寺では紅葉期間中に1時間参拝時間を早めて開門しています。
人混みを避けたい場合には、早朝にくると紅葉の庭園をじっくり鑑賞できるでしょう。
天龍寺は京都の西端にあるため、朝日が早くに当たりやすい場所でもあります。
そのため、早朝にくると、最も美しく混雑の少ないタイミングで紅葉を鑑賞できるのでおすすめですよ。
天龍寺の紅葉状況についてはこちらの天龍寺のページで確認できます。
[天龍寺]
時間:08:30~17:00(最終受付16:50)
参拝料(曹源池・百花苑):高校生以上500円、小中学生300円
参拝料(大方丈・書院・多宝殿):別途300円(16:45まで(最終受付16:30))
天龍寺の近くには同じ木に紅葉、黄葉、緑葉の3色が混在している木もあって面白いですよ。
また、散紅葉のじゅうたんや落ち葉と苔むした土も、風情があってとても癒やされます。
天龍寺の紅葉の見どころをご紹介しますね。
天龍寺(075-881-1235)
※2024年は記載内容と異なる場合があります。
天龍寺の紅葉 見どころは?
曹源池庭園
天龍寺の見どころは、なんといっても『 曹源池(そうげんち)庭園 』。
夢窓疎石(むそうそせき)を開山(かいさん・初代住職)とし、嵐山や亀山(小倉山)を借景にした庭園は、秋になるとひと際美しい姿を見せます。
現在、京都の名勝とされている嵐山や渡月橋、亀山公園なども、かつては天龍寺の境内だったんですよ。
約700年前に作庭された、曹源池を囲むように作られた池泉回遊式庭園は、世界文化遺産にも登録されている見どころの一つ。
池にくっきりと映り込む鮮やかな紅葉。
池でゆったり泳ぐ錦鯉がさらに華やかに色を添えます。
風がない日であればさらにはっきりと水面に紅葉が映り込んで、ため息が出るほどの美しい光景を見ることができるでしょう。
曹源池庭園の裏側には真っ赤な紅葉が一面を覆っている紅葉のトンネルがあり、絶好の撮影スポットでもあります。
方丈からの眺め
方丈から眺める庭園もおすすめ。
方丈の縁側やお座敷からは曹源池庭園の素晴らしい景色を一望することができるんです。
少し高い位置から眺めることができるので、額縁に収められた絵画のような美しい景色が見れますよ。
倒れそうなほど傾きながら成長している木もあって、木々の表情も豊かで見どころたっぷり。
方丈へ行くには、別途参拝料が300円かかります。
庭園とセットで800円ですが、見事な景観はそれ以上の価値が十分にあるといえるでしょう。
また、北西にある多宝殿への長い廊下の景色も趣があってこちらも素敵ですよ。
雲龍図
法堂の天井や襖には「 雲龍図 」があります。
紅葉の時期には期間限定で公開されています。
迫力抜群なのでぜひご覧くださいね。
2024年 期間:9/7(土)~ 12/1(日)※以降は土日祝
時間:09:00~16:30(最終受付16:20)
参拝料:500円
※上記は秋の期間ですが春や夏場の公開も行われています。
竹林の小径
天龍寺の北門を出ると、竹林の小径があります。
竹林の隙間からは太陽の光が差し込み幻想的な美しさ。
竹林の小径は人気なので人が多いですが、こちらも必見ですよ。
ただし一度天龍寺を出ると再入場はできないので注意しましょう。
出る前に天龍寺の散策をしっかり行ってから出るようにしてくださいね。
望京の丘
境内の裏手には小高い「 望京の丘 」があります。
少し階段を上りますが、望京の丘からの眺めはとっても良いですよ♪
ここからは境内だけでなく、紅葉に染まった京都市内を一望することができます。
広々とした上からの景色を眺めたい方は、ぜひこちらにも行ってみてくださいね。
ライトアップ
天龍寺ではライトアップは行われていません。
しかし塔頭である宝厳院(ほうごんいん)ではライトアップが実施されます。
ほの明かりに浮かび上がる、幻想的な景色を見ることができるのでおすすめですよ。
[宝厳院 秋の夜間特別拝観]
2024年 期間:11/15(金)〜 12/8(日)
時間:17:30~20:30(最終受付20:00)
拝観料:高校生以上1,000円、小中学生300円
※昼夜入れ替え制。本堂拝観は別途高校生以上500円、小中学生300円が必要になります。
天龍寺のアクセス方法と駐車場情報。
場所:天龍寺
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町(すすきのばばちょう)68
電話:天龍寺(075-881-1235)
地図:
【電車でのアクセス】
① 京福電鉄嵐山線「嵐山駅」より徒歩約3分
② JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」より徒歩約15分
③ 阪急電車「嵐山駅」より徒歩約17分
【バスでのアクセス】
① 市バス11・28・93番「嵐山天龍寺前」下車すぐ
② 京都バス61・72・83番「京福嵐山駅前」下車すぐ
【車でのアクセス】
① 名神高速道路「京都南IC」より国道1号・府道181号・186号・29号経由で約13km約30分
② 京都縦貫自動車道「大原野IC」より国道478号・9号・県道29号経由で約25km約50分
駐車場
天龍寺には約100台分の駐車場が用意されています(普通車1,000円)。
ただし紅葉シーズンはすぐに満車になりますので、周辺の有料駐車場をご利用ください。
また、周辺にはあまり駐車場が多くないので、できるだけ電車とバスを利用してくることをおすすめします。
少し離れた駅に停めてパークアンドライドをするのもよいですね。
【天龍寺周辺おすすめ駐車場】
〈京都宝パーキング〉
住所:京都府京都市右京区嵯峨天竜寺造路町31
台数:約70台
時間:08:00~18:00(※時期により変動あり)
料金:1日600円~(※時期により変動あり)
〈京都市嵐山観光駐車場〉
住所:京都府京都市右京区嵯峨天竜寺造路町31
台数:約105台
時間:08:00~17:00(※時期により変動あり)
料金:1,000円
〈阪急嵐山駐車場〉
住所:京都府京都市西京区嵐山西一川町3-5
台数:約70台
時間:09:00~17:00
料金:1,000円
交通規制
土日祝は、門前の長辻通りで北方向一方通行になっています(10:00~17:00)。
また、2024/11/23(土祝)24(日)30(土)12/1(日)の13:00~17:00の間は、長辻通りが歩行者専用道路になり車両は進入できませんのでご注意ください。
嵐山の観光をセットで楽しみましょう♪
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天龍寺の紅葉の見どころなどをお送りしました。
美しく見えるように細かく計算された庭園はまさに絶景。
風のない晴れた日に訪れれば、赤く染まった紅葉がくっきりと水面に写り込む素晴らしい光景を見ることができます。
背景の嵐山や亀山も紅葉に染まっており、視界全体に芸術的な風景が広がる様は圧巻ですよ。
天龍寺のすぐ近くには、渡月橋や竹林の小径、大河内山荘や常寂光寺、二尊院といった人気の観光スポットも数多く点在しています。
早くから天龍寺に来ると、これらの紅葉スポットをハシゴできるメリットもあります。
また嵐山駅から山間を走るトロッコ列車に乗れば、美しい峡谷を堪能することもできます。
天龍寺を訪れた際は、ぜひ嵐山エリアもセットで散策してみてくださいね♪