大曲の花火2018の日程と見どころ。おすすめの穴場や宿泊所は?
大曲(おおまがり)の花火として知られている全国花火競技大会。
この大曲の花火は、毎年8月に秋田県大仙市大曲地区において行われる花火競技大会。日本三大花火大会の1つに数えられる花火大会です。
日本各地で様々な花火競技会が行われていますが、「全国花火競技大会」と言えば、この大曲の花火のことを言うほど、歴史・伝統ともに、国内で最も権威のある花火大会なんですよ。
腕のある一流の花火師たちが魅せる、独創性豊かな花火の数々。
斬新なテーマでハイレベルな花火が次々と夜空に打ち上がります。
格の違いを感じさせる、国内最高峰の技術が結集した大曲の花火2018の日程と見どころ、おすすめの穴場スポットや宿泊所などについて下記の流れでご紹介しますね。
・大曲の花火2018の日程と見どころ!
・大曲の花火の桟敷席や有料観覧席の取り方や料金は?
・大曲の花火の穴場スポットは?
・大曲の花火を楽しめるおすすめ宿泊所は?
・大曲の花火のアクセス方法。駐車場や混雑状況は?
大曲の花火2018の日程と見どころ!
日程:2018年8月25日(土)
昼花火の部:17:30~18:15
夜花火の部:18:50~21:30
・雨天の場合
雨天決行ですが、安全が確保できないほどの荒天となった場合は延期されることがあります。その場合の延期日は未定です。
全国の花火師が目指す日本最高峰の大会!
大曲の花火は、1910年(明治43年)から続いている、国内で最も権威のある花火競技会。
全国トップクラスの花火師たちが技を競い合うコンクールで、「昼花火」、「10号玉」、「創造花火」の3部門があります。昼花火の競技会はとても珍しく、国内で唯一なんですよ。
明るい中で観る花火はとても新鮮なので是非一度ご覧になってみてくださいね。夜のように華やかではありませんがなかなかおもしろいですよ。
花火大会は17時から開始される昼花火の部と、19時から開始される夜花火の部の2部制で、当然のことながら、夜の部のほうが大きいです。
夜花火では、創造花火の部門があって、文字通りカラフルで創造性豊かな花火が発表されます。遊び心も取り入れたプロフェッショナルな超絶技巧は観る者の心を捉えて離しません。
ニコニコ花火やヒマワリ花火、アニメのキャラクター花火などは、この花火大会から生まれたんですよ。今年は一体どんな新作花火が発表されるのか、楽しみですね!
観客が熱狂!ワイドスターマインの壮大な演出
また、名物となっている「大会提供花火」からも目が離せません。
音楽に合わせて踊るように打ちあがる全長500mのワイドスターマイン、数箇所からシンクロで上がるトラの尾、一斉に上がる銀冠、錦冠など、フィナーレの速射連発まで圧巻の内容になっています。
打ち上がるたびに湧く歓声と感動のため息。観客のどよめきも最高潮に達します。
この花火は「大会提供花火」というそのままの名前で、ドイツやハンガリーを始めとする、諸外国でも打ち上げられているほど凄いんですよ。ぜひ、会場で直に観ていただきたいと思います。
この他、前年に「内閣総理大臣賞」を受賞した花火師さんによる「エキシビジョン花火」も見ものです。
周囲の山々に反射する音響の良さと、花火の邪魔になる光がない環境の良さの中で、ぜひ堪能していただきたい花火です。
視界を覆うような巨大な光の華と、ズンとお腹の底に響く迫力ある破裂音。花火のプロが集結する花火大会だけあって、大曲の花火には圧倒的な“凄み”があります。
想像を軽々と超えるレベルで展開される圧巻の一大エンターテイメント。
本気の花火の素晴らしさにきっと大いに感動することでしょう。
屋台情報
これだけ権威ある花火大会ですから、屋台(露店)も多数の出店があります。やっぱり花火と言えば屋台も楽しみたいですよね。
屋台の出店場所ですが、そのほとんどが観覧会場である雄物川河川敷運動公園に集中しています。定番のものから、秋田名物のB級グルメ、横手焼きそば、ババヘラアイス、地ビールに名物のハタハタまで、種類は豊富にありますのでご安心下さい。
辛めのソースに目玉焼きを乗せた横手焼きそばは、外せない1品ですよ!
