【披露宴なしの結婚式】費用や進行は?食事会や二次会を入れる場合は?
現在増えてきているのが、挙式のみ、結婚式のみで、披露宴なしスタイル。
「小さな結婚式」や「家族婚」などという呼び方で、少しずつ浸透してきています。
・ 結婚式には予算をかけずに新生活にお金を使いたい
・ 派手な披露宴は苦手
・ 親が結婚式だけはしてほしいというので
など、多様化する価値観が背景にあります。
参列者は親族のみ、もしくは親族とごく親しい友人のみということが多いので、披露宴なし結婚式のみのスタイルを希望する場合に、イメージしづらいという声もよく伺います。
また、せっかくの機会だからと結婚式のあと披露宴ではなく食事会や二次会を入れる場合も増えてきていますね。
今回は、結婚式のみで披露宴を行わないスタイルや、披露宴なしで結婚式と食事会を行う場合について、費用の相場、大きな流れ、盛り上げる方法などをご紹介します。
この記事の目次
披露宴なしの結婚式の費用相場は?
結婚式だけを行うプランの相場は、10万円程度が費用の相場です。
一般的に、この金額に含まれるのは、
・ 挙式料(人前式)
・ 新郎新婦の衣装(ドレス、タキシード各1着、小物含む)
・ 新婦のヘアメイク
・ ブーケブートニア(造花)
・ 控え室
・ 記念写真(新郎新婦ツーショット1枚のみ)
です。
一見するとリーズナブルに見えますよね。
しかし、次のような利用方法に変更すると、追加料金がかかる可能性もあります。
・ 土日祝日に利用
・ 挙式スタイルをチャペル挙式にする
・ ドレスをランクアップする
・ ブーケを生花にする
・ フラワーシャワーなど挙式後のイベントを追加する
・ 家族の集合写真を追加する
・ 挙式後の食事会でも続けてドレスを着用する
これらの追加料金は、それぞれ数万円。
合計すると、最初の金額より大きく上がってしまいますよね。
提示されたプランが、自分たちのやりたい内容にあっているか、よく考えて、合計の料金で検討するようにしましょう。
食事会や二次会をする場合の費用相場は?
結婚式はトータルで約30分程度です。
せっかく正装して挙式に集まってくださったみなさんを、結婚式が終わったらさようなら、と帰してしまうのも気が引けますよね。
多くの新郎新婦様は、挙式のあと、食事会や二次会を行います。
食事会や二次会にかかる費用は、
・ 食事
・ 飲み物
・ ウェディングケーキなどの演出
・ 引き出物
・ 案内状、席札などのペーパーアイテム
・ テーブル装花
が主な費用になります。
1つ1つ具体的に見ていきましょう。
食事・飲み物
飲食にかかる費用は、食事をする会場によって違ってきます。
ホテルや結婚式場などでは、一人当たり8,000円から10,000円以上のフルコースが一般的。
これに、サービス料や消費税がかかります。
レストラン、食事処などでは、一人当たり5,000円から8,000円程度のコース、会席が一般的です。
飲み物は、
乾杯用のシャンパン:一人あたり800円から1,000円程度
フリードリンク:一人あたり1,500円から3,000円程度
で用意することができます。
ウェディングケーキなどの演出
食事会の中で、ケーキ入刀などのセレモニーをする場合は、その費用を追加で考えましょう。
参列者が少ない場合は、ケーキ1台でいくらと用意することもありますし、一人当たりの価格で用意することもありますので会場と相談してみましょう。
引き出物
ゲストの皆様にご祝儀制で参列していただく場合は、やはり引き出物を用意しておくべきでしょう。
家族あたり5,000円前後の内容をみておく必要があります。
会費制の場合は、引き出物は用意しなくても失礼ではありませんが、お見送りの際のプチギフト程度は用意されることが多いです。
案内状や席札などのペーパーアイテム
親族のみの場合は、事前に出欠が分かっていることが多いため、招待状を出すことはあまりありません。
しかし、場所や時間をお知らせするために、返信はがきなしでの案内状を用意することは時々あります。
手作りする場合はほとんど費用はかかりませんが、用意する予定ならその予算も考えておきましょう。
また、お席札は簡単なものでいいので、用意しておくとおもてなし感がアップします。
手作りすると1つ50円程度、会場などにオーダーしても1つ100円程度で準備できます。
テーブル装花
食事会の会場がホテルやレストランだと、テーブルを飾るお花の用意も検討してもいいでしょう。
ただ、ここにあまり費用をかけたくないと考える方も多く、テーブル装花は用意しない場合もあります。
会場の雰囲気によっては、お花がなくても十分おもてなしの雰囲気があるので、どこまで費用をかけるかお互いに相談して準備しましょう。
披露宴なしの結婚式の進行は?食事会や二次会をする場合は?
披露宴なしの結婚式の内容は?
