送別会【送られる側(退職者・転勤者)の挨拶例文集】ポイントは?
3月という年度の節目時、転勤や退職などにより働いている職場から去る方が増えてきますね。
その時職場の方々が送別会を開いてくれます。
送られる側としては、とても寂しい気持ちと送別会を開いてくれることへの嬉しい気持ちがすると思います。
そこで気になるのが送別会の時にご挨拶をしなければならないことです。
なかなか人前で話すことがない方も、この場では挨拶をしなければならないのが、気が重いですよね。
そこで今回、送られる側の方のご挨拶内容について、どのようなお話をしたらよいか例文を交えながらご紹介します。
この記事の目次
送別会で送られる側の挨拶の流れや長さは?
送別会のなかで、送られる側の方の挨拶はいつ頃するのでしょうか。
最初に送る側のご挨拶があります。
たいていは上司か一番偉い方辺りであることでしょう。
その後に送られる側の方が挨拶をして会食となるパターンが一番多いと思います。
ですが職場によってですが、会食の途中で送られる側の挨拶をすることになったり、もしくは会食が終わりそこで最後の締めとして送られる側の方の挨拶をするというパターンもあります。
そこでそれぞれの場合別にどのように対応したらよいかをお伝えしていきます。
会食前に挨拶をする場合
この場合は最初に送る側の方のご挨拶を聞いて、それに応えるようなお話の仕方が良いと思います。
そのことによって話題としての盛り上がりがあると思います。
聞いている方もそうだったと耳を傾けてくれることと思います。
この場合、挨拶の長さとしては長くても5分ほどで終わらせると良いでしょう。
送る側の方の挨拶が長かった場合は、少し短くするなどの臨機応変さが必要となります。
会食中に挨拶をする場合
この時は皆さんそれぞれ席も立っていたりして、少しざわざわとした中でご挨拶などをしなければなりません。
この時はどちらかというと、堅苦しい挨拶よりも場をなごませるようなご挨拶の仕方のほうが良いかと思います。
ちょっとしたユーモアも交えながら言葉も堅苦しくならないような感じが良いでしょう。
そして会食していますから時間的には5分より短くしたほうが良いと思います。
会食後に挨拶をした場合
この時は皆さんお酒も入って最後の締めという感じになります。
ここのご挨拶は少し礼儀を持ったご挨拶をすることが望ましいと思います。
会食中にいろいろな方からお言葉をもらっているはずですから、それに応えるような内容にしても良いですし、最も感謝の言葉と職場の方への激励の言葉を強調したご挨拶が良いかと思います。
そしてご挨拶も5分ほどがベストだと思います。
2次会という話も出ていたりしていることでしょうから長くならないようにしましょう。
また送られる側の方が一人と仮定しての話の長さでしたが、複数の方がいらっしゃる場合は長くても2~3分ほどにするようにしましょう。
退職による送別会で送られる側の挨拶例文は?
退職の理由には定年退職と自己都合退職の2通りがあります。
それぞれの送られる側の挨拶の例文をご紹介します。
定年退職の場合の例文
本日は私のためにこのような会をもうけていただき、ありがとうございます。
この度、○月○日に定年を迎えることになりました。
入社して○年、いろいろなことがありました。
失敗した時厳しく叱ってくれながらもサポートしてくれた先輩、励ましやお互いに助け合ってきた同期の方。
思えばどんなに素敵な方たちとともに仕事をしてこられたのだろうかと、ただ感謝の気持ちでいっぱいです。
特に一番想い出深いのは・・・(ここでエピソードを一つ入れると良いでしょう)
私自身健康で無事定年を迎えられることができ、感慨深いものがあります。
皆様もこれからお体には気をつけてお仕事に頑張っていただければと思います。
本日は本当にありがとうございます。
自己都合退職の場合の例文
本日はお忙しい中、私のためにこのような席をもうけていただきありがとうございます。
私事ではございますが、○月○日付似て退社することになりました。
入社以来○年間皆様に支えられながら今日までやってまいりました。
入社当時は右も左もわからず、ただ先輩の後を追ってついていくのが精一杯だった私が、後輩をもち、ともに助け合いながらやってきたことが良い思い出となっております。
また皆様には大変よくしてくださったことに大変感謝しております。
これからも皆様の健康とご健勝を心より願っております。
今までお世話になりありがとうございました。
異動・転勤による送別会で送られる側の挨拶例文は?