ただし、こちらは人も集中する場所です。大曲の花火が始まる直前の時間帯には大変混雑しますから、早めに屋台を楽しみましょう。屋台を楽しむなら、15:00~18:00くらいがおすすめです。
屋台ではないですが、菓子司つじやの“三杯もち”や“あげまん”もおすすめです。
大曲の花火の桟敷席や有料観覧席の取り方や料金は?
せっかくの花火大会ですから、有料観覧席のベストポジションで素晴らしい花火を観覧したい方も多いことでしょう。
大曲の花火では、一般個人向けに桟敷席とイス席の有料観覧席が用意されています。気になるお値段は、桟敷席A:6名席23,000円、桟敷席C:5名席15,000円、イス席:1名席3,000円。
下図の会場図を見ておわかりいただけるように、イス席は両サイド、C席は後方に位置しますから、ここは6名で桟敷A席をとりたいところですね。
6名で2万3000円ですから、1人席の3,000円よりは少し割高ですが、そこは場所代というところでしょう。
有料自由観覧席は1名1,000円で、当日に支払う必要があります。
チケットはA席、C席、イス席とも「全て先着順」となっていますのでご注意くださいね。有料観覧席を取りたい方は早めのアクションが大切ですよ。
購入方法は、インターネット、直接購入の2つの方法があります。当日券はありません。
イス席は最大10席まで購入可能です。
インターネットの販売期間は6月8日10:00~6月28日23:00までとなっています。
直接販売は大曲商工会議所にて7月1日9:00頃。
また7月5日からは二次販売も行われます。
購入方法や詳細などについては公式サイトのこちらをご確認下さいね。
大曲の花火の穴場スポットは?
大曲の花火は大変な人気ですから、有料観覧席で観る人も多いです。でもたとえ特等席から観れなくても、大曲の花火を楽しむ方法はまだあります。
そこで夜空に広がる絶景が観れる穴場スポットをご紹介しますね!
・大曲中学校の周辺
住所: 秋田県大仙市若竹町7−17
地図:
打ち上げ場所から約700mほど離れています。仕掛け花火は観えませんが、打ち上げ花火は全て観ることができます。
・興栄建設付近の農道
住所:秋田県大仙市大曲西根西道地野502-2
地図:
打ち上げ会場より約1Km 、興栄建設さんの近くに開けた農地があり、農道が通っています。仕掛け花火は見えませんが、打ち上げ花火は十分堪能できると思います。
興栄建設さんは当日、敷地を駐車場(有料)に開放してくれているので、車を利用する方にはおすすめ。トイレもあります。すぐ近くにコンビニもあり!
・仙北自動車学校付近
住所:秋田県大仙市戸地谷大和田89
地図:
打ち上げ会場より約2Km。すぐそばを流れる丸子川の堤防沿いより、大曲の花火を観覧することができます。大曲駅より徒歩10分程度。駅から花火会場と反対方向へ向かうことになるので、混雑知らずです。
・大曲ファミリーキャンプ場
住所:秋田県大仙市大曲西根仁応治
地図:
打ち上げ会場より約3Km。キャンプ場なので無料というわけにはいきませんが、キャンプを楽しみながら大曲の花火が観れる場所として人気があります。トイレの心配がないのも高ポイント。
大曲の花火を楽しめるおすすめ宿泊所は?
