東大寺二月堂の修二会2025の日程!お水取りやお松明は?駐車場は?
東大寺二月堂(とうだいじにがつどう)は、奈良県奈良市雑司町にある華厳宗(けごんしゅう)の総本山である東大寺にある仏堂です。
奈良の早春の風物詩である、「お水取り」が行われる建物として有名ですね。
お水取りは正式には修二会(しゅにえ)と呼ばれる宗教行事で、奈良時代の8世紀ころより続いていると言われています。
東大寺二月堂は、この修二会に特化した空間を持つ、非常に珍しい仏堂で、いわば修二会のための仏堂と言っても過言ではありません。
したがって二月堂で行われる修二会は、非常に大規模で荘厳を極めます。
現地で見るお松明はテレビで見るよりも桁違いの迫力ですよ!
今回は、東大寺二月堂の修二会2025年の日程や見どころ、お水取りやお松明などについてご紹介します。
※下記は以前の内容となっております。
※2025年は記載内容と異なる場合があります。
この記事の目次
東大寺二月堂の修二会2025年 日程は?お水取りやお松明は?
紅蓮の炎と飛び散る火の粉!大迫力の臨場感!その場にいるような感覚で観ることができますよ♪
日程:2024年3月1日(金)~14日(木)
[2024年 お水取り]
3月13日(水)01:30~
[2024年 お松明開始時間・本数]
3月1日~11日・13日 19:00~(10本、所要時間約20分)
3月12日(お水取り本番)19:30~、11本、所要時間約45分
3月14日 18:30~(10本、所要時間約10分)
東大寺二月堂の修二会は約2週間に渡って行われる行事です。
特に3月12日は「お水取り」と呼ばれ、最も盛大に催されます。
お松明はお水取りの行われる12日以外にも見ることができますが、この日に見に来る方がとても多いので一番混雑します。
[2023年の修二会について]
・ 3/1(水)~14(火)の11(土)12(日)以外の日 通行規制・人数制限あり
・ 11(土)12(日)は二月堂下芝生や広場でのお松明拝観不可、11(土)17:30以降・12(日)16:00以降は指定区域の滞在も不可(周辺立入禁止)
・ お松明はニコニコ動画でライブ配信予定
東大寺寺務所(0742-22-5511・東大寺)
※2025年は記載内容と異なる場合があります。
東大寺二月堂の修二会とは?お水取りとは?
東大寺二月堂の修二会とは?
修二会(しゅにえ)とは奈良時代に始まった仏教行事で、お寺によっては修正会(しゅしょうえ)、花会式(はなえしき)、お水取りと呼ばれることもあります。
東大寺二月堂の修二会は「お水取り」と呼ばれることが多く、特に盛大に行われることで有名です。
修二会は人々に代わって懺悔の修行をした、「練行衆(れんぎょうしゅう)」と呼ばれる11人の僧侶を主にして行われ、天下泰平、万民豊楽、五穀豊穣などが祈願されます。
お水取りとは?
厳密に言うところのお水取りとは、
をいいます。
しかし広義においては東大寺の修二会のことを指すことが多いので、『修二会=お水取り』と考えても差し支えないでしょう。
修二会のメイン儀式とも言える儀式が「大松明(おたいまつ)」と呼ばれる松明を振りかざす儀式なので、火の儀式なのにお水取り?と不思議に思われる方も多いと思います。
しかし修二会は12日が中心日となるので、その日の最も最後に行われる儀式の「お水取り」の名が全体を示すイメージとして広まったと考えれば、納得がいきますね。
大迫力!大松明(おたいまつ)とは?
東大寺二月堂の修二会の見どころは、修二会のシンボルともいえるダイナミックな大松明。
二月堂の舞台で火のついた大松明を振り回す豪快無比な儀式です。
もともとは、練行衆が夜の修行をする際に道灯りとして使われた松明なのです。
そして時代とともに巨大化していき、江戸時代になるとほぼ現在のような大きさになったと言われています。
その大きさは約6~8m、重さ約40Kg。
この大きさのものは3月12日のお水取り本番を除く日に、毎日10本ずつ炊かれます。
火の粉が滝のように降り注ぐ!12日のお松明はさらに巨大!
