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【新盆・初盆】提灯の飾り方や期間は?値段の相場や処分方法は?


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故人が亡くなって初めて迎えるお盆を新盆(にいぼん・しんぼん・あらぼん)または初盆(はつぼん・ういぼん)といいます。

 

お盆を迎えるまでに四十九日が過ぎていなければ、次の年が新盆になります。

 

初盆には、普通の盆提灯とは別に、白提灯を飾って故人をお迎えします。

 

今回は、新盆を迎えるにあたっての盆提灯の飾り方などをご紹介します。

 

飾り方だけでなく、提灯の値段の相場や提灯を贈る場合、処分方法などについてもありますのでどうぞ参考にしてみてください。

・新盆の提灯の相場は?誰が買うもの?
・家紋入り提灯の値段は?製作期間は?
・数に制限はある?いつからいつまで飾るの?雨対策は?
・新盆の提灯は使い回してもいいの?
・新盆の提灯の処分方法は?

 

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新盆の提灯の相場は?誰が買うもの?

盆提灯

 

新盆用の白提灯を買う

新盆(初盆)の時だけに飾る白提灯は、盆を迎える故人の家族が用意します。

 

値段はいろいろで一対で一万円ぐらいから販売されています。

 

豪華なものもありますが、一度きりしか使わないものなので、高価なものを買う方は少ないようです。

 

盆提灯は白提灯とは別に必要です

和室の盆提灯

 

白提灯以外の盆提灯は、兄弟や親戚、親しい方が贈るものです。

 

数が多いほど故人が多くの方々と交流のあった人であることが分かるので、昔は提灯を贈られるとありがたがられるものでした。

 

でも都市部では仏壇さえもコンパクトなものが売れ筋になっている時代です。

提灯をたくさん飾るよりも、提灯を一対だけにする家も増えました。

 

ですから、提灯そのものを贈るよりも提灯代として現金を包むのが普通になってきました。

その場合の相場は一万円から二万円です。

 

遺族から提灯を買ってほしいという要望があった時は?

一対二万円ぐらいのものが売れ筋のようですが、一万円から豪華のもので十万円を超えるものもあります。

 

相場にこれといった決まりはありませんし、大きさや値段を確認するのは失礼なことではありませんから、むしろよく確認した方がよいでしょう。

 


家紋入り提灯の値段は?製作期間は?

家紋入り提灯

 

盆提灯には家紋を入れることができるものもありますが、家紋を入れる製作期間が必要となります。

 

2週間くらいかかりますので、早めに手配した方が良いでしょう。

 

家紋は提灯を買うとサービスで付けてくれるところが多く、別料金であっても数千円~五千円くらいのようです。

 

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数に制限はある?いつからいつまで飾るの?雨対策は?

仏壇と盆提灯

 

提灯の飾り方(飾る場所・数)

白提灯は?

新盆の場合、新盆用の提灯を飾ります。

 

白提灯は、初めて帰ってくる故人の霊が迷わないための目印

外から見えるように玄関や門柱に飾るのが正式ですが、場所や防犯などの関係で縁側や軒先・ベランダなどに飾ることもあります。

白提灯だけでなく、盆提灯も別に必要です。

 

盆提灯は?

盆提灯には、御所提灯(ごしょちょうちん)などの吊るすタイプと、大内行灯(おおうちあんどん)や回転行灯などの置くタイプがあります。

 

どちらも盆提灯としての意味合いは同じですから、飾る部屋のスペースなど都合に合わせて選んで大丈夫です。

飾る場所は仏壇の前

飾る数に決まりはありません。

数が多ければ故人がいろいろな方に慕われていたんだということで誇らしいことですが、広い場所がない場合は小さくて良い物を少数飾っても問題ありません。

 

予想の数以上に盆提灯を贈られた場合は、多少手狭になっても飾るのがマナーですが、次の年から少しずつ飾る数を減らしていくことは問題ないようです。

 

 

雨対策

白提灯は雨に当たる場所に飾る場合が多いので、大雨の時には心配ですね。

 

提灯を買う時に、カバーをサービスしてくれるお店もありますから、もしあればそれをかければよいでしょう。

 

カバーがない場合は、透明のビニール袋を被せたり、雨がかからない場所に移動させたりしても大丈夫です。

 

でも白提灯は雨に塗れて破れても特に縁起が悪いということもありませんし、お盆の期間が終われば処分するものですから、気にならないのであればそのままでもかまいません。

 

提灯を飾る時期は?

流し灯籠

 

盆提灯には、お盆の迎え火や送り火という大切な役割があります。

 

ですから、提灯はお盆(地域によって7月13日の場合と8月13日の場合があります)までに用意しておきましょう

 

早く帰って来て欲しいという願いを込めて、7月(8月)に入ったらすぐに飾りはじめる場合が多いですね。

 

白提灯も同じ日に飾りま

 

お盆の期間中は提灯の灯りは灯しておきますが、お盆期間は地域によって考え方が違うので、親戚の方やお寺様に伺っておくと安心ですね。

 

新盆の提灯は使い回してもいいの?

供花 菊の花

 

白提灯は、初めての盆にだけ『故人に家を知らせる目印として飾るものです。

何度も使い回すことはありません

 

逆に、盆提灯は毎年飾るものですから、次の年まで大事に保管しておきましょう

 

葬儀の後の四十九日まで、盆提灯に似た提灯を飾る場合がありますが、これは故人が安らかに成仏することを願って飾るものです。

これも使い回しはしないのが普通です。

 

新盆の提灯の処分方法は?

どんど焼き お焚き上げ

 

提灯は、お盆が終わったら処分します

 

処分の方法は地域によって違いますが、基本的にはお焚き上げ(燃やす)です。

 

送り火で燃やしたり、自宅の庭でお焚き上げしたり、菩提寺でお焚き上げしてもらいます。

 

でも都市部では自宅でお焚き上げすることは難しいでしょうし、菩提寺も遠方で提灯を燃やすためだけにいくのは難しい場合もありますよね。

 

そういう場合は、火袋に少しだけ火を入れて燃やし(形だけお焚き上げをして)、完全に消火してから紙(できれば白い紙)に包んでゴミとして処分する場合が多くなっています。

 

白提灯は新盆(初盆)にだけ飾るもの

玄関に飾ってある白提灯

 

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新盆(初盆)を迎えるにあたっての白提灯・盆提灯の飾り方についてお送りしました。

 

白提灯・盆提灯はそれぞれ別の役割がありますから、新盆には両方必要なことが分かったことと思います。

 

お盆の迎え方の参考にしてくださいね。

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