春の高山祭(山王祭)2021の日程とスケジュール!御巡幸やからくり奉納は?
高山祭は、岐阜県高山市で毎年、春と秋に行われるお祭り。
春を山王祭、秋を八幡祭といい、それぞれ違う屋台(山車)が曳行されます。
山に囲まれた飛騨高地に遅い春を告げる春の高山祭(山王祭)は、満開の桜の中で行われる華やかなお祭り。
屋台に付けられた約100個もの提灯に灯がともる夜祭は、昼間とは違う幻想的な光景を見せます。
今回は、春の高山祭2021年の日程やスケジュール、見どころなどについてご紹介します。
この記事の目次
春の高山祭(山王祭)2021年の日程やスケジュールは?
満開の桜のなかで行われる春の高山祭り!豪奢な山車やからくり奉納など見どころ満載ですよ♪
今年のイベントスケジュールはこちら。
イベントスケジュール2019
【御巡幸(祭行列)】
〈4/14(日)〉
13:00に日枝神社を出発し、16:10頃にお旅所に到着。
〈4/15(月)〉
12:30にお旅所を出発、15:50頃に日枝神社へ到着。
下記は順路マップです。ご参照ください。
【4/14 春の高山祭 日枝神社例大祭 御巡幸順路マップ】
【4/15 春の高山祭 日枝神社例大祭 御巡幸順路マップ】
【屋台曳き揃え】
※大國台は修理中で公開されないので全11台となります。
〈4/14(日)〉
09:30から16:00まで(お旅所前広場4台、神明町通り7台 )
[お旅所前広場屋台:神楽台・三番叟・龍神台・石橋台]
〈4/15(月)〉
09:30から16:00頃まで(お旅所前4台、本町一丁目2台、さんまち通り5台)
[お旅所前広場屋台:神楽台・三番叟・龍神台・石橋台]
[本町一丁目屋台:麒麟台・青龍台]
詳しい場所は、下記地図の屋台マークを参考にご確認ください。曳行順路は変更になる可能性があります。
【からくり奉納】
※1回につき50分程度
〈4/14(日)〉
お旅所前にて、11:00頃と14:30頃
〈4/15(月)〉
お旅所前にて、10:00頃と14:00頃
[三番叟・龍神台・石橋台]
【夜祭】
4月14日の夜。
18:30頃に市政記念館前付近より出発。
中橋を渡り本町通りを北進、安川通りを西進し上二之町からさんまち通りを通り、移動順道場(筏橋東詰)にて曳き別れます。
詳しい順路については下記の地図をご参照ください。
春の高山祭の見どころは?
御巡幸(ごじゅんこう)
神輿(みこし)をメインに獅子舞、闘鶏楽(とうけいらく:鶏芸の踊り)、裃(かみしも)の姿をした警護の役の人などが、数百名が大行列を作って、民俗芸能を披露しながら町内を巡ります。
古式ゆかしい姿は、まるで時代絵巻のように艶やかですよ。
行列は14日13:00に日枝神社を出発。氏子の家々を巡りながら16:00頃お旅所に到着します。
神輿はそのままお旅所で1泊。15日12:30頃出発し、16:00頃に日枝神社へ帰ります。
屋台曳き揃え
春の高山祭(山王祭)の屋台は、飛騨の匠の技の結晶で、国の重要有形民俗文化財に指定されています。
洗練された構造の美しさや、緻密な彫り物や飾りなど、とても見事。
『動く陽明門』ともいわれる絢爛豪華さは、まさに一見の価値ありですよ。
14日に12基がお旅所に勢揃いした後、4基を残し8基は神明町通りに。
15日はお旅所、本町1・2丁目とさんまち通りに曳き揃えられます。
からくり奉納
この人形は何本もの引き綱を熟練の綱方が繰ることによって、とても細やかで複雑な動きをします。
人形の引き綱は外から見えないので、まるで人形が生きて動いているかのよう!
見事な舞や早変わりの鮮やかさなど、片時も目を離すことができませんよ。
夜祭
夜祭は昼間とは打って変わって幻想的な光景が見られます。
最後は皆が「高い山から」という曳き別れ歌をうたいながら、宵闇の街を歩き各屋台蔵へと帰っていきます。
山に囲まれた飛騨高山ならではの、情感漂う瞬間でもあります。
春の高山祭りの場所取りは?
お旅所(高山陣屋前交差点)で行われるからくり奉納を、3台ともベストポジションで見るには、当然場所取りが必要になります。
まずはスケジュールのおさらいをしておきますね。
【からくり奉納(1回につき50分程度)】
〈4/14(日)〉
お旅所前にて、11:00頃と14:30頃
〈4/15(月)〉
お旅所前にて、10:00頃と14:00頃
早い人は1時間くらい前から場所取りしていますが、下記の時間を参考にしてみてください。
・ からくり奉納の10分前・・・ほとんど見えません。
・ からくり奉納の15分前・・・3台とも見るのは無理です。
・ からくり奉納の30分前・・・かろうじて見えますがベストポジションとは言い難い。
・ からくり奉納の40分前・・・まずまずのベストポジションでしょう。
・ からくり奉納の60分前・・・ほぼ確実にベストポジションで見れます!
