【ココナッツミルクの栄養と効能】カロリーや副作用は?ダイエット効果は?
ココナッツミルクでダイエット!
スーパーフード、ミラクルフードといった健康や美容に良いといわれる食材をたくさん摂取しようとする方が増えています。
ココナッツオイルやチアシードといった食材も、美容や健康に良いということで生活に取り入れてみたという方もおられるのではないでしょうか。
今回は、ココナッツミルクの栄養や効能、ダイエットへの効果などについてご紹介します。
この記事の目次
ココナッツミルクとは?
そもそもココナッツミルクとは何か知っておりますでしょうか。
成熟したココヤシからは3種類の成分を取ることができます。
ココナッツオイルとココナッツミルク、どちらもココヤシの内側の白い固形胚乳と呼ばれるところから作られています。
この固形胚乳を煮出して絞ってできた液体をココナッツミルクといいます。
ココナッツミルクには、水分やミルク分、オイルが含まれていて、その中のオイルだけを取り出したのがココナッツオイルなんですよ。
ココナッツミルクの栄養や効能は?
栄養豊富で健康に良いといわれ注目されているココナッツオイルと、原料も、とれる部位も同じのココナッツミルク。
そのため、ココナッツミルクにも多くの栄養が含まれているんです。
ラウリン酸をはじめ、カリウムやマグネシウム、鉄分などのミネラル、葉酸やビタミンEも含まれます。
栄養素ごとにどんな効能があるのかみてみましょう。
ラウリン酸
ココナッツミルクのおもな栄養は脂質で、70%にもなるんです。
しかし、その脂質はラウリン酸という成分で、脂肪として体に蓄積されにくい中鎖脂肪酸を多く含んでいるんです。
また、抗酸化作用が高いので、体のさびを防いでくれる効能もあるのでアンチエイジング効果も期待できます。
さらに、ラウリン酸の善玉コレステロールを増やす効果でコレステロール値を正常に保つこともできます。
血糖値の上昇を抑える効能もあるので糖尿病の予防にも良いですよ。
ミネラル
[カリウム]
体内の余分な塩分を排出する効能があるので浮腫(むくみ)を抑える効果があります。
また、高血圧の予防にも効果があります。
[鉄分]
貧血予防には欠かせない成分ですよね。
女性は貧血でお悩みの方も多いため、鉄分豊富なココナッツミルクはおすすめ。
また、妊娠乳や授乳中の女性も鉄分不足になりがちです。
鉄分が不足すると免疫力が落ちて風邪を引きやすくなったり、疲れやすくなったりといった不調が出てきますので積極的に鉄分を摂取しましょう。
[マグネシウム]
マグネシウムは正常な筋肉の収縮を助けています。
足がつるなどの症状の原因もマグネシウム不足の場合がありますよ。
また、正常な血圧を保ったり血液循環を保つ効能もあるので高血圧や動脈硬化の予防といった効能効果もありますよ。
ほかにも、神経の興奮を抑え、神経伝達を正常に保つ効能もあるのでストレス緩和にも効果を発揮してくれます。
食物繊維
腸内環境を整える効能があり、便秘や大腸がんの予防といった効果が期待できます。
また、便秘が解消されることで肌トラブルの解消にも効果があるでしょう。
血糖値の上昇を防いだり、血圧の上昇を防ぐ効能もあるので糖尿病や高血圧の予防にもなります。
ビタミン
ココナッツミルクには、ビタミンB1やナイアシン、ビタミンB6といった栄養素も含まれます。
炭水化物の代謝を促したり、脂肪肝の予防や免疫力UPといった効果があります。
また、ビタミンB群の仲間である葉酸も含まれています。
葉酸は、貧血予防の効能があります。
一般的にいう貧血ではなく、赤血球が巨大化することでおきる悪性貧血に効果があります。
また、細胞の再生を助ける効能もあります。
DNAの配列異常を防ぎ、癌や奇形児が生まれる確率を下げるといった効果があるので妊娠中には欠かせない栄養素といわれています。
ココナッツミルクのカロリーや副作用は?
カロリーは?
