ゆず湯の時期と効果。作り方は?ピリピリするのはアレルギー?
昔から、日本には強い香りで邪気をはらう風習がありますね。
ゆず湯も、その風習のひとつです。
冬の寒い時期に旬を迎える柚子は、香りが強く邪気ばらいにピッタリなんです。
それに、柚子は実るまでに長い年月がかかるので、“長年の苦労が実りますように”との願いも込められています。
柚子湯に入りながら「一陽来復」と唱えると、幸運が訪れるそうですよ!
今回は、そんなゆず湯に最適な時期と、ゆず湯の効果についてまとめていきます。
ゆず湯の効果は嬉しいものばかりですから、記事を参考にぜひゆず湯を楽しんでくださいね。
・ゆず湯とは?入る時期は?
・ゆず湯の効果は?どんな効能があるの?
・ゆず湯の作り方は?ゆず湯をした後の柚子の活用方法は?
・ゆず湯で体がピリピリしたり痒くなるのはアレルギー?対処法は?
ゆず湯とは?入る時期は?
ゆず湯といえば冬至(毎年12月22日頃)です。
元々は、12月から1月にかけて旬を迎えるゆずの香りを使って、邪気を払う為にゆず湯に入っていました。
それが次第に、柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」という語呂合せから冬至に柚子湯に入るようになったようですね。
ゆずは貯蔵性もありますから、年末までに収穫されたものが春頃までお店に並びます。
冬至はもちろん、無農薬の柚子をみつけたらゆず湯にすると楽しいですよ。
ゆず湯の効果は?どんな効能があるの?
柚子の皮にはリモネンやβカロチン、ビタミンC、ペクチンなどがたくさん含まれています。
これらの成分には、体を温める効果や抗酸化作用、皮膚の粘膜を強する、疲労回復などの効果があります。
また、種子に含まれる油には、抗癌作用やアトピー性皮膚炎に効く成分があることも分かってきています。
もちろん、柚子のいい香りにはリラックス効果もあります。
いいことずくめですよね!
ただ、柑橘類の皮に含まれる油には紫外線で日焼けをすることが分かっています。
夜に入浴すれば、次の朝からの紫外線には影響ありませんし、冬の紫外線は弱いので心配ありません。
もし、入浴剤などでゆず湯を楽しむ人は、夏季の日中にゆず湯は避けましょう。
ゆず湯の作り方は?ゆず湯をした後の柚子の活用方法は?
ゆず湯の作り方
ゆず湯の作り方は簡単です。
まず、無農薬の柚子を用意します。
無農薬でないと、農薬を皮膚に塗りつけるようなものですから、気をつけましょうね。
この柚子を、入浴時にお風呂に浮かべればOKです。
面倒なら丸ごとドボン!でもいいですし、輪切りにしたり、半分に切ってから入れてもいいですね。
カットしてから入れた方が、香りがいいのですが、果肉がお湯を汚してしまうという欠点があります。
心配なら、ガーゼに包んでから入れましょう。
ガーゼが無ければ、洗濯ネットでも代用できます。
柚子の活用方法
無農薬の柚子はそれなりの値段がします。
ゆず湯を楽しんで、そのまま捨ててしまうのは忍びない…。
そこで、柚子の活用法です。
ゆず湯で重要なのは皮の成分です。
そこで、ゆず湯をする時に皮だけをガーゼに包んで作る方法があります。
これだと、果肉の部分は食用に出来ます。
柚子で自家製のポン酢を作ったり、柚子ジャムを作ったりするのがおススメ。
皮だけのゆず湯が味気ないという人は、入浴後、柚子の皮でお風呂掃除をするのもおススメ。
柚子の皮は、水アカを落とすのに適しているんですよ。
ゆず湯で体がピリピリしたり痒くなるのはアレルギー?対処法は?
ゆず湯には、嬉しい効果がたくさんありますが、ちょっと困った症状が出る人もいます。
それが、肌のピリピリ感。
これ、リモネンのせいなんです。
リモネンは香りの成分ですが、油を落とす作用もあります。
通常は、肌の汚れを取ってくれてツルツルにしてくれるリモネンですが、肌が弱い人の場合は、油を落とし過ぎて刺激を感じるのです。
よぼど酷い場合以外は、洗い流せばピリピリしなくなりますが、稀にかぶれる事がありますので注意しましょう。
○肌が弱い人でも楽しめるゆず湯の入り方
1.柚子の皮を剥かずに、個数を減らして浴槽に入れる。
2.20分程蒸したり、湯通ししたりしてから浴槽に入れる。
3.柚子を浴槽に入れずに、洗面器などに浮かべて香りだけを楽しむ。
冬は、ゆず湯に最適な時期
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いかがでしたか?
今回は、ゆず湯に最適な時期とゆず湯の効果を中心にご紹介しました。
ゆず湯には、リラックス効果だけでなく、抗酸化作用や疲労回復などの効果があることが分かりましたね。
冬は柚子が出回る時期ですから、みなさんも是非ゆず湯を楽しんでくださいね。