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府中くらやみ祭り2024の日程とイベント!神輿渡御や競馬式は?屋台は?


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中くらやみ祭りとは東京都府中市の大国魂神社(おおくにたまじんじゃ)で毎年5月に開催されるお祭り。

 

大國魂神社は武蔵国の総社で、東京五社の一社。

 

武蔵一宮から六宮までを合わせてお祀りしているので、六所宮(ろくしょぐう)とも呼ばれているんですよ。

 

くらやみ祭りはその大國魂神社の例大祭で、その名の通り暗闇の中で神輿(みこし)を担ぐことから名前がついたお祭りです。

六所宮を集めてお祀りしているので、神輿の数が多いことでも有名で、総勢8基のお神輿が練り歩く様子は壮大な眺めです。

今回は、府中くらやみ祭り2024年の日程や見どころ、イベントや屋台などについてご紹介します。

 

※2024年は記載内容と異なる場合があります。

 

 

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府中くらやみ祭り2024年の日程やイベントスケジュールは?

府中囃子が街中に響きわたるくらやみ祭!山車巡業や神輿渡御、競馬式など見どころ満載ですよ♪

日程:2024年5月3日(金祝)~6日(月休)

[2024年 神輿渡御 桟敷席]

イベント日時:5/5(日祝)16:00~20:00

受付期間:4/1(月)~

受付場所:大國魂神社 社務所

料金:5,000円(※奉賛会員3,000円)

今年のイベントスケジュールはこちら。

 

2024年 イベントスケジュール

府中くらやみ祭りでは、さまざまなイベント(儀式・行事)が開催されます。

 

行事 時間 場所
4/30(火)
品川海上禊祓式

(汐汲み・お浜降り)

09:30~16:00 品川海上
5/1(水)
祈晴祭(きせいさい) 09:30~
5/2(木)
御鏡磨式(みかがみすりしき) 19:30~20:00
5/3(金祝)
府中囃子の競演 18:30~ けやき並木通り(京王線高架南側)
競馬式(こまくらべ) 20:00~ 旧甲州街道(一之駒~四之駒)
5/4(土祝)
御綱祭(おつなまつり) 09:00~
萬燈(まんどう)大会 12:30~14:30 大國魂神社拝殿前・神楽殿前
子供御輿連合渡御 12:00~ 参道~けやき並木通り
太鼓の響宴 17:00~18:00 大國魂神社大鳥居前
山車の巡行 18:00~21:00 大國魂神社周辺の旧甲州街道、けやき並木通り
5/5(日祝)
例祭 10:00~
道清め 12:30~
太鼓送り込み 14:30~ 各町内~随神門内・拝殿前
宮乃咩(みやのめ)神社奉幣 14:00~ 境内摂社宮乃咩神社
御饌催促の儀 15:30~
動座祭 15:30~ (非公開)
威儀物授与 17:30頃~ (非公開)
御霊遷の儀 17:20~ (非公開)
神輿渡御(おいで) 18:00~21:00 大國魂神社本殿~御旅所
坪宮(つぼのみや)神事 20:30~ 境外末社坪宮
野口仮屋の儀 22:00~ 野口仮屋
やぶさめの儀 22:30~ 御旅所 北門前
5/6(月休)
神輿還御(おかえり) 04:00~08:00頃 御旅所~各町内~大國魂神社の参道~本殿
鎮座祭 09:00~ (非公開)

大國魂神社(042-362-2130)

 

※2024年は記載内容と異なる場合があります。

 


府中くらやみ祭りの見どころは?