ココナッツミルクのカロリーは1缶(410g)あたり約615カロリーで、100gだと約150カロリーほどなので低カロリーといえるでしょう。
牛乳の代用として使われる機会が多くありますが、糖質は牛乳より少ないんです。
脂質が多く含まれているので思わず太ることを心配してしまいますが、中鎖脂肪酸を多く含んでいますし、カロリーや糖質、脂質をみても心配ないといえるでしょう。
副作用はあるの?
ココナッツミルクは食物なので、薬のような副作用はありません。
しかし、どのような食品でもアレルギー反応が出る可能性はゼロではありません。
初めて摂取する時は、少量づつ様子を見ながら摂り入れた方がよいでしょう。
稀(まれ)にではありますが、頭痛や喉や胃腸の違和感といった症状が出る方もいるようです。
女性では、生理前などに体調が不安定になりアレルギー反応が出やすい場合もあるので注意が必要です。
ココナッツミルクのダイエット効果とやり方は?
ココナッツミルクにはたくさんの中鎖脂肪酸が含まれているので、摂取することで脂肪燃焼が促進されるためダイエット効果があります。
また、カリウムを多く含んでいるため老廃物を排出したり、水分バランスをコントロールしてむくみを防止してくれる効果もあります。
では、おすすめの摂取方法をご紹介します。
ドリンクとして摂取する場合
ココナッツミルクをドリンクとして摂取する時は、牛乳やヨーグルトに混ぜるのがおすすめです。
牛乳に混ぜる時は、ココナッツミルクと牛乳を1:1で合わせて、お好みで砂糖やはちみつを加えて甘みをプラスしましょう。
コーヒーや紅茶に入れたり、スムージーを作る時に一緒にミキサーに入れても美味しくいただけます。
暑い夏場はひんやり美味しく栄養もある、ココナッツミルク氷はいかがでしょうか。
作り方は極めて簡単ですよ♪
料理に加えて摂取する場合
料理に加えて摂取することもできます。
エスニックなカレーなどの料理に使われるのは定番化していますが、牛乳の代わりに加えることでどんな料理にも合わせることができます。
煮込み料理に加えればコクが増して美味しくいただけますよ。
最適な量は?
効果を得るためにたくさん摂取すればいいというわけではありません。
最適な量やタイミングがあります。
最適な量は、1日コップ1杯程度です。
低カロリーだからといって摂取のし過ぎには注意しましょう。
ダイエット効果が高い摂取タイミングは?
ダイエットの効果を狙うなら、朝、昼に摂取するのがおすすめです。
ココナッツミルクに含まれるケトン体には食欲を抑える効果があります。
食前に摂取することで食べ過ぎ防止にもなりますし、脂肪燃焼効果も発揮してくれますよ。
ココナッツミルクのダイエット効果は早くあらわれるといわれています。
体脂肪や体重の減少なら約3か月程度すれば結果があらわれているはずです。
最近太ったかも‥と思っている方はチャレンジしてみる価値はあるのではないでしょうか。
ココナッツミルクの保存方法は?冷凍しても大丈夫?
ココナッツミルク1缶を1回で使いきるのは難しいでしょう。
一度開けてしまったらなるべく早めに使いきるのをおすすめします。
ココナッツミルクは冷蔵保存も冷凍保存もできます。
冷蔵保存は?
冷蔵保存する場合は、缶からは出して密閉容器に移して保存しましょう。
缶詰もそうですが、缶の劣化や雑菌が入るのを予防するためにもそのまま保管するのはやめましょう。
一度缶を開けたら、3日以内で消費してしまいましょう。
3日間以内に消費しきれない場合は冷凍保存をおすすめします。
冷凍保存は?
冷凍する時は、フリーザーバックに入れたり、前述したココナッツミルク氷の動画のように製氷機に入れて冷凍しましょう。
使う前に冷蔵庫にうつして解凍して飲んだり、氷の代わりにそのまま飲み物に入れることもできますよ。
冷凍保存の場合は1ヵ月程度は大丈夫です。
上手に摂取して健康美に!
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ココナッツミルクの栄養やダイエット効果などをお送りしました。
ココナッツミルクは簡単に手に入るスーパーフードです。
どんな料理にも合わせることができるので、毎日無理せず摂取することができますよ。
たくさんの栄養も含まれていますので、自分に合った摂取方法で心も体もきれいになりましょう♪