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小学校卒業式【PTA会長の祝辞例文】感動の挨拶や壇上のマナーは?


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冬休みが明けると、卒業生は業式までのカウントダウンがはじまりますね。

 

小学校はこれから過ごすどの学校よりも長い時間を過ごした学校であると同時に、体も心も最も成長してきた学校です。

 

PTA会長として、門出を迎える彼らの背中を優しく、そして力強く押してあげられるような言葉を、最後にかけてあげたいですよね。

 

そこで今回は、小学校卒業式PTA会長の祝辞例文をご紹介します。

 

祝辞を読む際に気をつけることも併せてご紹介しますので、ぜひ参考になさってくださいね。

 

 

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卒業式祝辞の長さや内容は?【小学校卒業式PTA会長挨拶】

PTA

 

PTA会長の祝辞は3~5分が目安時間

卒業式の祝辞の目安は、3~5分程です。

 

小学生は中学や高校の生徒に比べると、集中できる時間が限られていますので、できるだけ短くまとめましょう。

 

内容構成を出だしで伝える

小学校での祝辞の場合、出だしで内容構成を伝えておくと良いでしょう。

 

例えば、

「本日みなさんにお伝えしたいことが2つあります。」
「今日はみなさんに【感謝】についてお話ししようと思います。」

などというように伝えます。

 

なぜ初めに伝える必要があるのかというと、人間は予想できないことに不快感を覚えるからです。

例えば、初めに2つと言われていれば、「もう一つは‥」と話し始めたとき、「これが最後だな」と無意識に心づもりができるので、最後まで話しを聞く姿勢でいられます。

 

要点は1つがベスト、多くても2つまで

伝えたいことはたくさんあると思いますが、話しの要点は1つに絞ることをおすすめします。

 

話しがまとまりにくいだけではなく、本当に伝えたいことが伝わりづらくなってしまうためです。

例えば、『一緒に過ごしてきた仲間の大切さ』なのか、『先生や親への感謝』なのか、『挑戦することの尊さ』なのか、『未来への可能性』なのか、話の軸となる要点を初めに決めましょう。

 


卒業式祝辞の声の大きさや読み方は?【小学校卒業式PTA会長挨拶】

スタンドマイク

 

マイクがありますので、それほど大きな声を出さなくても大丈夫です。

 

声の大きさよりも大事なのは顔の角度です。

 

用意した原稿を見ながらでは目線が下がり、それに合わせて口もやや下向きになってしまいます。

 

声がしっかりとマイクに届くように、顔の角度はなるべく変えないようにしましょう。

 

前日までに原稿は暗記してしまうくらい読み込んでおき、原稿は段落ごとの合間に出だしを確認する程度にとどめましょう。

 

声が通りやすくなるだけではなく、堂々とした印象を与えられますよ。

 

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感動的な祝辞にするには?【小学校卒業式PTA会長挨拶】

青空と満開の桜

 

感動的な祝辞にしよう!と意気込む必要はありませんが、卒業生や保護者の心に響くような祝辞にしたいですよね。

卒業生が感動する内容の場合は、「最後」を意識した祝辞にすると良いでしょう。

 

同じメンバーで中学校に進学する場合もありますが、小学校6年生として今日まで過ごしてきた時間は、もう二度と戻ってこない大切な時間です。

 

特別な行事も大切な思い出ですが、当たり前に過ごしてきた日常を思い返すような内容をいれると良いですよ。

 

保護者が感動する内容の場合は、小学校に入学したばかりのときのことを思い出してもらえるような祝辞にすると良いでしょう。

 

今では当たり前のように毎日学校へ通っているけれど、入学したときはまだ小さく、ちゃんと学校へ通えるかさえも心配だったことを思い出してもられるような内容をいれると良いでしょう。

 

小学校卒業式のPTA会長の祝辞例文。

式典 壇上のマイク

テーマ:『3つの変化とは?』(約3分)

 

卒業生のみなさん、保護者のみなさま、本日はご卒業おめでとうございます。

また、ご来賓のみなさまにおかれましては、ご多忙の中ご参列賜りまして誠にありがとうございます。

PTAを代表いたしまして、一言お祝いのご挨拶を述べさせていただきます。

 

卒業生のみなさんは、約6年前、この第一小学校の1年生として入学したときのことを、覚えていますか?

