ぶどう【皮ごと食べられる品種一覧】栄養や効果は?種も食べられる?
皮ごと食べられるぶどうは皮を剥かなくていいのがラクということで人気です。
品種改良で皮が薄く食べやすくなっていますから、抵抗なく食べられます。
ぶどうの皮には注目の栄養素がたくさん入っていますから、ぜひ皮ごといただきましょう♪
今回は、ぶどうの皮の栄養や効果、皮ごと食べられる品種などについてご紹介します。
・ぶどうの皮の栄養や効果は?
・ぶどうの種は食べられる?栄養や効果は?
・ぶどうのカロリーは?食べ過ぎても大丈夫?
皮ごと食べられるぶどうの品種一覧!
ぶどうの皮は、もともと食べることができます。
ただ、品種によって皮が厚かったり、硬かったりするので、気になる場合は剥いて食べます。
皮が薄く皮ごと食べるのに適した品種をご紹介しましょう。
白(黄緑色)のぶどう
比較的流通量が多いのが次の3つです。
[ グリーンシードレス ]
酸味が少なく、楕円形の実が特徴。種なし。
[ シャインマスカット ]
つやつやの実と高糖度が特徴。
[ 瀬戸ジャイアンツ ]
茶色の斑点のある大粒のマスカット。
そのほか、一般には流通していませんが、
・ 翠峰(すいほう)
・ バラディ
・ ヒムロットシードレス
・ マスカットオブアレキサンドリア
・ ネオマスカット
・ ゴールドフィンガー
・ ピッテロビアンコ
・ カッタクルガン
・ ロザリオビアンコ
なども、皮ごと食べるのに適した品種です。
赤(赤~黒)のぶどう
比較的流通量が多いのが次の2つです。
[ レッドグローブ ]
皮まで食べられるブドウの中では、一番流通しています。
[ レッドシードレスグレープ ]
実が大きく、種もないことで人気です。
そのほかには、
・ ナガノパープル
・ サマーブラック
・ リザマート
・ オリエンタルスター
・ マニュキアフィンガー
・ サニードルチェ
・ ティムコ
・ 紅ピッテロ
・ 紅環(べにたまき)
・ 甲斐路(かいじ)
なども、皮ごと食べることができます。
ぶどうの皮の栄養や効果は?
ポリフェノール
ぶどう(特に赤~黒のぶどう)の皮には、ポリフェノールが豊富に含まれています。
〔 アントシアニン 〕
ブルーベリーにも含まれていることでおなじみのポリフェノールです。
眼精疲労に効果があるとされています。活性酸素を除去し、老化防止に役立つ成分です。
〔 カテキン 〕
お茶の成分として有名ですが、ぶどうの皮にも多く含まれています。
カテキンは、脂肪燃焼やコレステロールの吸収抑制に効果がありますから、ダイエット時には意識的に摂りたい成分です。
また、血圧を下げる効果、抗がん効果なども期待されています。
〔 タンニン 〕
殺菌効果があり、カテキンと似たような働きをします。
〔 レスベラトロール 〕
活性酸素の除去作用があり、ガンを抑制するとされています。
また、食物アレルギーの発症を抑える効果があることが発見され、注目されています。
食物繊維
皮には実よりも食物繊維が豊富に含まれています。
ぶどうの種は食べられる?栄養や効果は?
ぶどうなどの果物の種を食べると盲腸になる、と聞いたことがあるかもしれません。
でも、これは迷信なので食べても大丈夫です。
欧米では、皮も種も食べてしまうのが普通ですから、安心してくださいね。
それでも気になる方はちょこっと種だけを除けて食べたほうが良いでしょう。
ぶどうの栄養や効果は?
さて、ぶどうの種に含まれている栄養は、タンニンとOPCです。
タンニンについては、先ほど説明しましたので、OPCについて詳しくみていきましょう。
OPCは、オリゴメリックプロアントシアニジンの略です。
これもポリフェノールの一種で、抗酸化作用が高いことで注目されています。
むくみの軽減、アレルギーの抑制、血管強化、美白効果などがあります。
ぶどうの種が健康に良いといっても、やはり種を食べるのはいやだという場合は、グレープシードオイルを取り入れるという方法もあります。
グレープシードオイルは、その名の通りぶどうの種を絞って作る植物性オイルです。
中性脂肪を減らすオレイン酸とリノール酸でできているオイルとして注目されていますが、OPCも含まれています。
ぶどうのカロリーは?食べ過ぎても大丈夫?
ぶどう一房当たりのカロリーは、デラウェアは約83kcal、巨峰とマスカットが約177kcalです。
品種によってカロリーが違うのは、房の大きさが違うためで、可食部100g当たりのカロリーは、どの品種も約59kcalとなっています。
ぶどうにかぎらず、果物にはビタミンやクエン酸など栄養が豊富ですから、積極的に食べたいものですね。
ただし、果物は食べ過ぎると体を冷やしたり、お腹が緩くなったりしますから、食べすぎには注意しましょう。
ぶどうは皮ごと食べるのが◎
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ぶどうの皮ごと食べられる品種、栄養や効果についてお送りしました。
ぶどうの皮には、豊富なポリフェノールが含まれていることが分かりましたね。
ポリフェノールは、抗酸化作用やガン抑制効果など注目されている成分です。
ぶどうを食べる時には、ぜひ皮ごといただいてくださいね。