異動や転勤によって職場を去る場合、同じ社内にいるのでまたどこかでお世話になることがあります。
そのことも含めてご挨拶をすると良いと思います。
異動・転勤の場合の例文
本日は私のため、このような席をもうけていただきありがとうございます。
この度会社の命により○月○日付にて○○支社に配属となります。
こちらの職場に配属されて約3年近くお世話になりました。
その間とてもやりがいのある仕事をさせていただき、また皆様にも応援をいただきながらここまでやってまいりました。
時には無理なお願いをしたり、遅くまでお手伝いを頂いたりとしたことが思い起こされます。
大きなプロジェクトを成功に導くことができたのも、皆様の協力と応援があったからこそと感謝の気持ちでいっぱいです。
ここで学んだ数々のことを次の支社にてさらに活かせるように頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました。
○○支社に参りましても会議などで、こちらによらせていただくことがあると思います。
また皆様も○○支社にお越しの節はぜひお立ち寄り下さい。
事前にリサーチして美味しいお店へのエスコートをさせていただきたいと思います。
今後の皆様のご活躍をお祈りしております。
ありがとうございました。
寿退社による送別会で送られる側の挨拶文例は?
結婚にて退職の場合ですが、特に女性が多い職場の場合は結婚ということを全面的に出さないように気をつけましょう。
結婚というおめでたいことですが、女性にとってはなかなか難しい感情を引き出す話題のようです。
例文
本日はお忙しい中、私のために送別会の席をもうけていただきありがとうございます。
この度結婚を機に○月○日付をもちまして退社することになりました。
新しい制服に身を包み先輩のご指導のもと、日々頑張ってきたのが昨日のことのように思い出されます。
電話の受け答えや窓口業務など大変なことがたくさんありましたが、今ではその一つ一つが私の今日(こんにち)を作ってくれました。
そこには皆様の温かい励ましがあったので頑張ってくることができました。
この職場を離れることにはとても寂しさを感じますが、皆様お元気でご活躍されることをお祈りさせていただきます。
今まで大変お世話になりありがとうございました。
送別会で送られる側の挨拶のポイントや注意点は?
送別会で送られる側の挨拶のポイント
挨拶にはいくつかのポイントがあります。
・ 最初に送別会を開いていただいたことへのお礼を述べましょう。
・ 退職や異動となる日にちを言いましょう。
・ 今までお世話になった気持ちを伝えましょう。この時に具体的なエピソードなどを話すとより良いかもしれません。
・ 送る側の方たちにお仕事に対しての健闘や健康を祈る言葉を言いましょう。
・ 最後にもう一度お礼を言いましょう。
このポイントを考えながら話を組み立てると考えやすいと思います。
注意することは?
・ 前もって挨拶の練習をしましょう。
下書きなどを読みながらのご挨拶ですと、聞いている方への印象が悪くなり、感謝の気持ちが伝わりにくくなってしまいます。
練習をして当日はなるべく皆さんの顔を見ながらご挨拶ができるようにすると、より気持ちも伝わりやすいでしょう。
・ 早口にならないようにしましょう。
慣れていないとどうしても早口になってしまいがちです。来ている方々に聞き取りやすいように落ち着いて話すようにしましょう。
・ 自己都合退職についてですが、理由などは述べず簡潔に「一身上の都合」ということにとどめておくと良いでしょう。
最後のご挨拶は感謝の気持ちをこめて!
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送別会で送られる側の挨拶例文やポイントをお送りしました。
ご挨拶という緊張する場面ですが、皆さんにお世話になった感謝の気持ちを伝えるには良い機会です。
素直な気持ちで皆さんにご挨拶をしましょう。
本記事の例文が少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。