食器棚【カビの取り方と防止対策】カビ臭さ除去や上手な掃除方法は?
料理をしようと思って食器棚を開けると中にカビが!
しかもいやなカビの臭いもする‥こんな経験ありませんか?
食器棚って掃除するのも一苦労。
簡単に落ちないカビに手間取ってそのままにしておき、時間が経ってまたカビが増えているなんてこともありますね。
そんな事態にならないために、今回は、食器棚のカビ掃除の方法と臭いの取り方、カビ防止対策についてご紹介します。
食器棚にカビが発生する原因は?
カビは下記の三大原因を満たすとかなり発生する確率が高くなります。
・ 湿度が65%以上
・ 汚れ(カビの栄養源)がある
基本的に人間が暮らす室内はこの条件を満たしやすい環境です。
そして、密閉されているため水分を含んで湿度が高い食器棚は、室内の中でも特にカビが発生しやすい環境なのです。
食器棚のカビの取り方!上手な掃除方法は?
カビが生えてしまったらとにかく早めにお掃除をしましょう。
今回は簡単に誰でもできる掃除の方法を説明していきます。
また、カビ掃除の際はカビを吸い込まないように、できるだけマスクをして行いましょう。
食器を全て出す
まずは、掃除しやすいように食器棚の中の食器を全て別の場所へ移動しましょう。
奥にしまって長い間そのまま放置していた食器は、カビや染み(黄ばみ)がついている可能性もあるので、合わせて確認しておきましょう。
たとえば、結婚式の引出物など、箱に入れたままのものでも、開けてみるとカビや染みがついていたりします。
埃をとる
食器棚の中とはいえ、埃が意外に溜まっている可能性があります。
埃はカビにとって栄養源となりますので、なるべくこまめに掃除していきましょう。
特に奥の方や、あまり頻繁に食器の出し入れをしないところはホコリが溜まりやすいので、チェックしておくと良いですよ。
アルコールをかけたティッシュで拭く
カビの除去には、すぐに乾いて食器棚に使っても安心なアルコールがいいでしょう。
できれば棚に直接吹きかけるのではなく、ティッシュなどに染み込ませて隈(くま)なくカビを拭き取っていきましょう。
充分に換気する
アルコール拭きまで終わったら、数時間ほど開けっ放しにして、換気しましょう。
湿気をなくし、カビが発生しにくい環境を整えるとともに、掃除で舞ったカビや埃を逃します。
キッチンやお部屋の窓を開けてもいいですし、窓を開けられない・窓がない・窓を開けたくないといった場合は、換気扇をつけるだけでも充分効果がありますよ。
こまめなお掃除が大事
ここまでの掃除をできるだけ一ヶ月に1回は行うことで、カビを発生させない環境ができあがっていくでしょう。
一ヶ月に1回が難しい場合は、シーズンごと(3ヶ月)や半年ごとでも良いでしょう。
特に、梅雨の時期は確実にお手入れしておくと、かなりカビの危険性を除去することができます。
たまに食器棚のドアをすべて開けっ放しにしておくだけでも充分なカビ対策になりますよ。
これは靴箱や洗濯機でも使える簡単なカビ対策方法ですね。
食器棚のカビの臭いを除去する方法は?
アルコールで掃除すると、カビの臭いも取れる場合が多いですが、もし臭いが残った場合は消臭剤で除去しましょう。
市販の消臭剤でも良いのですが、食器棚に使う消臭剤なのでなるべく変な匂いではなく、素材も安心なものがいいですよね。
今回はそんな点も考慮して、重曹で消臭剤を作る場合をご紹介します。
重曹で消臭剤をつくるメリット
重曹は食材にも使われるため、ナチュラルな成分なので食器棚に使っても安心です。
また、重曹はカビの臭いの元となる酸性を中和して無臭にするアルカリ性の性質があり、消臭効果があります。
さらに、湿気を吸い取る効果もあるのでカビのさらなる繁殖を防ぐこともできますよ!
『重曹消臭剤』の作り方は?
重曹を使った消臭剤の作り方はいたって簡単です。
蓋(ふた)の空いた瓶や深皿に重曹を入れて、棚の中に置くだけです。
そうすると、いやなカビの臭いを重曹が吸い取ってくれます。
もし、容器の転倒などが気になる方は、ラップをしていくつか穴を開けたりするのもいいでしょう。
効果は大体3ヶ月ほどでなくなるので、3ヶ月に一回は取り替えるようにしましょう。
重曹自体は100均、ドラッグストア、スーパーなどどこでも手に入りますし、かなり安上がりなのでお得ですよ。
料理、お掃除、お洗濯など日常のほとんどのことに使えて、人間やペットにも優しい超万能アイテムです。
食器棚のカビを予防する対策方法は?
カビができた後の掃除も大切ですが、そもそもカビを作らないための予防もとても大切です。
食器棚に臭いや不衛生の原因であるカビを作らない、作らせない予防法を見ていきましょう。
食器の水分は完璧に拭き取る
湿気はカビ発生の一番の大敵です。
もし、水の拭き残しがある状態で食器をしまっていくと、すぐに食器棚は多湿になります。
そのため、食器は完全に水分を拭き取るか、しばらく乾燥させて一滴の水も付いていないようにして食器棚にしまいましょう。
食器を整理整頓する
たくさん入るからといって食器を詰め込むと、空気の流れが悪くなり乾燥しにくくなります。
そのため不要な食器は処分するなどして、食器と壁の間や食器同士の間には必ず数センチの感覚を空けましょう。
頻繁に換気する
人間の住む場所なので、注意しても湿度は高くなってきます。
そのため、意識的な換気が必ず必要です。
家の中も臭いがこもると換気しますよね?
あれは食器棚の中といえども同じです。
できれば全ての食器を棚から出し、扉を全開にして数時間空気を入れ替えましょう。
頻度としては1週間に一度は行うといいでしょう。
ひとつ食器棚の湿度を上げない簡単なコツとして、『きちんと閉めない』という方法もあります。
常に少し空いている状態なので、中に湿気がこもりにくくなりますよ。
定期的に掃除する
食べ残しのカスや埃などは臭いカビの栄養源になります。
換気のタイミングで大丈夫なので、埃を取ったり汚れを取ったりの掃除は必ず行なっていきましょう。
勝手にできるカビはない
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食器棚のカビの取り方や防止対策方法をお送りしました。
カビができるときには必ず、カビができる原因というのがあります。
食器棚のカビは、カビにとって楽園となる可能性が非常に高い場所です。
でも、しっかりとした対策と予防でいやな臭いのするカビの発生を防ぐことはできます。
正しい対策方法を実践し、カビを効果的に除去しつつ、カビのない空間にしていきましょう!