府中の夜が熱気に包まれる!くらやみ祭り

府中くらやみ祭り 神輿渡御

 

府中くらやみ祭りの見どころは、その名の通り暗闇で行われる神事の数々。

 

特にメインとなるのは5月5日の夜に行われる、“ おいで ”と呼ばれる『神輿渡御』です。

 

大太鼓を先導にして8基の神輿が夜の府中市街を練り歩きます。

 

夜に担がれる神輿は熱気に包まれ、大変に勇壮かつ神秘的。

 

また前日5月4日に行われる、華やかな萬燈大会や山車の巡行も見応えがあると思います。

 

大太鼓は両日とも観覧することができるので、山車を観たいなら5月4日、神輿を観たいなら5月5日に的を絞ってお出かけになると良いですね。

 

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『府中囃子の競演』『競馬式』の見どころは?【5月3日】

府中囃子の競演

府中くらやみ祭り 山車の競演

 

馬場大門けやき並木にて18:00~20:00の間(※2024年は18:30~)、約10基の山車がけやき並木に並びます。

 

山車では府中囃子の競演が行われ、華やかに祭りを盛り上げます。

 

府中囃子は府中の郷土芸能。

 

おかめやひょっとこのお面を被った子どもたちが、笛や太鼓の音色に合わせて踊ります。

 

競馬式(こまくらべ)

府中くらやみ祭り こまくらべ

 

旧甲州街道 府中街道交差点東側から大國魂交番前にて20:00頃より、6頭(※2024年は4頭)の御神馬が旧甲州街道を3往復します。

 

普通の道路を白馬が駆けていくさまは思った以上にかっこいいですよ。

 

コツコツ、パッカパッカといった馬の足音が心地よく響きます。

 

『萬燈大会』『太鼓の饗宴』『山車の巡行』の見どころは?【5月4日】

萬燈(まんどう)大会

府中くらやみ祭り 萬燈大会

 

大國魂神社神楽殿前やケヤキ並木にて12:30~に萬燈大会が行われます。

 

毎年制作されるカラフルな萬燈の美しさや、それを繰る技術が競われる伝統行事。

 

萬燈の重さは約40Kg以上にもなり、それをクルクルと回しながら、遠心力で傘を広げます。

 

見た目以上に持ち手はハードですが、軽々とこなす様はさすが職人芸。

美しさと力強さを兼ね合わせた優美な大会ですよ。

 

人気の芸なので見物客もたくさんいます。

後ろの方だと見づらいので早めに行って場所取りしておくと良いでしょう。

 

萬燈大会の後に行われる萬燈パレードも華やかな迫力があって見ものです。

いろいろなデザインや色彩があって楽しいですよ。

 

太鼓の饗宴

府中くらやみ祭り 大太鼓

 

神社大鳥居前の甲州街道けやき並木において、17:00頃より太鼓の饗宴が行われます。

 

打ち鳴らされるのは日本最大級を誇る大太鼓の数々。

 

腹の底にガツンと響き渡るような音は、夕闇の府中の空気をビリビリと震わせます。

 

力強く勇壮な大太鼓の饗宴は、一見の価値があると思いますよ。

 

山車の巡行

府中くらやみ祭り 山車巡行

 

18:00~21:00の間、甲州街道とけやき並木を中心に、各町内の21基の山車が曳き廻されます。

 

それぞれに趣向の違うお囃子や踊りが非常に華やか。

 

夜の照明にほのかに輝くたくさんの山車。

お囃子に合わせるかのようにゆらゆらと揺れる提灯の明かり。

 

街全体が幻想的な雰囲気に包まれます。

 

『太鼓送り込み』『神輿渡御』『やぶさめの儀』の見どころは?【5月5日】

太鼓送り込み【5月5日】

府中くらやみ祭り 太鼓送り込み

 

夕刻より行われるメイン行事の神輿渡御の先駆けとして、先祓大太鼓を始めとする大太鼓が、各町内から大國魂神社を目指し、神輿のお迎えにあがります。

 

大國魂神社では約1時間ほど、威勢よく太鼓が打ち鳴らされます。

 

神輿渡御

府中くらやみ祭り 神輿渡御

 

府中くらやみ祭りのメイン行事ともいえる神輿渡御

 

花火の合図で大太鼓が打ち鳴らされ、太鼓の先導で8基の神輿がお旅所を目指します。

 

