ホタルの時期とおすすめの時間帯！地域や種類によって違う？
ホタルの優しく幻想的な明かりは、ずっと見ていても飽きませんよね。
昔はどこにでもいたホタル。
でも、今は近くで見られる場所も少なくなってきました。
短い時期にしか観賞することができないホタル。
では、いつ頃見に行けばいいのでしょうか？
また、地域やホタルの種類によって、違うのでしょうか。
今回は、ホタルの時期や時間帯、ホタルの生体についてご紹介します。
今年の夏は、ホタルの光に癒されるのもよいかもしれませんね(^^)
・ホタルの見れる時期はいつ？寿命は？
・ホタルを見るおすすめの時間帯は？
・ホタルの見れる時期は地域によって違うの？
・ホタルの種類は？
・雨の日でもホタルは見られる？
ホタルの見れる時期はいつ？寿命は？
ホタルは、いつからいつまで飛んでいるのでしょう。
ホタルは6月頃に卵を産みます。
そこから羽化して成虫になり、地上に出てくるのは約1年後です。
羽化後のホタルは、なんと約2週間で死んでしまいます。
羽化してからのホタルの命は短いのですね。
ゲンジボタルの時期は5～7月。
ヘイケボタルは6～8月が一般的な観賞時期です。
６月頃になると、ホタル祭りが各地で開催されます。
お祭りも兼ねて、ホタル観賞を楽しむのもいいですね！
ホタル観賞におすすめの時間帯は？
ホタルの飛ぶ時間は夜に3回あります。
２回目は、23:00前後。
３回目は、深夜02:00頃です。
最も見られるのは20:00～21:00の時間帯と言われています。
ちょうど、夕食が終わる頃ですよね。
5月・6月は、山の方はまだ少し冷えるかもしれません。
薄手のカーディガンなど持っていくと良いと思いますよ。
ホタルの見られる時期は地域によって違うの？
その年の気候等にもよりますが、おもな見頃期間は下記のとおりです。
北海道：7月上旬～8月上旬
東北地方： 6月中旬～7月上旬
関東地方：5月下旬～6月中旬
中部地方： 5月中旬～6月中旬
近畿地方：5月下旬～6月中旬
中国・四国地方： 5月中旬～6月中旬
九州地方： 5月中旬～6月中旬
沖縄：4月下旬～5月下旬
2024年 地域別 ホタル出現時期の予想はこちらをご参照ください。
上記マップの期間は今後の天候次第で変わる可能性もあります。
こちらのウェザーニュースで現在の全国のホタルの出現傾向を調べることができます。
5～6月頃に発表されるのでチェックしてみましょう。
2024年の出現は早い？遅い？
ホタルの出現は気候により変動します。
特に冬から春にかけての気候が大きく影響します。
2024年は、1～2月は暖かく3月以降は比較的寒い日が多かったため、『例年とほぼ同様もしくは少し早め』と予想されます。
昨年よりは遅めとなるでしょう。
また、気候のほか、台風や豪雨など、自然災害にも影響されますので、これらの災害があったところはホタルの出現が遅くなる傾向にあります。
出現数は？
ホタルの出現数は、早いほど数が分散されるので、1回1回の出現数は少なくなります。
ホタルの種類は？
ホタルの種類は、日本だけで約50種類くらいになります。
その中で、日本で多く見られるのが、ゲンジボタル・ヘイケホタル・ヒメボタルです。
『 ゲンジボタル 』は、強い光でゆっくりと発光します。
河川など流水のある場所に生息し、主に、本州・九州・四国地方で見られます。
『 ヘイケボタル 』は、発光は弱めでチカチカと揺れるように光ります。
沖縄以外の日本各地見られ、多少、水が汚れている場所でも生息できるようです。
『 ヒメボタル 』は、黄色く強めの発光で、水が全くない場所でも生息することができます。
違いを知っていると、見たときにどの種類か分かるかもしれません。
あなたはどの種類の発光がお好みでしょうか。
雨の日でもホタルは見られる？
ホタルは、湿度の高い暖かい日によく見られます。
風が強い日や、雨の日は見ることができないので、事前に天気予報をチェックして出かけましょう。
ホタルは6月頃に産卵します。
昨年大きな台風などの災害があった場所は、卵が飛ばされて数が少ないかもしれません。
その地域の昨年の台風情報も調べておくとより確実ですね。
ホタル観賞を楽しむために。
【関連記事】
ホタルの時期や時間帯、種類についてお送りしました。
ホタル観賞をするときは、近隣の住民の人に迷惑をかけないように、正しいマナーで楽しんでくださいね。
夜なので、静かにホタル観賞しましょう。
ジュースや食べたもののゴミは、必ず持ち帰りましょう。
ホタルは月明かりのあまりない、暗い日に見ると、よりいっそう美しく見られます。
電灯のない場所に行くときは、懐中電灯を持参しましょう。
ホタルの時期は短いです。
足元に気を付けて、幻想的なホタルの明かりをお楽しみくださいね。