北野天満宮の梅2025の見頃と開花!梅苑公開や梅花祭は?ライトアップは?
北野天満宮の梅花祭の季節がやってまいりました。
京都の観光名所でもある北野天満宮は、学問の神様である菅原道真がまつられている神社ということで有名ですね。
境内は受験シーズンこそ、合格祈願や絵馬の奉納に来た受験生でにぎわいますが、梅の花の時期にはまた違った一面を見せます。
それは、北野天満宮には約1,500本もの紅梅白梅が、一重、八重と競うようにして匂う梅苑があるからなんですよ。
一足早い春の訪れを感じながら、梅の香の中でいただく野点の一服はまさに至福の味。
今回は、京都北野天満宮の梅2025年の開花状況や見頃、梅苑公開期間やライトアップなどについてご紹介します。
※下記は以前の内容となっております。
※2025年は記載内容と異なる場合があります。
この記事の目次
北野天満宮の梅2025年 見頃や開花状況は?
まだ寒い時期から可憐に咲く梅。北野天満宮は早い時期から豊かな香りに包まれますよ♪
[2024年 開花・見頃時期]
開花時期:12月21日頃~3月8日頃
見頃時期:2月13日頃~3月5日頃
最見頃予想:2月16日~3月1日頃
北野天満宮の梅の開花時期は、例年2月上旬頃から3月下旬頃まで。
毎年恒例の梅花祭が行われる2月25日の開花状況は、例年5分咲き~8分咲き(見頃)といったところ。
本格的な満開時期は、2月下旬から3月上旬にかけてです。
ただし、梅は気候により見頃の時期が変わってきますので、毎年一定ではありません。
天候を考慮した今年の開花・見頃の時期予想はこちら。
2024年 北野天満宮の梅 開花・見頃時期予想
5分咲きくらいから早めの見頃となり、7分咲きはほぼ満開状態です。
咲き始め :12月22日(金)
五分咲き :2月13日(月)頃
見頃時期 :2月18日(日)頃
こぼれ梅 :2月29日(木)頃
見頃過ぎ :3月5日(火)頃
※気候などの影響により変動する可能性があります。
“見頃過ぎ”後もしばらくは梅の花を楽しめます(遅咲きの本数や天候など状況にもよります)。
※下記は昨年の開花の流れとなっております。
開花予想日:12月22日(木)
[1分咲き:2/3(金)、3分咲き:2/10(金)]
五分咲き :2月18日(土)頃
見頃時期 :2月24日(金)頃
こぼれ梅 :3月11日(土)頃
見頃過ぎ :3月15日(水)頃
一般公開の時期は開花状況によって数日ずれますが、開花状況についてはこちらの北野天満宮 北の文化研究所のページで随時確認できます。
北野天満宮(075-461-0005)
※2025年は記載内容と異なる場合があります。
梅苑公開の期間や入場料金は?ライトアップの時間は?
北野天満宮の梅苑は梅の開花状況に合わせて一般公開されます。
今年の梅苑公開とライトアップの期間と時間はこちら。
[2024年 梅苑公開]
日程:2/1(木)~ 3月下旬
時間:09:00~16:00(最終受付15:40)
料金(茶菓子付):中学生以上1,200円、小学生600円
[2024年 ライトアップ]
日程:2/23(金)~ 3/17(日)の金土日
時間:日没~20:00(最終受付19:40)
※要入苑料(金額は上に同じ)
[2024年 第3回北野盆梅展]
日程:1/13(土)~ 28(日)
時間:09:00~16:00(最終受付15:40)
料金:500円
場所:北野天満宮 文道会館ホール
早咲きの「寒紅梅」に始まり、うっすらと青緑色の「月の桂」、「黒梅」、「雲龍梅」。
「見驚梅(けんきょうばい)」、「照水梅(しょうすいばい)」、「冬至梅」、「蝋梅」、1本の樹に紅梅と白梅が乱れて咲く「思いのまま」などさまざまな梅が次々に開花していきます。
約1,500本、50品種の梅が植えられているので、楽しめる期間が長いですよ。
夜間はライトアップもおすすめ。
約500灯のろうそくが照らす梅の花の中を散策してみましょう♪
優しい色合いの灯りが梅の花や木々をやわらかく照らしていて、とても素敵な情景ですね。
宝物殿の展覧会
北野天満宮の宝物殿では展覧会も行われます。
その年によって展示されるものは変わりますが、重要文化財や御神宝などもあり、どれも一見の価値があるものばかりです。
歴史に興味がなくても十分楽しめますのでぜひご覧になってみてくださいね。
[春の特別公開]
2024年 期間:1/25(木)~ 3/25(月)
時間:09:00~16:00(最終受付15:45)
料金:大人1,000円、中高生500円、小学生250円
参拝情報
[楼門の開閉時間]
07:00~17:00
[授与所受付時間]
09:00~16:30
[ご祈祷受付時間]
09:00~16:00
『梅花祭』や『野点大茶湯』の日程や内容は?