したがってこの日が最も見応えがあるため、大勢の参拝客で賑わいます。
闇の中に降り落ちる火の粉の赤と黒のコントラストは、観る者を圧倒する迫力。
見物客からも大きな歓声や拍手が沸き起こります。
幻想的でもあり、荘厳ともいえる大松明は、遠くからでも観ごたえ十分ですよ。
火の粉は縁起が良い?
大松明の火の粉を浴びると、『無病息災』、『福を呼び込む』といわれています。
そして、燃えかす(杉の枝など)をお守り代わりに持って帰ると、これもご利益があるといわれています。
現地でも注意が促されますが、火の粉は無理をすると危険なので、火傷など、危なくない範囲にしましょう。
迫力重視なら12日、混雑を避けるならそれ以外の日がおすすめ
お松明は12日以外にも見れます。
① 大迫力のお松明をご覧になりたい場合は、お水取りの3月12日
② ゆっくり、じっくりとご覧になりたい方は、それ以外の日に参拝する
といった予定で良いと思いますよ。
土日に比べ平日はかなり空いているので、混雑を避けたい場合や火の粉がかかる位置にいたい場合は、平日が断然おすすめです。
松明の炎はすごくても見ている側は寒い!
松明が赤々と燃えているとはいえ、見ている側はかなり寒い中でじっとしていなくてはならないので防寒対策は必須です。
また、服は燃えにくい素材のものがベスト。
気がつくと火の粉などで、小さい焦げ目や穴が空いていたりするので、汚れたり穴が空いたりしても良い服装でいくことをおすすめします。
また夜道で石段もあるので、運動靴などの歩きやすい靴、そして足元を照らす懐中電灯があると安全ですよ。
東大寺二月堂周辺おすすめ宿泊所は?
奈良 万葉若草の宿 三笠
こちらの旅館はお水取りの時期には人気の宿泊所。
三笠は近鉄奈良駅から車で約8分、JR奈良駅から車で約13分。
東大寺二月堂からは約1.1kmほどの場所にあります。
無料送迎バスがあるので電車でも安心ですよ。
若草山の中腹にあり、ロビーからは綺麗な夜景を見ることができます。
都会とは違った、自然に囲まれた古都ならで絶景を堪能して癒されましょう。
露店風呂付の和室、洋室もあり、ゆっくりお風呂を堪能したい方に人気。
館内は清潔感があり、スタッフの対応も良いと口コミでも好評です。
三笠では「東大寺修二会お松明見学」の宿泊プランがあります。
修二会見学の前にしっかりと夕食をとって出掛けられるプランで、東大寺までは無料送迎バスを出してくれるほか、帰館後にあたたかいぜんざいの振る舞いや、使い捨てカイロをプレゼントしてくれるなどのサービスがあります。
住所:奈良県奈良市川上町728-10
電話:0120-77-5471
時間:チェックイン15:00~、チェックアウト~10:30
駐車場:約30台(無料)
※日帰り入浴はありません(食事をすると利用可)。
ホテル尾花
客室を全館リニューアルし、より快適に宿泊ができるようになった大手チェーンホテルです。
ホテル尾花には、修二会をより良く知ってから見学に出られるよう「東大寺二月堂修二会セミナープラン」や、奈良まほろばソムリエによるガイド付きの宿泊プランがあります。
もちろん会場まで無料の送迎付き。
使い捨てマスクやカイロのプレゼントもあるので、安心して修二会を存分に堪能することができると思います。
住所:奈良県奈良市高畑菩提町1110
電話:0742-22-5151
時間:チェックイン15:00~、チェックアウト~11:00
駐車場:約14台(1泊1,200円)
※日帰り入浴はありません。
奈良ホテル
東大寺二月堂からは約1.1kmと距離も近くハイクラスホテルです。
奈良の高い台にある、奈良ホテルは見晴らしも良く、日頃の疲れを忘れゆっくりするにはもってこいの場所です。
