新盆見舞い金額相場とのし書き方。時期や服装は?手紙文例は?
夏になるとやってくる「お盆」は、日本人の私たちにとっては慣れ親しんだ行事ですよね。
もちろん毎年大切な行事ではありますが、故人とお別れしてまもないご家族にとって初めて迎える新盆は、特に大切な行事です。
そこで今回は、新盆見舞いの金額相場やのしの書き方などについてご紹介します。
お伺いするときの服装や、逆にお伺いできない場合の手紙文例などもご紹介しますので、今後新盆を控えている方には必見の内容ですよ。
・新盆見舞いの金額相場は?のし袋の種類や書き方は?品物の場合は?
・新盆見舞いに添える手紙の書き方文例。
・新盆見舞いの服装は?
新盆見舞いとは?時期は?
新盆(にいぼん・しんぼん)とは、四十九日後に迎える初めてのお盆のことです。
親族や故人と親しかった友人などは故人を供養するため、新盆用の盆提灯や供花、御供物、お金などを持参し、故人宅を訪れます。
新盆見舞いとしてお渡しするものは地域によって異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。
新盆見舞いの金額相場は?のし袋の種類や書き方は?品物の場合は?
新盆見舞いの金額相場
新盆見舞いの金額は、故人との関係性で判断します。
・ 故人が祖父母や親族:5千円~1万円
・ 故人が友人や知人:3千円~5千円
上記の金額を目安に、自身の故人との関係性を考慮して金額を決めましょう。
新盆見舞いの書き方
新盆見舞いの表書きは、『御供物料』と書くのが一般的です。
どの宗教や宗派でも使用することができますよ。
仏式の場合は「御仏前」もしくは「御佛前」、親族の場合は盆提灯代として「御提灯料」と書くこともあります。
品物を送る場合
新盆見舞いに品物を送る場合は、3千円~5千円を目安にお菓子や果物などから選びます。
旬の果物や、水菓子もおすすめです。
そのほか、故人の好みの品物を持参してもよいでしょう。
新盆見舞いに添える手紙の書き方文例。
新盆に故人宅へ伺えない場合には、手紙を添えて新盆見舞いを送りましょう。
品物を送る場合には、品物が届く前に手紙が届くようにしておきます。
例文はこちら。
○○様の新盆を迎えられ、新たに悲しみがつのられていることとお察し申し上げます。
この度はお伺いすることが叶わず、遠方よりご冥福をお祈りいたしております。
心ばかりですが、お線香をお送りさせていただきます。
○○様のご仏前にお供えください。
月日が経つのは早いもので、○○様の新盆をお迎えするとのこと、改めてお悔やみ申し上げますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。
新盆にあたり、心ばかりですがお花を送らせていただきます。
御家族の皆様のご健康を心よりお祈りいたします。
○○様の新盆を迎えられるにあたり、気持ちばかりですが御香料を同封させていただきましたので、ご仏前にお供えくださいますようお願い申し上げます。
ご生前の面影を偲び、心よりご冥福をお祈りいたしますとともに、御家族の皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げます。
新盆見舞いの服装は?
新盆見舞いの服装は、喪服が一般的です。
ただし、新盆は季節柄暑い時期ですので、新盆法要の規模が小さい場合には私服でよいこともあります。
地域やご家庭で異なる場合もありますので、親族やほかに出席される方々にたずねておくと安心ですよ。
周りにたずねられる方がいない場合には、やはり喪服で出席するのが無難でしょう。
夏用の通気性の良い喪服もありますので、この機会に一式購入しても良いですね。
故人を偲ぶ気持ちを贈る
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新盆見舞いの金額相場やのしの書き方などについてお送りしました。
新盆ではまだ大切な人を亡くされた悲しみが深いご家族も多いことでしょう。
しかし、ご家族にとって故人を偲んでくれる方がいるという事実は、心強くもあり、また嬉しいことでもあります。
故人の供養のためだけではなく、ご家族の気持ちに寄り添う意味でも、正しいマナーで新盆見舞いをお供えしたいものですね。