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【告別式の挨拶例文】喪主(長男・妻)・親族代表・孫代表・友人代表。


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大切な人とのお別れはとても悲しいことです。

 

最後に思いを込めてお見送りをしたいものですが、喪主は告別式が終わるまでしんみりと悲しんでいる暇はありません。

 

準備や手配などのことはもちろんですが、参列してくださった方々に挨拶というものがあります。

 

省略される方もおられますが、せっかく来てくださった方々に生でお礼を言いたいという方も多いですね。

 

しかし、「なにを言っていいんだろう」「短いと変かな?」「長いといやがられるかな?」「アレも言いたいコレも言いたい」などと考え出したら途方に暮れてしまいますよね。

 

そこでいざという時のために、ここで整理していきましょう。

 

今回は、告別式の挨拶例文を立場別にご紹介します。

 

 

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告別式の挨拶(弔辞)の内容や長さは?声の大きさや早さは?

こちらポーズのお坊さん イラスト

 

告別式の挨拶の内容はどういう感じにしたらいいの?

告別式に参列される方の中には、仕事仲間や趣味での仲間の人など初対面の方がおられるので、まずは自己紹介ですね。

 

故人との関係も言わないと名前だけでしたらわからない方もおられます。

 

そして、告別式に参列してくださった方々へのお礼を言いましょう。

 

遠方から忙しい中かけつけてくださった方もおられます。

 

また、故人が生前に親しくしてもらったから参列していただいていますので、故人にかわってお礼を言いましょう。

 

告別式に来られた方に、故人のエピソード(家族の中ではどんな人だったか、どんな趣味を持っていたか)を入れると、参列された方も喜ばれると思いますよ。

 

最後は、これから残された家族はどうしていきたいか、お力添えをお願いしますという言葉でしめましょう。

 

長さは、だいたい1分から3分くらいが、短くもなく長過ぎもなくで丁度いいといわれています。

 

声の大きさや話すスピードはどれくらいがいいの?

ポイントポーズの喪服の女性 イラスト

 

元気に笑いながら大きな声でするというのは、さすがに「なんだこの人は?」と思われるのでやめましょうね。

 

そんな気持ちにならないと思いますが念のために。

 

かといって、ボソボソと聞き取れないような声で話すのも考えものですから気をつけましょう。

 

悲しみをあらわす様子としてはありかもしれませんが、せっかく告別式に参列してくださった方々への挨拶なので聞き取れるような声で話しましょうね。

 

会館などで告別式をする場合などはマイクが用意されていることもありますので、その時は必要以上に大きな声を出さなくても大丈夫です。

つまり、大きすぎず小さすぎず、声のトーンは少し低めに、早さは参列された方々が聞き取れるくらいのスピードがベストです。

だいたいは緊張して心臓の音が聞こえたりしますので、メトロノームのようにリズムをとるといいかもしれませんね。

 


告別式の喪主の挨拶(弔辞)例文。長男や妻の場合は?

喪服の男女 イラスト

 

さきほどのことを踏まえて例文をご紹介します。

 

これは参考の例文なので、ご自分のご家族にあてはめて考えてくださいね。

 

長男の場合

本日は皆様お忙しいところ、父○○の葬儀にご会葬くださり誠にありがとうございました。

 

私は長男の○○と申します。

親族を代表してご挨拶させていただきます。

 

おかげさまで、無事葬儀を執り行うことができました。

皆様から生前に賜りましたご厚誼(こうぎ)に父に代わりまして、心より感謝申し上げます。

 

父は仕事熱心で、まわりから真面目一徹な人と思われていますが、家族の中では冗談も言い笑いの中心でした。

 

父は釣りが趣味で休みの多くは釣りに出かけて必ず魚を釣ってきました。

 

たいした釣り名人だと思っていたのですが、実は釣れなかった時は魚屋さんで買っていたのを私は目撃した事があります。

 

プライドが高いというより私達が喜ぶ顔を見たかったのだと思います。

そんな家族思いの父でした。

 

今日の告別式にこれだけの方々が参列してくださったことは、本当に皆様から愛されていた人なのだと胸が熱くなりとても感謝しています。

 

これからも残された私達家族に父の生前と変わぬご厚誼をいただき、ご指導を賜りたく存じます。

 

本日はありがとうございました。

 

妻の場合

遺族を代表いたしましてご挨拶をさせていただきます。

 

私は故人の○○の妻で、○○と申します。

 

皆様ご多用の中、たくさんの方にご参列いただきまして誠にありがとうございました。
皆様から故人の生前にいただきましたご厚情を心から感謝申しあげます。

 

思えば元気だけが自慢だった夫が、突然に病に倒れて、帰らぬ人となってしまいました。

 

子供たちが小さい時は、山登りや海水浴など休みになると連れて行ってくれ、とても優しい良き父であり、夫でありました。

 

突然の別れに、まだ家族全員信じられない気持ちでいっぱいですが、これからは家族で力を合わせて、夫の分もがんばっていきたいと思っております。

 

これからも皆様のお力添えやご教授、ご鞭撻を賜りたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

本日はありがとうございました。

 

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告別式の喪主の挨拶(弔辞)例文。孫代表や親族代表の場合は?