※確実性があるわけではありませんのでご参考程度にお願いいたします。
高山祭屋台会館・飛騨高山まつりの森でじっくり屋台を見学!
高山祭屋台会館
高山祭屋台会館では、秋の高山祭(八幡祭)に曳き出される11基の屋台のうち、季節入れ替えで常時4基を展示しています。
春の高山祭(山王祭)は日枝神社の祭礼、秋の高山祭(八幡祭)は櫻山八幡宮の祭礼なので、屋台は違うのですが、御巡幸の様子を再現しているので参考になると思いますよ。
館内を巫女さんが案内してくれます。
春の屋台との違いを見比べるのも楽しいですね。
住所:岐阜県高山市桜町178
電話:0577-32-5100
地図:
〈時間〉
3月から11月:08:30~17:00
12月から2月:09:00~16:30
休日:なし
〈料金〉
大人1,000円、高校生600円、小中学生500円
※桜山日光館とセット料金
〈駐車場〉
約50台(300円/1時間)
HP:高山祭屋台会館
飛騨高山まつりの森
本物の重要有形文化財の屋台ではありませんが、平成の匠の技術で作った新しい屋台が展示されています。
こちらも本物に負けず劣らず豪華絢爛。
ほの暗い明かりの中でうっすらと浮かび上がる屋台が、とても風情がありますよ。
江戸時代の名からくり人形師、萬屋仁兵衛の心を引き継いだ人形たちが、現代の職人技とコンピューター技術を駆使して多彩な動きを披露してくれます。
お祭り期間だけでなく、一年中高山祭の雰囲気が楽しめます。
春の高山祭(山王祭)について。
春の高山祭(山王祭)は日枝神社の祭礼で、毎年4月14日・15日に開催。
櫻山八幡宮の祭礼である秋の高山祭(八幡祭)と合わせて、高山祭と総称されています。
京都の祇園祭、埼玉県の秩父夜祭と並んで、日本三大美祭の1つ、日本三大曳山祭の1つに数えられているんですよ。
さらに高山祭は、屋台が重要有形民俗文化財、屋台行事そのものが重要無形民俗文化財に指定されています。
祭の発祥は、飛騨の領国大名、金森氏の時代(1585年~1692年)ごろといわれ、屋台の起こりは1718年ごろといわれています。
屋台が華やかな造りになったのは、1770年頃から起きた農民一揆(大原騒動)が元となっており、一揆を鎮めるために華やかな屋台で祭りが行われるようになったとのこと。
今日の豪奢な京風屋台が誕生したのは農民一揆のちからでもあったのですね。
屋台は「動く陽明門(おびただしい数の彫刻で覆われている、日光東照宮の門)」と称され、春に12基、秋に11基が曳き揃えられて、その豪華絢爛な姿を毎年披露しています。
春の高山祭り周辺のおすすめ観光スポットは?
岐阜県の高山市周辺には観光スポットもあり、お祭り以外も楽しめます。
春の高山祭り周辺のおすすめ観光スポットをご紹介します。
日枝神社の大杉
推定樹齢は1000年!高さ約39m、目通り約7mと大迫力の大杉です!
これほど大きな杉は県下にはありませんよ。県の天然記念物に指定されています。
大きいとは知っていても近くで見ると大迫力で圧倒されます。まっすぐ空に向かって伸びる杉の姿に力強さを感じます。
ドライブの際に立ち寄る方も多い観光スポットですよ。
城山公園
市街を一望できる公園で景色がとても良いです。
守閣、二の丸石垣、三の丸堀の昔の面影もあります。
季節により表情を変えるので素敵な散策ができますよ。
秋には紅葉が見事で冬は雪景色がとても綺麗です。
宮川朝市
高山にきたらぜひ、行きたい観光スポット!
野菜や果物、スイーツ、グルメとおすすめのものがたくさんありますよ♪
食べ物だけではなく民芸品や人形、衣料雑貨も揃っています。
縁日のような賑わいを見せるのでただ歩くだけでも楽しいです。
春の高山祭り周辺のおすすめ宿泊所は?
高山祭りは幻想的な夜祭も行われます。
夜祭ならば春の高山祭り周辺に泊まる場所を予約しておくと、行きも帰りも楽ちんですよ!
春の高山祭り周辺のおすすめ宿泊所をご紹介します。
スパホテルアルピナ飛騨高山
スタンダードツインでもお部屋は広々!