梅花祭は毎年、北野天満宮にまつられている、菅原道真公の命日である2月25日に行われます。
今年の梅花祭の日程と時間はこちら。
2024年 日程:2/25(日)
時間:10:00~11:00
900年以上も続いてきた伝統のある梅花祭。
道真公と梅の花の関係についてはあとで詳しく説明いたしますね。
梅花祭では10:00より祭殿にて、「梅花御供(ばいかのごく)」と呼ばれるお供えが献上されます。
4斗の米を蒸して大小2個の台に盛ったものと、男女の厄年にちなんで白梅42本、紅梅33本が供えられるのです。
梅花祭野点大茶湯
それに合わせて10:00より15:00まで、三光門前広場では、上七軒歌舞会の芸妓さんや舞妓さんがお手並みを披露する野点(のだて:茶会)が開かれます。
2024年 日程:2/25(土) ※雨天決行
時間:10:00~15:00
受付:文道会館(最終受付:14:30)
会場:紅梅殿前「船出の庭」特設会場
料金:3,000円
この野点を拝服するためには、2024/1/25(木)から先着3,000名で配布される、「拝服・宝物殿拝観・撤饌(てっせん:神様にお供えしたもののお下がり)引換券」の3連券(3,000円)が必要です。
人気があるので当日までにはしっかり売り切れてしまいます。
野点拝服を希望する場合は早めに入手しましょう。
撤饌とは別に、授与所では神事に使用した玄米を「厄除玄米」として1袋100円でいただくことができます。
こちらは前売り券は必要ありませんが、数に限りがありますのでやはり早めに入手されることをおすすめします。
梅苑の見どころは?縁日や混雑は?
梅苑へ
梅花御供を見物し、芸妓や舞妓さんたちの美しいお手前を拝見した後は、梅苑へまいりましょう。
入場料として中学生以上1,200円、小学生600円がかかりますが、こちらは嬉しい茶菓子付き。
公開時間は09:00~16:00まで。
野点拝服の栄誉にあずかれなかった方も、梅苑で風流を味わうことができますよ。
北野天満宮の梅は縁起物!
北野天満宮で育った梅は、正月の縁起物としてもとても人気があるんですよ。
学問・芸能の神様である、天神さまの御神徳が宿るとされています。
土用干しした梅の実を奉書紙で包んだ『大福梅』は、12月13日の事始めから終い天神の頃まで社頭で授与されます。
梅の剪定ででる枝に厄除の玄米入りひょうたんを付けた『思いのまま』は、元日の0時より授与されます。
幸運を呼び込む縁起物なので、普段の生活や仕事、受験にもおすすめですよ。
縁日
毎月25日は縁日の日。
2/25も縁日が行われるので、境内には朝早くから多くの屋台や露店が並びます。
通常のお祭り屋台のほか、骨董品や植木、古着などのお店も出店していますよ。
時間は06:00~21:00で、日没からは境内のライトアップもあります。
混雑状況は?
北野天満宮への参拝は比較的すんなりと参拝できます。
ただし、ご神木付近には人だかりがあることは覚悟してください。
樹齢300年以上の梅の花はそれは見事ですが、特に2月25日の梅花祭当日は、前方にいる人々の頭の間から写真撮影、といった感じになります。
梅苑へは2月25日梅花祭当日を除けばすんなり入苑できます。
人出はありますが、ゆっくり鑑賞することが可能ですよ。
梅花祭当日はかなりの人出があります。
しかし苑内が広いため、休憩所以外はさほど苦にはならないでしょう。
人が多すぎて梅の花が見えない、身動きがとれない、ということはありませんのでご安心くださいね。
菅原道真公の飛梅(とびうめ)伝説とは?
菅原道真
菅原道真公は幼少より和歌の才能にめぐまれました。
任官後は政治にもその才覚をあらわし、右大臣の地位にまで上りつめます。
しかし時の左大臣、藤原時平との政権争いに敗れて大宰府(福岡県太宰府市)に左遷されることに。
この時、後の世に広く伝えられるようになったこちらの和歌が詠まれました。
にほひをこせよ 梅の花
あるじなしとて 春なわすれそ
現代語で言うとこのような意味合いになるでしょうか。
春がきて東風が吹いたら、花を咲かせて匂っておくれ、梅の木よ。
あるじの私が都からいなくなってしまっても、春の到来を告げることを忘れてはならないよ。
飛梅伝説
風流人である道真公は、屋敷内の梅の木をとても愛でていました。
道真公が大宰府で都を懐かしんでいる頃、残された梅は道真公を慕い、一夜のうちに大宰府まで飛んでいって降り立ったといいます。
これが飛梅伝説で、北野天満宮のご神木とされている梅の木は、飛梅より株分けした伝説伝承の木であるとされています。
北野天満宮
道真公が大宰府で失意のうちに亡くなると、都(京都)には落雷などの天変地異が起きるようになり、道真公の呪いではないかといううわさが広まりました。
そこで道真公の霊を慰めるために創建されたのが北野天満宮です。
天暦元年(947年)、今から1,000年以上前のことです。
以来、全国に1万2千社以上ある天満宮・天神社の総本社として広く人々の信仰を集めています。
北野天満宮周辺おすすめ観光スポットは?
