ダウンジャケットの洗い方!自宅の洗濯機で洗う方法とコツは?
ダウンジャケットはシーズンが終わればクローゼットなどに保管しますね。
汚れたままではカビの原因になることもあるので、ダウンジャケットを綺麗に洗濯したいところです。
クリーニングに出せれば簡単ですが、お金もかかるし、かさばるので持っていくのも少々面倒‥。
かといって家で洗うのは勇気がいる。
ちょっとしか着ていないから、今年は洗濯しないでもいいかな?
いえいえ、汚れを残したまま仕舞い込むとカビや虫くい、変色の原因になりかねません。
来年も気持ちよくダウンジャケットを着るためにも、洗えるものは家で洗ってみてはいかがでしょうか。
実はダウンジャケットは自宅でも洗濯することができますので、自分で綺麗にできるんですよ。
今回は、ダウンジャケットの洗い方やコツをご紹介します。
洗濯機を上手に使う方法もご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
ダウンジャケットは自宅で洗濯できる?
ダウンジャケットは自宅で洗濯することができます。
素材を確認
まず確認したいのはダウンジャケットの素材です。
レザーやフェイクレザーのダウンジャケットは洗濯できません。
生地がナイロンなどでできていても、ロゴやファスナー部分などにレザーが使われていないかチェックしましょう。
ウールのダウンジャケットも水に濡らすと縮んでしまう可能性が高いので、クリーニングに出した方が無難です。
取り扱い絵表示
次に確認するのは、取り扱い絵表示です。
取り扱い絵表示は襟元や脇に縫い付けてあるタグに書いてあります。
絵表示にこのような↑マーク(洗濯機マークや手洗いマーク)がついていれば、自宅で洗うことができます。
左のマークの意味は、
「洗濯機で洗えます」「弱流水か手洗い」「洗濯液の温度は40℃まで」
真ん中のマークは、
「洗濯機で洗えます」「洗濯液の温度は60℃まで」
右のマークは、
「手洗いできます」「洗濯液の温度は30℃まで」という意味です。
洗濯液の温度はあくまでも上限ですから、水で洗っても大丈夫です。
でも、冷たいお水よりもすこし温度が高い洗濯液の方が汚れはよく落ちます。
水洗い不可マーク
注意してほしいのはこのマーク↑が書いてあるときです。
これは「水洗い不可」ですから、家で洗うことができません。
クリーニング屋さんに洗ってもらいましょう。
ドライマーク
では↑のようなマークが書いてあるときはどうなのでしょう?
「ドライクリーニングでないとダメ」という意味だと勘違いしている人がいますが、これは「ドライクリーニングができます」という意味です。
水洗い不可のマークが書いていなければ、家で洗えますから安心してください。
海外のマーク
なお、海外で買った製品は日本の絵表示とマークが違いますので次の表を参考にしてください。
傷などをチェック
最後にチェックして欲しいのが、傷や縫製です。
縫製が雑なものや、生地に傷があったり、極端に傷んでいるものは、洗濯の途中で破れたり、ダウンが飛び出したりしますから、気をつけましょう。
ダウンジャケットを洗濯する前準備は?
自宅で洗濯する場合、まずはその前にチェックや準備をしましょう。
まず最初に確認することは、前述しましたように、洗濯表示に洗濯機マークや手洗いマークがあるかどうかですね。
次に素材のチェックをします。
中には洗うと縮む素材ものもあります。
自宅で無理に洗うと、全体もしくは一部が縮んでしまい、丈が合わなくなり着ることができなくなります。
特にウール素材は注意が必要ですよ。
洗剤を用意
まず、使用する洗剤を用意します。
洗濯表示に↑のような「中性」という表示がある場合は、中性洗剤を使います。
お店では「おしゃれ着用」とか「ホームクリーニング用」などとして売られています。
この表示がない場合は、一般の衣料用洗剤を使ってもかまいません。
でも、中性洗剤の方が型崩れ防止成分が入っていたりするので、失敗は少ないでしょう。
念のため、裏地など目立たない場所に洗剤をつけてみて色落ちしないか確認すると安心ですね。
汚れ具合をチェック
次に汚れ具合をチェックします。
酷い汚れがある場合は、前処理をします。
部分的なシミの場合は、中性洗剤を直接塗って馴染ませます。
頑固なシミの場合はスポンジでポンポンとたたきます。
軽いシミならそのまま洗います。
形を整える
表示や素材の確認が済んだ後は、洗濯する前にファスナーやボタンなどをしめて、全体の形を整えて畳みます。
洗濯中にファスナーやボタンなどで、生地を傷めるのを防ぐためです。
手洗いでダウンジャケットを洗う手順は?