担ぎ手と観客で辺り一帯は熱気と興奮に包まれます。

「おいさ、おいさ」の掛け声と、直径二メートル以上もの大太鼓の力強い響きが、より一層気分を高揚させていきます。

 

夜中に大太鼓に先導されて行く神輿の姿は、とても幽玄で荘厳ですよ。 

威勢よく担がれた神輿は、旧甲州街道、府中街道を練り歩きながら3時間かけて御旅所に到着。

この日はお旅所にて1泊します。

 

やぶさめの儀

府中くらやみ祭り やぶさめの儀

 

5月5日の最後に執り行われる神事は、神馬に乗った大國魂神社の宮司によって、御旅所の北門前で行われれるやぶさめの儀

 

このやぶさめは儀式的な意味が強く、必ず的に矢が当たります。

 

とはいえ、暗闇の中で行われるやぶさめは厳粛で、神秘的ですらあります。

 

『神輿還御』の見どころは?【5月6日】

神輿還御(おかえり)

府中くらやみ祭り 神輿

5月6日の04:00から、御旅所に1泊した神輿が各町内を練り歩きながら4時間かけて大國魂神社に帰ります。

早朝の清々しい空気の中、前日夜の熱気とは打って変わって、神々しい神輿はくらやみ祭りのフィナーレにふさわしい趣き。

 

だいたい07:30~08:00頃までには8基全ての神輿が大國魂神社に揃います。

 

府中くらやみ祭り 屋台の内容や植木市は?

夜祭りに欠かせない屋台も充実!

府中くらやみ祭り 屋台と行列

 

お祭りには屋台が欠かせませんね。

 

特に府中くらやみ祭りは夜のお祭りですから、ひと際、屋台が楽しみになると思います。

 

府中くらやみ祭りでは屋台もたいへん充実。

 

特に出店が多いのは5月3~5日で、約500店舗の出店があります。

 

6日になると数はぐんと減りますが、境内にはいくつかの出店があるようです。

 

場所は大國魂神社の境内を中心に、一部けやき並木まで。

 

時間帯は一部の屋台が午前中より営業、お昼頃には8割くらいの屋台が出揃い、午後になるとほぼ全ての屋台が営業しているといった感じです。

 

夜は早いお店で21:00ころより閉店が始まり、居酒屋系の屋台はだいたい23:00ころまで営業していると思います。

 

屋台の内容は、ベビーカステラや焼きそば、たこやきといった飲食系を中心に、クジやボールすくいなどの遊戯系を交えた、いわゆるお祭り屋台のほか、飲食ブースのある居酒屋系の屋台も充実。

 

子どもから大人まで楽しめると思いますよ♪

[屋台のおもな出店内容]

 

お好み焼き、たこ焼き、イカ焼き、唐揚げ、鮎の塩焼き、焼き団子、フランクフルト、鳥川餃子、焼きとうもろこし、串焼き、五平餅、じゃがバター、ケバブ、あんず飴、チョコバナナ、ベビーカステラ、りんご飴、トルコアイス、金魚すくい、くじ引き、スーパーボール、お面、など。

 

植木市

※2022年の植木市は中止となっております。

 

また、3日からは、関東各地の植木屋が集まる盛大な植木市も開催。

 

かなり多くの種類の植木がお手頃価格で販売されます。

 

見たことのない名前ばかりなのでとても新鮮ですよ。

かわいいサボテンやお花、食べ物の苗木もあります。

 

ガーデニングや観葉植物が好きな方は必見です。

初心者から上級者まで楽しめることでしょう。

 

府中くらやみ祭りの歴史や由来は?