梅まつりや参拝の際には北野天満宮周辺の観光も楽しんでみてはいかがですか。
北野天満宮周辺のおすすめ観光スポットをご紹介します。
北野天満宮へ参拝して、お時間に余裕のある方はこちらへもお立ち寄りください。
天神堂【京都市】
創業55年の伝統のある焼餅屋さん。
カリっと香ばしく焼いたお餅の中は自家製のつぶあんでどこか懐かしい味。
用意してくれたお茶とともに店内で食べることもできます。
ただし地元でも人気のお店なので、午前中で売り切れてしまうことも。
11:00の開店を目指してお召しあがりください。
電話:075-462-2042
時間:10:00~18:00
駐車場:なし
定休日:不定休
地図:
城南宮(じょうなんぐう)【京都市】
方除け大社、城南宮では、北野天満宮とほぼ同時期に「しだれ梅と椿まつり」を開催しています。
社殿の西に広がる「春の山」の約150本のしだれ梅は、北野天満宮の梅苑とはまた違った趣きで、訪れる人の目を楽しませてくれます。
神苑内のお茶席「楽水軒」では、300円で巫女さんが立てたお抹茶を拝服することができますよ。
住所:京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町(なかじまとばりきゅうちょう)7
電話:075-623-0846
時間:09:00~16:30(最終受付16:00)
料金:[神苑]高校生以上600円、小中学生400円
駐車場:約200台(無料)
地図:
晴明神社【京都市】
漫画、陰陽師で注目を浴びた晴明神社は漫画の影響もあり観光客も増えました。
星印の入った灯篭もあり雰囲気がありますよ。
安倍晴明が祀られている、ゆかりのパワースポットです。
境内にある晴明井は念力により湧き出た井戸と言われていて、病気平癒のご利益があります。
お守りにも五芒星の刺繍が入っていて安倍晴明のパワーが頂けます。
住所:京都府京都市上京区晴明町806(堀川通一条上ル)
電話:075-441-6460
時間:09:00〜18:00
駐車場:なし
地図:
二条城【京都市】
二条城は国宝や重要文化財を擁していて見どころ満載の観光スポット。
お城の中をゆったりと散策するのも素敵ですね。
有名なうぐいす張りの廊下も体験しましょう。
キュッキュッと音を立てて歩くのも楽しいですよ。
住所:京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
電話:075-841-0096
時間:08:45~17:00(最終受付16:00)
料金:[入城(二の丸御殿観覧)]大人1,030円、中高生350円、小学生200円
駐車場:[第1駐車場(二条城東側)]約120台(2時間1,050円・以降200円/1時間)[第3駐車場(二条城南側)]約20台(2時間800円・以降200円/1時間)
定休日:12/29~31
地図:
あかりデザイン工房【京都市】
あかりデザイン工房では和紙を使ったランプの手作り体験ができますよ。
気軽にチャレンジできるので観光にピッタリですね。
楽しみながらランプ作成ができますよ。
事前に予約が必要ですが、2人からOKです。
和紙で作ったランプは癒されるので自分用にもプレゼント用にもおすすめです。
住所:京都府京都市上京区下之町422
電話:075-496-8835
時間:10:00~19:00
料金:スタンダードコース5,000円または6,000円、ライトコース3,500円
駐車場:なし
定休日:不定休
地図:
北野天満宮のアクセス方法と駐車場情報。
場所:北野天満宮
住所:京都府京都市上京区馬喰町(ばくろちょう)
電話:北野天満宮(075-461-0005)
地図:
【電車でのアクセス】
〔バス〕
JR「京都駅」→市バス50・101系統
JR・地下鉄「二条駅」→市バス55系統
JR「円町駅」→203系統
地下鉄「今出川駅」→市バス51・102・203系統
京阪「出町柳駅」→市バス102・203系統
京阪「三条駅」→市バス10系統
阪急「大宮駅」→市バス55系統
阪急「西院駅」→市バス203系統
※それぞれ「北野天満宮前」下車後すぐになります。
〔徒歩〕
京福電車「白梅町駅」より徒歩約5分
【車でのアクセス】
名神高速「京都南IC」「京都東IC」より約30分
駐車場
無料駐車場あり(09:00~17:00)。
ただし梅花祭の2/25は縁日で露店が出るため、無料駐車場は利用できません。
周辺の駐車場は台数が少ないので、電車とバスで行くことをおすすめします。
春を告げる美しい花々と豊かな香り
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北野天満宮の梅の見頃や梅苑公開、梅花祭ライトアップなどをお送りしました。
万葉集にもこのような和歌があります。
『正月(むつき)立ち 春の来たらば かくしこそ 梅を招(を)きつつ 楽しみを経(へ)め』
(2月になって春がやってきたら、こうして梅を見ながら楽しみましょう 大弐紀卿(だいにきのまえつきみ))
2月はもちろん、1月から早咲きの梅はちらほらと咲いていきます。
ふっくら膨らんだつぼみも可愛いですよ。
これから咲くぞという雰囲気に満ちていてワクワクしますね♪
ライトアップや野点、展示会、縁日などもあるので1日中楽しめますよ。