結婚式のみの場合は、通常の結婚式に参列いただく場合と大きく変わることはありません。
基本的な流れは次のような感じです。
・ 受付
・ 写真撮影(親族集合、新郎新婦のみなど)
・ 結婚式
・ 結婚式後のセレモニー(フラワーシャワー、フォトタイムなど)
・ お見送り
ご祝儀制の場合は、受付でご祝儀を受け取り、出欠確認を行います。
そして、お見送りの際に引き出物をお渡ししましょう。
食事会や二次会の内容は?
披露宴なしとはいっても、結婚式だけでお帰りいただくのは返って申し訳ないので、食事会や二次会を続けて行う場合も増えています。
参列者が40名以上いる通常の披露宴とは違い、親族中心の少人数になるため、やはり通常の披露宴とは違う流れになってきます。
司会者を入れないことがほとんどなので、新郎新婦がある程度流れを仕切っていくことになります。
ゲストお迎え
新郎新婦入場のシーンはなしにし、ふたりが会場入り口でゲストを迎えるスタイルが自然で違和感がないので、この方法でゲストに着席してもらう流れを選ぶ新郎新婦が多いです。
ウェルカムスピーチ
新郎もしくは、新郎新婦から、参列のお礼や食事会の趣旨、家族のみのスタイルを選んだ理由などを紹介しましょう。
乾杯
新婦のお父様、ゲストの中でつながりの深い方に乾杯をお願いしましょう。
簡単なお祝いスピーチがあってもいいかもしれません。
会食
乾杯が終わったら、会話と食事を楽しむ時間です。
もし、会話が続かないかも?と思ったら、後述するようなイベントを用意しておくのも一つの方法です。
ケーキ入刀や新婦の手紙などのイベント
結婚式らしいシーンが撮れるので、抵抗がなければ行っても良いイベントです。
お礼の挨拶
新郎新婦からと、両家を代表して新郎のお父様からお礼の挨拶をいただき、おひらきとします。
お見送り
引き出物をお渡ししながら、お見送りします。
引き出物は、あらかじめ席に配っておいて、お見送りのみという方法もあります。
お色直しをしないことがほとんどなので、トータルで1時間半から2時間程度で会食は終了となります。
食事会や二次会を盛り上げる方法は?
さて、よく心配されるのが、こんな流れで会食が盛り上がるのか?シーンとした雰囲気にならないか?ということです。
確かに、顔ぶれによっては、淡々と食事をして終わりということにもなりかねません。
そこで、程よく食事会や二次会が盛り上がるのにおすすめの方法をご紹介します。
司会者を入れる
親族だけなのに大げさになりそう、会場のサービススタッフでも十分なのでは?と思われますが、親族のみだからこそおすすめしたい方法なのです。
・ 進行を取り仕切る心配がないので、ゲストのおもてなしに集中できる。
・ 親族のみの雰囲気に合わせて自然な司会進行もお願いできる。
・ 乾杯をお願いします、挨拶をお願いします、と自然に進行できる。
などのメリットがあります。
費用は約40,000円から50,000円です。
マイクを回す
ゲストからひとことずつお祝いメッセージをいただきます。
席に座ったまま、マイクを回すスタイルにすることで、緊張せずにコメントでき、ゲスト同士のコミュニケーションも盛り上がります。
二人の紹介写真アルバムを置いておく
披露宴でよくあるプロフィールムービーのアナログバージョンといったところでしょうか。
ふたりの生い立ちがわかる写真を集め、アルバムにまとめておきます。
テーブルに置いておくと、食事中にゲスト同士が一緒に見て、「へぇ〜サッカー好きだったのね!」「吹奏楽部に入ってたの?」などど、会話のきっかけにつながります。
参加する親族の若い頃の写真なども入れておくと、さらに盛り上がりますよ。
結婚式のみの場合は、プラン内容をよく確認!食事会は小さな工夫で盛り上げよう!
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披露宴なしの結婚式の費用や進行、食事会や二次会を盛り上げる方法などをお送りしました。
披露宴なしで、結婚式をしないスタイルを選択する場合は、本当にそれで問題ないか、両家の親御様にもよく確認しておきましょう。
せっかくお祝いに駆けつけたのに、結婚式だけで帰るの?とかえって不満が出てしまうことにもなりかねません。
結婚式のみで行うことのアナウンスや、ご祝儀の扱いなど、よく連絡しておくことが大切です。
また、結婚式のみを行う会場での料金提示は、非常にリーズナブルに見えることがほとんど。
でも、自分たちの条件に合わせていくと、少しずつ追加料金がかかってしまうこともあり、ご祝儀制でない場合には、かえって自己負担が増えてしまうということにもなりかねません。
よく内容を確認し、全体の費用を把握して申し込むようにしましょう。
結婚式のあと食事会などをする場合は、オーソドックスな流れに、結婚式らしいイベントを少し追加するだけで場が盛り上がります。
ゲストの皆様に楽しく気持ちよくすごしてもらうには、小さな工夫で十分です。
ぜひ、じっくり考えてみてくださいね!