くらやみ祭り 豪奢な神輿

 

くらやみ祭りの起源は国府祭で、奈良時代から平安時代に令制国の国司が置かれた都市(国府)のお祭りに由来するといわれている、伝統と格式のあるお祭りです。

尊いものを見ることは許されない、神様を見ると目が潰れるという日本古来の儀礼にのっとっています。
神聖な御霊が神社から神輿に乗り移って御旅所に渡御するのは、人目に触れない暗闇の夜でなければならないとし、街の灯りを消した中で神輿の渡御が行われたことが始まりのようです。

江戸時代にはほぼ現在のような神幸の形になったようで、時代とともに多少の時間の変更はあるものの、夜の神輿渡御は伝統のまま引き継がれています。

 

目黒流と船橋流からなる府中囃子は府中の郷土芸能となっており、くらやみ祭りは「武蔵府中のくらやみ祭」として東京都の無形民俗文化財(風俗慣習)に指定されています。

 

府中くらやみ祭りのアクセス方法と駐車場情報。交通規制は?

くらやみ祭り 山車巡行

場所:大國魂神社、周辺市街地

住所:東京都府中市宮町3-1(大國魂神社)

電話:大國魂神社(042-362-2130)
地図:

【電車でのアクセス】

京王線「府中駅」より徒歩約5分

JR「府中本町駅」より徒歩約5分

 

【車でのアクセス】

中央道「国立府中IC」より国道20号経由で約4km約15分 

 

駐車場

府中くらやみ祭りのための臨時駐車場はありません。

周辺の有料駐車場をご利用いただくことになります。

 

大國魂神社の駐車場は祭期間中(2024年 5/1(水)~6(月休))は使用することができませんのでご注意くださいね。

 

府中駅南口市営駐車場は、5月4日・5日は周辺道路が通行止めになるため、次の期間は使用できません。

4日 17:00~21:00(出庫のみ可)

5日 12:00~17:00(出庫のみ可)、17:00~21:30(入出庫不可)

府中市街地は交通規制も敷かれる予定ですので、可能なかぎりパーク&ライドをおすすめします。

 

交通規制

① 祭の期間にかかわらず、日・祝日にはけやき並木通りの国際通り入り口先から大国魂神社前交差点までの間に車両交通規制が敷かれています。

 

② くらやみ祭り期間中は京王線「府中駅」、JR総武線「府中本町駅」、けやき並木通り、旧甲州街道、大國魂神社周辺一帯で大規模な交通規制が敷かれる予定です。

時間帯は場所によって規制時間が変わりますが、12:00~21:30頃までを見込んでおくと良いと思います。

 

6日は早朝(03:30~07:30頃・神輿還御)に交通規制が行われますのでご注意ください。

 

お祭りの状況次第では規制時間の延長される可能性もありますので、お時間に余裕を持ってご計画くださいね。

 

2024年 詳細な交通規制図はこちらから確認できます。

 

神々が集う大國魂神社の由緒あるお祭り

くらやみ祭り 大國魂神社 神輿還御

 

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府中くらやみ祭りの見どころやイベント内容をお送りしました。

 

大國魂神社の創建は景行天皇41年(111)と言われています。

これは大化の改新後くらいであるようですから、大変に由緒のある神社ですね。

 

それまで、国司の仕事の1つに、武蔵国内の神社を一宮から六宮まで、順番に巡行するという責務がありました。これは当時としては、なかなか大変なこと。

そこで、時の国司が「あちこち巡行するのは大変だから1ヶ所に集めてしまおう!」、と言ったかどうかは定かではありませんが、効率化を図って武蔵国内の神々を1ヶ所に集めてお祀りしたのが大國魂神社の始まりなんです。

6ヶ所の神社の神様をお祀りしているので、大変に大規模な神社になりました。

 

当初は六所宮と呼ばれており、江戸時代になると徳川幕府の保護が篤くなって、寛文7年(1667)造営の本殿をはじめ、拝殿・神楽殿・宝物殿などの建物が立てられました。

 

武蔵総社大國魂神社と称するようになったのは明治4年(1871)になってからのことです。

 

府中くらやみ祭りにお出かけの際は、ぜひ大國魂神社に参拝して、重要文化財の数々もご覧になってみてくださいね。

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