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ものもらい原因と治し方!赤ちゃんや子供にうつる危険性は?


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ものもらいは、身近な病気ですが、その原因は何でしょうか?

 

もしも、「ものもらい」になったときには、どうすればいいのでしょうか?

 

今回は、身近な病気なのに、意外と対処法が分からない「ものもらい」の原因と治し方です。

 

・ものもらいの原因とは?
・ものもらいは赤ちゃんや子供にうつる?
・プールなどの公共の場で、ものもらいがうつる危険性について
・ものもらいの予防方法と治し方について

 

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ものもらいの原因とは?

目 ものもらい
「ものもらい」は、2つに分けられます。

細菌感染によっておこる「麦粒腫」と、無菌性の炎症である「霰粒腫」です。

 

素人目には、どちらも同じ症状に見えるので、同じ病気だと思われがちです。

 

霰粒腫(ばくりゅうしゅ)の原因

まぶたの縁部分には、脂分を分泌するマイボーム腺というものがあります。

 

霰粒腫は、このマイボーム腺に脂肪が溜まることが原因で起こる炎症です。

 

マイボーム腺自体が分泌する脂肪で詰まる場合が多いですが、化粧品の油分が詰まって炎症を起こす場合もあります。

 

麦粒腫(さんりゅうしゅ)の原因

マイボーム腺や目の周りの毛穴に細菌が入って化膿したり、腫れたりするのが、麦粒腫です。

 

黄色ブドウ球菌が、麦粒腫の原因となる主な細菌になります。

この黄色ブドウ球菌は、常在菌と呼ばれるもので、私たちの身体にいつも付いています。

 

普段は、特に健康に害を及ぼさない菌ですが、免疫力が低下した時などに、異常に繁殖して病気を引き起こします。

 

肺で繁殖すると肺炎を起こし、マイボーム腺で細菌が繁殖すると、麦粒腫になってしまうというわけです。

 


ものもらいは赤ちゃんや子供にうつる?

子供 ものもらい
「ものもらい」というぐらいですから、うつると思いがちですが、霰粒腫はもちろん、麦粒腫も、感染することはありません。

そもそも、麦粒腫の原因菌は常在菌の黄色ブドウ球菌です。
ですから、健康な人には、元々付いている細菌です。
うつるもうつらないもないのです。

感染させることを恐れて、眼帯をするひともいますが、治癒が遅くなるのであまりおススメできません。

 

ただし、ものもらいと間違われ易い流行性角結膜炎はうつります。

 

さい子の場合には、ものもらいより結膜炎に感染することに注意した方がいいでしょう。

 

素人には見分けが難しいので、分からない時には、医師に相談しましょう。
赤ちゃんや子どもでも、小児科ではなく、眼科を受診してください。

 

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プールなどの公共の場で、ものもらいがうつる危険性について

医師 相談
ものもらいが、プールで感染することはありません。
しかし、腫れがある場合は、あまりプールには入らない方がいいでしょう。

 

衛生的には問題はありませんが、水に入ることで目を擦ってしまうので、治りが遅くなることがあるからです。

 

ものもらいの予防方法と治し方について

予防方法 治し方

 

予防法

麦粒腫の原因は、常在菌ですから、免疫力が下がった時に症状が現れます。
ですから、「健康的な生活をする」ということしか予防法がありません。

マイボーム腺から分泌された皮脂が詰まって炎症を起こす場合は、ホルモンバランスの乱れで、皮脂が濃くなっているのかもしれません。

 

この場合は、麦粒腫の予防と同じで「健康的な生活をする」ということしか、予防法はありません。

 

化粧品の詰まりが原因の場合は、「目の際のメイクを避ける」「メイクはしっかり落とす」ことに注意します。

 

治療法

「麦粒腫」も「霰粒腫」も、症状が軽い場合は、安静にしていれば自然に治癒します。

 

れが酷い場合は、点眼薬と内服薬が処方されます。

 

使われるのは、「麦粒腫」は抗菌薬、「霰粒腫」は抗菌薬だけでなく、消炎剤も使われます。

 

重症化している場合は、手術になります。
患部を切開して、膿(うみ)や腫瘤を出します。

 

ものもらいは、軽症なら自然治癒

感染 注意

 

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今回は、「ものもらい」の原因と治し方でした。
ものもらいには二つの種類があり、それぞれ違う原因がありました。

・マイボーム腺や皮脂腺で黄色ブドウ球菌が繁殖することが原因の「麦粒腫」
・マイボーム腺が皮脂で詰まることが原因の「霰粒腫」

どちらも、軽症なら自然治癒することが分かりましたね。
症状が酷い場合は、眼科で点眼薬などを処方して貰いましょう。

 

そして、「ものもらいは人に感染しない」「結膜炎は感染する」というのもポイントでした。

 

うつらないと分かると、安心できますね。

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