あの頃のみなさんと今のみなさんとでは、変わったことがたくさんありますね。

 

ところでみなさんは、「変化」ということについて、考えたことはありますか?

今日卒業を迎えたみなさんは、3つの「変化」を持っていることに気がついているでしょうか。

これからその3つの「変化」について、お話ししていきます。

 

1つめの変化は『変わったこと』です。

 

後ろにひっくり返ってしまいそうなくらい大きかったランドセルも、今では背負うのが少し窮屈になっていますね。

お手伝いしたくても届かなかった黒板の文字も、今では消せる場所が増えました。

 

1年生のときから今日この日まで、いったい何足の靴を履いてきたのでしょう?

一人では心細かった学校までの道も、今では当たり前の道になっています。

 

6年生のお兄さんお姉さんに教えてもらい覚えた掃除の仕方も、今度は6年生になったみなさんが優しく教えてあげました。

みなさんの体と心は、この6年間で大きく変わりましたね。

 

2つめの変化は『変わること』です。

 

この第一小学校を卒業すると、みなさんはもう第一小学校の6年生ではいられなくなります。

 

当たり前のように座っていた椅子も、もう座ることができません。

犬のお散歩してる!なんて眺めた教室からの景色も、もう見ることはできません。

いつも呼んでいた担任の先生の名前も、もう毎日呼ぶことができなくなってしまいます。

 

変わることは、嬉しいことでもあり、ときにさみしいことでもあるのですね。

 

3つめの変化は『変わらないこと』です。

 

みなさんはこの卒業を境に、たくさんのことが変わります。

しかし、一つだけ、変わらないことがあるのです。

それは、この第一小学校で6年間過ごしてきた時間です。

 

今と同じ毎日に戻ることはできないけれど、6年間の思い出はこれからもずっと変わることがありません。

 

さて、『変化』とは何なのか、もう一度おさらいをしましょう。

 

「変化」とは、嬉しいことであり、さみしいことであり、そして大切な思い出が増えていくということでした。

これからもみなさんのもとに、たくさんの「変化」が訪れることを、私は願っています。

 

最後になりますが、校長先生をはじめとする諸先生方、本日、たくさんの「変化」を経験し、そして経験していく素晴らしい卒業生を送り出されることに、心よりお祝い申し上げます。

 

PTA会長が祝辞を読む時の一連の行動の仕方は?

卒業証書授与式

 

動作は一つひとつ丁寧に

動作の基本は、一つひとつを独立させて行うことです。

例えば挨拶をするときは、「①立ち止まる ②あいさつをする ③お辞儀をする」この動作を順番に行います。

 

野球部の甲子園常連校の生徒をイメージすると良いでしょう。

 

ただし、野球部の生徒ほどハキハキとするのはPTA会長祝辞の場では不自然ですので、あくまでもイメージとして捉えてくださいね。

 

祝辞前の行動の仕方

① 起立する
② 階段の少し手前で立ち止まる
③ 職員席の方を向き、一礼をする
④ 来賓席の方を向き、一礼をする
⑤ 階段を上る
⑥ 階段を上りきったところで立ち止まり、国旗と校旗に向かって一礼をする
⑦ 演壇に向かう
⑧ 演壇の少し前で立ち止まり、正面を向く
⑨ 一礼をする
⑩ 一歩前に出る
⑪ 卒業生が起立している場合は、「どうぞお座りください。」と声をかける
⑫ 祝辞を始める

 

祝辞後の行動の仕方

① 演壇から一歩下がる
② 一礼をする
③ 階段を下りる手前で立ち止まり、国旗と校旗に向かって一礼をする
④ 階段を下りる
⑤ 職員席の方を向き、一礼をする
⑥ 来賓席の方を向き、一礼をする
⑦ 着席をする

 

卒業生に敬意を持って

卒業おめでとう

 

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小学校卒業式のPTA会長の祝辞例文をお送りしました。

 

6年間という時間で大きく成長したとはいえ、まだまだ小さな体で、今を一生懸命生きている卒業生に、敬意をこめた祝辞を述べてあげてくださいね。

 

素敵な卒業式になることを祈っております。

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