喪中はがきの書き方と文例集まとめ【夫や母が亡くなった場合】
年末になるとポストに何通か届けられる喪中はがき。
受け取ったこともあると思います。
もし自分の近親者に不幸があった場合にも、喪中はがきを用意しなければなりませんね。
一般的に近親者が亡くなった場合に、一周忌の法要までの期間を喪中と言います。
そのお知らせが喪中はがきです。
そんな場合に役立つ喪中はがきの書き方と、その文例集を下記の流れに沿ってご紹介していきます。
・喪中はがきの書き方は?
・喪中はがきの文例【夫が亡くなった場合の書き方】
・喪中はがきの文例【母が亡くなった場合の書き方】
・喪中はがきの文例【兄弟が亡くなった場合の書き方】
・喪中はがきの文例【祖父母が亡くなった場合の書き方】
喪中はがきの書き方は?
まずはその喪中はがきの書き方からご紹介します。
① 時候の挨拶などの前文は不要!
喪中のために新年の挨拶を欠礼する旨を最初に伝える。
②「年賀」は使わず、「年始」「年頭」「新年」を使う。
③ 誰がいつ亡くなったのかを伝える。
④ お世話になったお礼を述べる。
⑤ 変わらない付き合い、先方の健康などを願う旨を述べる。
⑥ 句読点は入れない。
喪中はがきの文例【夫が亡くなった場合の書き方】
夫が亡くなった場合の文例を見てみましょう。
本年○月に夫○○が○歳にて永眠いたしました
ここに本年中に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに
皆様方が健やかなる新年をお迎えになりますよう心よりお祈り申し上げます
1の新年の挨拶を欠礼する旨
2の年頭の使用
3の誰がいつ亡くなったのか
4のお世話になったお礼
5の先方の健康などへの願い
6の句読点は入れない
という注意点に沿った文例です。
喪中はがきの文例【母が亡くなった場合の書き方】
次に母親が亡くなった場合の文例を見てみます。
本年○月に母○○が(享年○○歳)が永眠いたしました
生前中に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに
明年も変わらぬご厚誼を賜りますよう謹んでお願い申し上げます
基本的な構成、注意点は同じです。
母の部分は義母の場合もありえますね。
父、義父も同様です。
喪中はがきの文例【兄弟が亡くなった場合の書き方】
兄弟が亡くなった場合の文例です。
本年○月に兄○○が○歳にて永眠いたしました
生前中に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに
明年も変わらぬご厚誼を賜りますよう謹んでお願い申し上げます
兄弟姉妹の喪中期間は90日です。
その期間中にお正月がくる場合は喪中はがきを出しましょう。
はがきの内容、構成などの注意点は同じです。
喪中はがきの文例【祖父母が亡くなった場合の書き方】
祖父母が亡くなった時の文例です。
祖父○○(○○歳)が去る○月○日に永眠いたしました
生前中に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます
来る年も変わらぬお付き合いのほど宜しくお願い申し上げます
一般的には祖父母の場合は、半年以上前に亡くなられた場合は喪中としなくてもよいとされています。
同居していたか、別居していたか、付き合いの度合いによっても違いますが、はがきの内容、構成などの注意点は同じです。
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ここまで喪中はがきの書き方と文例をご紹介してきました。
家族や近親者の死という、悲しい出来事ですが、欠礼状(喪中はがき)を出すことは親しい方々へのマナーです。
もし喪中はがきを準備する立場になってしまったら、この記事をお役立てくださいませ。