東寺の紅葉2024の見頃時期!見どころやライトアップは?混雑や駐車場は?
東寺(とうじ)は有名な五重塔があることから観光客にたいへん人気のある京都のお寺。
教王護国寺(きょうおうごこくじ)とも呼ばれる名所で、京都市民にも古くから親しまれています。
秋になると、境内が赤やオレンジ、黄色に染まり、美しいグラデーションが広がります。
五重塔と紅葉の素敵なコラボはとても風情があって素敵ですよ。
とくに、五重塔と紅葉が池にはっきりと映り込むライトアップは必見!
国宝や重要文化財になっている仏像や建物などもぜひ見ておきたいところです。
今回は、東寺の紅葉2024年の見頃や見どころ、ライトアップや駐車場などについてご紹介します。
※2024年の記載内容は異なる場合があります。
この記事の目次
東寺の紅葉2024年 見頃時期は?
東寺の境内を彩る色とりどりの紅葉をお楽しみください。五重塔とのコラボがとても美しいですね♪
[2024年 紅葉見頃時期]
見頃時期:11月20日頃~12月14日頃
種類:イロハモミジ、イチョウ、ソメイヨシノ、フジザクラ、ドウダンツツジ、など
東寺の紅葉の見頃は例年、11月中旬から12月上旬頃となっています。
紅葉は気温が低いほど見頃の時期が早まり、高いと遅くなるので、毎年一定にはなりません。
天候の条件を考慮した今年の見頃時期予想はこちら。
2024年 東寺の紅葉 見頃時期予想
見頃時期 :11月21日(木)頃~
落葉時期 :12月11日(水)頃~
※気候の変化などにより時期が変わる可能性もあります。
見頃を過ぎた頃からもしばらく(数日間)は紅葉の雰囲気を堪能できます(天候や場所などにより変わります)。
※下記は昨年の時期となっております。
色づき始め:11月5日(日)頃~
見頃時期 :11月20日(月)頃~
落葉時期 :12月10日(日)頃~
東寺の紅葉は約200本。
有名な名所に比べるとそれほど多く植えられているわけではありません。
そのため、ちょうど見頃の時期に行きたいですね。
盆地にある京都市内は、底冷えするシーズンです。
とくにライトアップを見る場合は、寒さ対策をしてお出かけくださいね。
開門時間:05:00~17:00
金堂・講堂:08:00~17:00(最終受付16:30)
観智院:09:00~17:00(最終受付16:30)
※ライトアップは昼夜入れ替え制で18:00からとなります(詳細はライトアップの項をご参照ください)。
東寺(075-691-3325・東寺)
※2024年の記載内容は異なる場合があります。
東寺の紅葉 見どころは?
世界文化遺産でもある東寺は、平安京ができたときに、都を護ることを目的として建てられたお寺です。
なぜ「東寺」と呼ばれているのかというと、都に入る門の東側に建立されたからです。
今は跡地しかありませんが、建立当初は、門の西側に西寺も建っていたんですよ。
正式名称は?
東寺は別名「教王護国寺(きょうおうごこくじ)」とも言われています。
一見、正式名称のようにも思えますが、実は正式名称は『 東寺 』の方なんです。
古来から現在まで、歴史的な重要文書などにも東寺が使われているんですよ。
五重塔
東寺といえば国宝にもなっている五重塔。
高さが約55mあり、木造塔としては日本一の高さを誇ります。
五重塔の周辺には鮮やかなもみじの木々がたくさんあり、塔と紅葉の素晴らしいコラボは人気の撮影ポイントでもありますよ。
そして庭には瓢箪池があるので、五重塔と赤く染まった紅葉が池に映り込んでできる、見事な逆さ紅葉を鑑賞できます。
ライトアップ
東寺の紅葉でももっとも人気があるのがライトアップ。
有料ですが、ライトアップのレベルが高いので見ごたえがありますよ。
秋の夜空に浮かび上がる五重塔や紅葉は幽玄な美。
ぜひご覧になってみてくださいね(詳細は下記にあります)。
散り紅葉
ふと足元に目をやってみると、下に舞い落ちた紅葉も味があるんですよ。
池や地面に広がった散り紅葉も独特の景観を生んでいて見ごたえがあります。
苔むした地面や石、そして散り紅葉のコラボは、侘び寂び(わびさび)の世界を大いに感じることができるでしょう。
弘法市
毎月21日には『 弘法市 』という縁日が行われます。
境内には多くの露店が出店し、たくさんの人々が集まってにぎわいますよ。
市場の活気のある雰囲気が好きな方にはぜひおすすめです。
お店が始まるのはとても早く、ほぼ開門(05:00)と同時。
08:00頃にはほとんどのお店が開店しています。
ただし、お店が閉まるのは早いので(16:00頃~)、早めに来たほうが良いですね。
紅葉ライトアップの期間や時間は?見どころは?