ダウンは水鳥の羽ですから、水に浮きます。
ですから、しっかり汚れを落とすなら洗濯機より手洗いがベスト。
とはいえ、洗濯ボウルでは狭くてダウンジャケットは洗いにくいですよね。
おすすめは、洗濯機の洗濯槽を洗い桶変わりにする方法です。
ドラム式の洗濯機の場合は、バスタブを使ってもいいでしょう。
洗面所に栓をして使うこともできますね。
では、これから手順を説明します(洗面所を利用)。
まず、気になる汚れを落とし、汚れが表になるように畳みます。
洗面所に水をはり、洗剤を溶かします。
水温は洗濯表示にしたがいますが、30℃前後が汚れ落ちがいいです。
ダウンジャケットを軽く畳んで洗濯液に浸します。
優しく沈める、浮かせるを20回~30回繰り返します。
泡切れを良くするために洗濯機で短めに脱水します(約30秒ほど)。
すすぎは新しい水にして洗いと同じ要領で10回~20回、押し洗いを繰り返します。
短めの脱水をした後に2回目のすすぎを行います。
何度も水を変えるのが面倒な時は、シャワーで洗剤を洗い流してもいいですね。
この時に柔軟剤を入れて浮かせて、沈めるを繰り返します。
洗濯機で短めに脱水します(約30秒ほど)。
もしくは緩く絞ってから、乾いたタオルで水分を吸い取るやり方でも良いでしょう。
脱水後はすぐに取り出します。
手洗いといっても工程が少なく簡単なので、自宅で洗濯に挑戦してみましょう!
労力はかかりますが、自分でできるので加減できますし、お金の節約にもなりますね。
洗濯機でダウンジャケットを洗う手順は?
洗濯機で一気に洗ってしまいたいけれど、中の羽毛が上下左右に寄ってしまい、不格好になってしまうこともあります。
手洗いするにも丈の長いものは、洗い桶などで洗うのが大変です。
そんな時には洗濯機を使って洗うといいですよ。
洗濯槽を洗いおけの代りに利用します。
ファスナーやボタンは衣類を傷める原因になるので閉じておきます。
洗剤の量を確認して、洗濯槽にためた水に洗剤を入れます。
洗濯槽にためた水にダウンジャケットを入れて、上下に40回、押し洗いします。
揉み洗いをすると中のダウンが傷んでしまうので、押し洗いにしてくださいね。
押し洗いしたらドライコースで30秒ほど脱水をします。
脱水をしたら再び水をためて、洗いと同じように押してすすぎします。
ドライコースで30秒ほど脱水をします。
すすぎ、脱水を2回繰り返して洗濯は終了です。
洗い桶がない家庭でも、洗濯槽で洗えば購入する手間もなく、簡単にダウンジャケットを洗うことができますね。
洗い桶は大きいので置き場所も困りますが、洗濯機を利用すれば場所もとりませんよ。
ダウンジャケットを干すコツは?
たとえ洗濯に成功しても、干し方が間違っていたら形が崩れてしまいますね。
干し方も、洗濯絵表示にしたがいます。
左のマークは、ハンガーなどで吊って干します。
真ん中はハンガーなどに吊って陰干しします。
右のマークは、平干しの陰干しです。
干し方の洗濯表示がない場合は、厚みがあるハンガーにかけて干します。
なければ、ハンガーを数本まとめて使うといいですね。
風通しが良い日陰に干すのがベストですが、適当な場所がなければ、室内干しで扇風機の風を当てて干します。
直射日光は避けましょう。
ある程度乾いたら形を整える
洗いたてのダウンジャケットは、羽毛に偏りがありますが、ビショビショの状態では偏りは直せません。
ある程度乾くまで待ちましょう。
ある程度乾いたら羽毛をやさしくほぐしながら、きれいに形を整えてさらに干しましょう。
1日では乾かない
表面の生地が乾いても、中の羽毛までは完全に乾ききっていないことが多いので、部屋干しなら2~3日は干した方がいいですね。
乾燥機禁止の表示がなければ、仕上げに低温で短時間乾燥機にかけると、ダウンがふっくら仕上がります。
ダウンジャケットは自宅で洗濯をしてクリーニング代を節約♪
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ダウンジャケットを自宅の洗濯機で洗う方法やコツをお送りしました。
ダウンジャケットはクリーニングに出すとお金がかかります。
お店にもよりますが2,000円以上はかかるのではないでしょうか。
少しでも節約したい方はホームクリーニングをしていきましょう。
洗い方や干し方に気をつければ、自宅でも洗濯は可能ですよ。
自宅で洗濯をすれば長持ちしますし、いつでも清潔に着ることができますね♪
ダウンジャケットの洗濯のコツは、優しく洗うことと、完全に乾かすことです。
乾いたタオルで水分を吸ってあげたり、風をあてたりして、できるだけ早く完全に乾かすようにしてあげてくださいね。