朝食には焼きたてのパンを食べられますよ♪地元の農家から届く新鮮野菜もサラダで頂くことができます。
四季の様子を感じられる作りの露天風呂は、屋根がないので景色も良く眺められて開放感があります。
高山駅から徒歩約3分、春の高山祭りの会場からも歩いていくことができますよ。
住所:岐阜県高山市名田町5-41
電話:0577-33-0033
飛騨亭 花扇(はなおうぎ)
自家源泉から湧き出る温泉を客室露天風呂で楽しめます。泉質も良くトロリとしたお湯が特徴です。
和室でありながらベッドスタイルなので現代的な和を感じられます。
温泉だけでなく、お料理も美味しいですよ。美食、美湯を望む方におすすめの宿ですね♪
住所:岐阜県高山市本母町411-3
電話:0577-36-2000
ワットホテル&スパ飛騨高山
高山駅 濃飛バスセンターから徒歩約7分ほどの場所にあります。観光にピッタリのホテルですよ。
全室シモンズベッドでラグジュアリー感を味わえます。
男女別の大浴場や露天風呂もあり旅の疲れもスッキリですね。貸切露天風呂もあるので家族連れや夫婦、恋人にもおすすめですよ♪
住所:岐阜県高山市花里町3-39-1
電話:0577-57-5570
春の高山祭のアクセス方法と駐車場情報。
場所:日枝神社お旅所
住所:岐阜県高山市川原町49
高山市役所観光課(0577-35-3145)
地図:
〈日枝神社〉
住所: 岐阜県高山市城山156
電話:0577-32-0520
関東方面からのアクセス
【電車でのアクセス】
「東京駅」より東海道新幹線「名古屋駅」まで約1時間50分→「名古屋駅」からJR高山本線に乗り継ぎ「高山駅」まで約2時間20分(所要時間:約4時間10分)
【車でのアクセス】
「調布IC」より中央自動車道と長野自動車道を経由し「松本IC」まで約2時間30分→「松本IC」より国道158号経由で「平湯温泉」まで約1時間→「平湯温泉」から国道158号経由で「高山駅前」まで約50分(所要時間:約4時間20分)
関西方面からのアクセス
【電車でのアクセス】
①「新大阪駅」より東海道新幹線「名古屋駅」まで約50分→「名古屋駅」よりJR高山本線に乗り継ぎ「高山駅」まで約2時間20分(所要時間:約3時間10分)
②「大阪駅」から「高山駅」へ直通便があります(ワイドビューひだ号)。「大阪駅」から東海道本線経由で「岐阜駅」へ、そこから高山本線経由で「高山駅」(所要時間:約4時間10分)
【車でのアクセス】
「豊中IC」より名神高速道路を経由して「一宮JT」まで約2時間→「一宮JT」より東海北陸自動車経由で「飛騨清見IC」まで約1時間30分→「飛騨清見IC」より中部縦貫道に入り「高山IC」まで約20分→「高山IC」より一般道を経由し「高山駅前」まで約10分(所要時間:約4時間)
名古屋方面からのアクセス
【電車でのアクセス】
「名古屋駅」よりJR高山本線に乗り「高山駅」まで約2時間20分(所要時間:約2時間20分)
【車でのアクセス】
知多半島道路、名古屋高速道路、名神高速道路、東海北陸自動車道、中部縦貫道を経由して「高山駅前」まで約3時間
北陸方面からのアクセス
【電車でのアクセス】
「富山駅」よりJR高山本線経由で「高山駅」まで約1時間30分
【車でのアクセス】
① 富山より国道41号経由で「高山駅前」まで約2時間
② 金沢より北陸自動車道、東海北陸自動車道を経由して「白川郷IC」まで約1時間→「白川郷IC」より東海北陸自動車道、中部縦貫道を経由して「高山駅前」まで約50分(所要時間:約1時間50分)
駐車場
春の高山祭りでは多くの駐車場が利用可能です。
おもな駐車場はこちら。
駐車場名 | 駐車台数 | |
匠ケ丘臨時駐車場(無料) | 約550台 | |
空町駐車場 | 約132台 | |
えび坂駐車場 | 約55台 | |
神明駐車場 | 約55台 | |
弥生橋駐車場 | 約21台 | |
花岡駐車場 | 約157台 | |
広小路駐車場 | 約33台 | |
天満駐車場 | 約104台 | |
不動橋駐車場 | 約62台 | |
高山駅西駐車場 | 約130台 | |
花里小学校臨時駐車場(1,000円)
※ほかの駐車場が満車時に開放。 |
約250台 |
各駐車場の場所は下図をご参照ください。
【春の高山祭り駐車場マップ】
このほかにも市街地民営駐車場がたくさんあります。
市営・公営の駐車料金は30分毎150円、民営駐車場は場所により異なります。
高山祭春の駐車場と交通規制は下記の地図をご参照ください。
桜と屋台の美しいコラボ
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春の高山祭(山王祭)のスケジュールや見どころなどをお送りしました。
春の高山祭はちょうど高山市街に桜の花が咲く季節。
飛騨高山の人々の心意気が集約された屋台は、まるで鎧のように隙がなく、そして華麗です。
満開の桜と豪華絢爛な屋台は、錦絵のようにそれはそれは美しいですよ。
屋台一台ごとに異なる彫刻の見事さや工芸の美。
山王祭はなんど見ても飽きません。
そのため国内外から毎年多くの人々が訪れます。
京の雅と江戸の粋が交じった、独特の文化で形成された、実に情緒豊かな街。
今年の春は、ぜひ岐阜県高山市の高山祭へ遊びに行ってみてくださいね!