東寺の紅葉といえば、五重塔や瓢箪池、庭園などのライトアップですね。
瓢箪池にくっきり映り込む、ライトアップされた五重塔や紅葉の美しさは圧巻。
落ち着いた風雅な光景はまさに幽寂閑雅(ゆうじゃくかんが)といえるでしょう。
[紅葉ライトアップ、金堂・講堂夜間特別拝観]
2024年 期間:10/26(土)~ 12/8(日)
時間:18:00~21:30(最終受付21:00)
料金:高校生以上1,000円、中学生以下500円
※昼夜入替制により日中の拝観は17:00まで。
入場は行列ができます
東寺のライトアップは昼夜入れ替え制。
とても人気なので、入場は1時間以上前から並んでいる方も多いです。
並ぶのであればしっかりと防寒対策をしていきましょう。
夜間拝観の入り口(受付)は、東門(慶賀門)のみとなります。
カメラを持って行きましょう
東寺のライトアップは、池に鏡のように映る紅葉や東大寺がとても美しく絶景です。
美しい上下のシンメトリーは芸術的なので、ぜひ写真を撮ってみてくださいね。
写真撮影時も並びますが、ほかの参拝客もいるためあまり同じ場所に長居しないようにしましょう。
国宝の仏像も必見
ライトアップでは、金堂や講堂の夜間特別拝観もできます。
金堂や講堂には国宝となる仏像が並んでいて圧巻。
薬師如来、日光菩薩、月光菩薩、立体曼荼羅など、写真撮影はできませんがぜひじっくりとご覧になってみてくださいね。
荘厳な佇まいは必見ですよ。
御朱印帳
夜間特別拝観限定の御朱印帳も販売されます。
風情のある貴重なデザインなのでおすすめですよ。
紅葉シーズンの混雑具合は?
混雑具合は?
京都の紅葉は世界的に有名ですから、紅葉シーズンは世界中の観光客が押し寄せます。
ですから、京都市内を中心に京都府全体が混雑しています。
最も混雑するところとしては、東福寺や清水寺、永観堂などでしょうか。
それに比べて、東寺は比較的紅葉シーズンでも快適に参詣できるお寺です。
なぜかというと、京都駅から歩いて行ける距離にあるので、大渋滞しているバスに乗らなくていいんですね。
また、京都駅がすぐ傍ということは、混んでいる時間をずらして夜遅めの時間に訪れることができるというのもポイントになります。
おすすめの時間帯は?
いちばん空いているのは早朝です。
朝の開門と同時に入るとゆっくりと見学できますよ。
夜のライトアップされた紅葉を見学したい場合は、夕方の開門時に間に合うように早めに並びましょう。
そして、一番のおすすめは夜の閉門前の20:00過ぎからです。
開門と同時に入った方たちが帰り始めるので、ゆったりと見学できるでしょう。
東寺に入れないときは
東寺は入れないということはほぼないお寺ですが、それでも休日は門の中に列ができます。
並んだり待つのがいやな場合は、境内に入らず、東寺の南大門の西側から紅葉を楽しむこともできます。
九条通に架かる京阪国道口の歩道橋に上ると、東寺がよく見えますよ。
紅葉はあまり見えませんが、五重塔とイチョウの黄色の葉が眺められます。
お天気が良ければ、堀の水面に映り込んで大変美しい景色になります。
東寺のアクセス方法と駐車場情報。
場所:東寺(教王護国寺)
住所:京都府京都市南区九条町1
電話:東寺(075-691-3325)
地図:
【電車でのアクセス】
① JR「京都駅」より徒歩約15分
② 近鉄「東寺駅」より徒歩約10分
③ JR「京都駅」・阪急「大宮駅」より市バス→「東寺東門前」より徒歩約1分(南門や西門へのルートもあり)
※バスは、JR京都駅、京阪線「祗園四条駅」、阪急線「河原町駅」「大宮駅」、京福線「四条大宮駅」よりそれぞれ出ています。
【車でのアクセス】
名神高速「京都南IC」より国道1号経由で約3.5km約10分
駐車場
東寺には約50台の駐車場があります。
料金(乗用車)は、最初の2時間は600円、以降300円/60分となります。
毎月21日の弘法市では駐車できませんのでご注意くださいね。
東寺の駐車場が台数が少ないので、京都駅周辺に停める方法もあります。
【京都駅周辺のおすすめ駐車場】
〈メルパルク京都駐車場〉
住所:京都府京都市下京区東洞院通七条下ル東塩小路町676-13
台数:約105台
時間:08:30~22:30
料金:200円/30分(最初の1時間400円)
〈京都駅八条口駐車場〉
住所:京都府京都市南区東九条西山王町31
台数:約208台
時間:24時間
料金:250円/30分
※店舗利用による割引あり。
〈京都ヨドバシ駐車場〉
住所:京都府京都市下京区烏丸通七条下る東塩小路町590-2
台数:約510台
時間:08:00~24:00
料金:250円/30分(最初の1時間500円)
※店舗利用による割引あり。
〈タイムズイオンモールKYOTO〉
住所:京都府京都市南区西九条鳥居口町1
台数:約1,125台
時間:07:30~24:30
料金:200円/20分(最大1,500円)
※店舗利用による割引あり(2,000円以上購入で1時間無料など)。
〈京都駅ビル駐車場〉
住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下る東塩小路町
台数:約1,250台
時間:西第1駐車場 (06:00~24:00)、西第2駐車場・東第1駐車場 (24時間)
料金:300円/30分(最初の1時間600円)、最大3,000円
※店舗利用による割引あり。
荘厳な五重塔と優美な紅葉
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東寺の紅葉の見頃や見どころ、ライトアップなどをお送りしました。
国宝の五重塔や紅葉、閑雅な庭園はどれも見事で見ごたえがありますよ。
和の風情がたっぷり味わえるので、心の底から落ち着けることでしょう。
上品で華々しいライトアップも圧巻です。
紅葉シーズンには大変混雑する京都市内ですが、東寺は比較的参詣しやすいお寺です。
瓢箪池に映る五重塔と紅葉をぜひ眺めに行ってみてくださいね。