心地よいクラシックが聞こえる館内は雰囲気がとても良いですよ♪
お水取りの期間に宿泊する方も多く、口コミではサービスが充実していて雰囲気が良いホテルと評判です。
ハイクラスなのでお値段は張りますが、特別な日や、日常を忘れたい方にもおすすめです。
住所:奈良県奈良市高畑町1096
電話:0742-26-3300
時間:チェックイン15:00~、チェックアウト~11:00
駐車場:約100台(無料)
※日帰り入浴はありません。
ホテル ニュー わかさ
東大寺からは徒歩で約5分の場所にあります。
大仏殿や若草山を一望でき、心安らぐ和室でゆったり過ごすことができます。
とても景色が良いのでほっこりした気持ちになれますね。
お部屋には縁側があり、天気が良い日は外を眺めて日向ぼっこしましょう。
お風呂からの眺めも良いですよ。
また、限定1室の特別室には専用のお庭があります。
住所:奈良県奈良市北半田東町1
電話:0742-23-5858
時間:チェックイン16:00~、チェックアウト~10:00
駐車場:約30台(無料)
※日帰り入浴はありません。
東大寺二月堂のアクセス方法と駐車場情報。
場所:東大寺二月堂
住所:奈良県奈良市雑司町(ぞうしちょう)406-1
電話:東大寺寺務所(0742-22-5511)
地図:
【電車でのアクセス】
JR・近鉄奈良線「近鉄奈良駅」よりバス10分→「大仏殿春日大社前」下車後に徒歩約10分
【車でのアクセス】
京奈和道「木津IC」より約7km約15分
駐車場
東大寺二月堂の修二会のための臨時・特設駐車場はありません。
周辺の有料駐車場をご利用ください。
【東大寺周辺おすすめ駐車場】
〈奈良登大路自動車駐車場〉
住所:奈良県奈良市登大路町80
台数:約284台
時間:06:00~22:00
料金:1回1,000円(平日2時間無料)
〈古都モータープール〉
住所:奈良県奈良市登大路町4-2
台数:約50台
時間:08:30~22:00
料金:200円/30分(最初の1時間350円)、最大(平日1,500円・日祝1,300円)
〈リパークワイド今小路〉
住所:奈良県奈良市今小路町61-1
台数:約38台
時間:24時間
料金:(平日)200円/60分(土日祝)400円/60分、最大(平日500円・土日祝700円)
〈高畑丸山駐車場〉
住所:奈良県奈良市高畑町1215-5
台数:約43台
時間:07:00~21:00
料金:平日800円、土曜900円、日祝1,000円
遠巻きに見ても十分な迫力!でも火の粉を浴びたいなら?
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東大寺二月堂の修二会の見どころなどをお送りしました。
修二会は2週間の期間中、約13万人ほどの人出があります。
特に12日のお水取りの日は最も混雑が予想され、入場規制が行われる可能性が高いので、早めに現地入りを心がけましょう。
遠くからでも十分に迫力のある大松明ですが、無病息災、開運招福のご利益があると言われている火の粉を浴びたいなら、それなりの場所取りが必要です。
12日以外の平日であれば1時間前くらいから、12日のお水取りの日は3~4時間前には場所取りをする必要があります。
大勢の人々に揉まれるので、逃げ場がありませんから、火の粉を浴びても大丈夫なように燃えにくい素材の服で、帽子とマスクは絶対的なマストアイテム。
毛糸の帽子とかだと気づかないうちに小さな穴が空いていたりします。
行く日としては、火の粉を浴びやすく燃えかすを拾いやすい平日を狙うのがおすすめですよ。
やけどに気をつけて、今年1年の運気を上げてくださいね♪
お水取りが終わればいよいよ“春の訪れ”が近づきます。
それでは、良いお参りを。