蓮の花 イラスト

 

孫の場合はまだ若い場合が多いので、その場合はかしこまらずに素直に挨拶するのが良いですね。

 

孫代表の場合

本日は祖父○○のために、たくさんの方々のご参列をいただきまして、誠にありがとうございました。

 

孫代表として、○○の長男の息子である○○が一言ご挨拶をさせていただきます。

 

なぜ私が選ばれたかと申しますと、皆様もご存知のように祖父は将棋のアマチュア名人といわれた人で、孫で唯一私だけが将棋が趣味で祖父の指導を受けていましたので、皆から私がしたほうが喜ぶといわれまして、させていただくことになりました。

 

ふだんは優しい祖父でしたが、こと将棋になると鬼と変貌して、子供の頃から私が泣いても容赦なく手加減してくれませんでした。

おかげで強くなれましたことを祖父に本当に感謝しています。

 

ご参列の中には、祖父を通じてご教授いただきました先生方も多数おられます。

これからも祖父の生前の時と変わらずご指導いただけたらと思います。

 

本日はありがとうございました。

 

親族代表の場合

本日はご多忙の中、たくさんの方々のご参列を賜りまして誠にありがとうございました。

 

私は故人の従兄弟で○○と申します。

 

なにしろ突然の別れでしたので遺族が本来ならばご挨拶のところ、私が親族を代表して一言ご挨拶をさせていただきます。

 

生前からの皆様のご厚情を故人にかわり心から感謝いたします。

さぞかし故人も喜んでいることと思います。

 

私と○○は家が近所だということもあり、○○の家が商売をしていた関係から学校から帰るのは私の家で、まるで兄弟のように育ってまいりました。

 

子供の時からゲームが強く、いつも負けていて悔しい思いをしていましたが、その彼がゲームを作る仕事をするようになったのは持って生まれた才能だったのでしょう。

 

「おまえは凄い奴だ」と生きている時に言ってあげればよかったと悔やまれてなりません。

 

本人にとっても突然の死でしたので、色々と心残りがあるかと思います。

残された家族のことも心配だと思っています。親族で支えていこうと思っております。

 

皆様にも今後色々とお世話になることもあるかと存じますが、故人の生前と変わらず、なにとぞよろしくお願いします。

 

簡単ではありましたが、皆様へのお礼のご挨拶にかえさせていただきます。

 

本日は、誠にありがとうございました。

 

告別式の喪主の挨拶(弔辞)例文。友人代表の場合は?

供花 イラスト
友人代表の挨拶は、告別式の中での「弔辞」という形になりますね。

 

友人ですので、呼びかける形がいいですね。

○○。

 

3年前に僕が大病した時に「僕の葬式の弔辞は君が読んでくれよ」と約束したのに、まさか君のほうがが先にいってしまい僕が読む事になるなんて、とても信じられないよ。

 

君と出会ったのは幼稚園の入園式だった。
はじめて親と離れて泣いていた僕の頭を叩いて「男だったら泣くな」と怒られたのがきっかけだったな。

 

しかし君も目に涙があったのを私は見過ごしていなかったよ。

 

本当に腐れ縁というか、大学まで一緒に過ごしたのは、不思議な縁だったな。
考えてみたら家族以上に一緒に過ごしていたというわけだ。

 

僕はさみしいよ。

たぶん逆の立場だったら、君も同じ事を言っていただろうなと思うと心が痛い。

 

どうか安らかに眠ってくれ。
そしてあの世とやらで僕が行くまでゆっくりと待っていてくれ。

 

生涯の大親友○○、本当にありがとう。

 

告別式の挨拶は故人にかわって感謝の言葉を伝えよう

数珠を持った和尚さん イラスト

 

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告別式の挨拶の内容や立場別の例文をお送りしました。

 

告別式の挨拶だから堅苦しいのがいいのではないかと思われがちですが、定番の最初のお礼や締めの言葉以外は、ご自分の言葉で素直に話されるのが良いと思いますよ。

 

そのほうが参列された方々の心にも届きますし、気持ちもこもりますね。

 

人の本当の死は、人の心から忘れられることといわれています。

 

少しでも心に残るエピソードなどを入れると、「ああ、この人はそういう人だったんだ」という新しい命が吹き込まれることで、本当の死を伸ばすことができるかもしれませんね。

 

それが最後の孝行にもなって、故人にかわって参列してくださった方々へのお礼にもなると思いますので、がんばって挨拶してくださいね。

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