大曲の花火を楽しめるホテルなどをご紹介しましょう。と言っても、大曲の花火会場周辺にはホテルがありませんので、客室から優雅に花火を観覧するという訳にはいかなさそうです。
そこで、会場に比較的近くて、アクセス性の良い場所にあるホテルをご紹介しますね。
・打当温泉「マタギの湯」
住所:秋田県北秋田市阿仁打当仙北渡道上ミ67
電話:0186-84-2612
地図:
安仁マタギ駅まで安心の送迎付き。花火大会終了後もお迎えが来てくれる特別プランがあります。花火が終わった後、温泉にゆっくり浸れるのが嬉しいですね。
・おやど 鶴峯館(かくほうかん)
住所:秋田県湯沢市皆瀬字小湯ノ上3-14
電話:0183-47-5335
地図:
鶴峯館では、大曲の花火当日、リーズナブルに宿泊できる素泊まりプランと1泊朝食付きプランが用意されています。温泉はもちろん源泉掛け流し。花火を観た後は、ゆっくり温泉で癒されて下さい。
・イーホテル秋田
住所:秋田県秋田市大町2-2-12
電話:018-865-7111
地図:
秋田自動車道を使えば、大曲の花火会場まで1時間足らずで行くことができます。大曲の花火限定プランがあり、わずかですがまだ空室があるようです。急いでご予約下さいね。
大曲の花火のアクセス方法。駐車場や混雑状況は?
会場:秋田県大仙市雄物川右岸河川敷(大曲花火大橋下流付近)
住所:秋田県大仙市大曲船場町1丁目
電話:0187-62-1262(大曲商工会議所)
地図:
公式HP:大曲の花火
電車の場合:JR大曲駅から徒歩30分
車の場合:秋田道大曲ICから車で10分
行き帰りの渋滞や混雑を避けるための迂回ルートマップが役立ちます。
こちらの地図を参考にうまく渋滞や混雑を避けてくださいね。
駐車場
有料と無料の駐車場を合わせて約19,000台分が用意されているとなっておりますが、かなり高い料金の駐車場もかなり含まれています。
無料駐車場も確かにあるにはあるのですが、前日の夜中から並んでおり、花火大会終了後は渋滞で日付を越すまで動かないような場所にあるので、あまり実用的ではありません。
車を利用する場合は、会場周辺は諦めて、少し離れた駅よりパーク&ライドすることをおすすめします。大仙市内の協和・西仙北・神岡・中仙総合支所駐車場などに車を止めてJR大曲駅へ移動するのも良いでしょう。
当日はラジオで交通や駐車場情報が流れているので、随時チェックしておくことをおすすめします。
交通規制も広範囲に渡って行われているのでご注意ください。こちらで当日の交通規制マップを確認できます。駐車場も確認することができます。
混雑状況
大曲の花火の観客動員数は70万人以上!
これは花火大会としては都会の花火大会以上の人出です。
普段は静かな農村地帯が、この日ばかりは人人人で溢れかえると思って下さい。
問題は、会場の混雑よりもトイレだと思います。
普段の人口が少ないので、トイレの数が足りません。
有料観覧席のある、花火大会会場には仮設トイレが多数設置されていますが、会場以外の場所(穴場スポットなど)で観覧する場合は、トイレが問題になるでしょう。
頼りになるコンビニは2軒しかないので、長蛇の列です。
車での移動を考えている方は、携帯簡易トイレの用意をおすすめしますよ。
山や川と一体化!人と自然が生んだ芸術作品
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大曲の花火についてご案内しましたがいかがでしたでしょうか。
全国でトップを争う有名な花火師が美しさや奇抜さを競う花火大会。
花火の最先端技術を堪能できるのは、大曲の花火ならではの醍醐味です。
大曲の花火は見上げるだけの花火大会ではありません。
雄物(おもの)川の水面に映る美しい花火。そして打ち上げ音は対岸の姫神山に反響して、重厚な音色を響かせます。
自然と一体化した花火は、その芸術性をさらに高め、圧倒的なスケールで人々を感動させます。
恵まれた自然環境も大きな魅力となっている大曲の花火。
噂に違わぬその実力は、泊りがけで出かけて行っても観る価値は十分にあると思いますよ。
昼は暑いので帽子や日焼け止めなどの暑さ対策、そして夜は肌寒いので、羽織るものやひざ掛けなどをもっていくと安心です。
またトイレットペーパーやティッシュをもっていくと重宝しますよ。
今年の夏はぜひ秋田の大曲で日本一の花火をご堪能くださいね!