【畳のカビ】きれいに掃除する方法!効果的に除去する取り方やコツは?
畳のカビを上手に掃除する方法、効果的に除去する取り方についてご紹介しますね。
梅雨のジメジメとした時期などに、しばらく使っていない和室を開けてみたら、畳にカビが生えていた‥なんてことはありませんか?
「急いで掃除をしなきゃ」でもちょっと待って!
畳のカビはそのまま掃除してはダメなんです。
そこで今回は、畳に生えてしまったカビの正しい対処のしかたについてお届けしたいと思います。
・畳のカビの掃除前に用意するものは?
・畳のカビの掃除でやってはいけない方法とは?
・畳に生えたカビのお掃除方法!
・畳の黒カビをしっかり除去するには?
・畳のお掃除を効果的にするコツは?
・畳のカビを予防する対策は?
畳のカビの掃除前に用意するものは?
畳に生えてしまったカビをお掃除するために準備するものは次の6つ。
・ 消毒用エタノール
・ 霧吹き
・ たわし
・ 掃除機
・ 乾いた雑巾
・ マスク
消毒用エタノールは薬局で売られています。
霧吹きはエタノールを噴霧するのに使います。
100均などで売られているもので充分です。
たわしは昔ながらの亀の子たわしか、靴を洗う時に使用する柄付きたわしがGoodですね。
掃除機は普通の家庭用掃除機でかまいません。
マスクはお掃除の際にカビを吸い込まないために使用します。
さて、準備が整ったら、いざ!畳のカビ退治といきましょう。
カビが生えた畳の簡単な掃除方法がこちらの動画で紹介されています。
『畳にカビが生えたときの対処方法』
畳のカビ掃除でやってはいけない方法とは?
畳のカビを実際にお掃除する前に、やってはいけないことをまずご紹介しておきましょう。
それはカビの生えた畳を掃除機や雑巾などで掃除すること。
「本格的にお掃除する前に、表面だけでもザっと生えているカビを取っておこう!」などと考えてはいけません。
カビが生えた畳を掃除機や雑巾などで掃除すると、カビの胞子が畳の目の中に入り込んでしまいます。
すると、表面上はカビが除去されたように見えますが、時間が経つとますます増殖する原因となってしまうんです。
ですから、畳にカビが生えているのを発見した場合は次の方法で対処しましょう。
畳に生えたカビのお掃除方法!
① 霧吹きに消毒用エタノールを入れて、カビの生えた畳にまんべんなく噴きかけます。カビ菌はエタノールで殺菌されますので、丁寧に噴きかけましょう。
② エタノールは揮発性が高いので、すぐ乾きます。匂いが気になる場合は窓を開けて換気をしてください。
③ エタノールが乾いたら、畳の目に沿って、たわしでブラッシングしていきます。カビの死骸を掻き出す感じで、上向きに浮き立たせるようにブラッシングしてくださいね。
④ 浮き立たせたカビの死骸を掃除機で吸い取ります。この時、掃除機の排気で舞い散らせないように気をつけてください。
⑤ カビを除去し終えたら、もう1度エタノールを拭きかけます。
⑥ 仕上げに乾いた雑巾でから拭きして終了です。
畳の黒カビをしっかり除去掃除するには?
畳に生えたカビが黒カビだった場合は、エタノールを使用してお掃除しても、黒い色がシミになって残ってしまいます。
そんな場合は次の方法で漂白しましょう。
【用意するもの】
・酸素系漂白剤
・重曹
・綿棒
・水
・乾いた雑巾・濡れた雑巾
・ゴム手袋
① 酸素系漂白剤と重曹を1:1の割合で混ぜ、水を少量足してペースト状にします。
② これを綿棒で黒カビのシミの部分に塗っていきます。黒カビ以外の場所に塗らないように、丁寧に塗布してくださいね。
③ 5分くらい経ったら濡れた雑巾で叩くようにしてペーストを除去します。
④ シミが取れるまで塗って叩く、塗って叩くを繰り返してください。
⑤ シミが取れたら、濡れた雑巾と乾いた雑巾で洗浄します。漂白剤が残っていると肌に悪いので、しっかり洗浄してくださいね。
⑥ 乾いた雑巾で仕上げ拭きをして終了です。
この方法は漂白剤を使用するので、必要最小限にとどめましょう。
畳を漂白することになるので、畳の変色を避けたい、畳を傷めたくない場合にはおすすめできません。
畳のお掃除を効果的にするコツは?
普段のお掃除をする際には、畳のお部屋は掃除機でお掃除するのが一番効果的。
ですが、そのままいきなり掃除機をかけるのは、本当はあまりおすすめできません。
掃除機で表面のホコリを畳の目に刷り込んでしまうからです。
面倒でも、ほうきやたわしで表面のホコリを浮き立たせてから掃除機をかけることをおすすめします。
お酢は除菌効果あり!
また、1ヶ月に1度くらい、お酢を使ってお掃除すると除菌効果があります。
この場合はお酢を20倍の水で薄め、固く絞った雑巾で拭いていきます。
ただし湿気の多い時期は止めておきましょう。
空気が乾燥した、お天気の良い日を選んで行うことをおすすめします。
終了したら窓をしばらく開放して、畳をよく乾かしてくださいね。
畳のカビを予防する対策は?
畳のカビはどうして生えるのでしょうか。
現代の住宅は、壁はクロスで覆われている家がほとんどですし、柱などの材木も表面加工がしてありますね。
そんな中で和室の畳が一番湿気を吸いやすい条件にあるんです。
畳にはもともと、湿気を吸ったり吐いたりする機能があるんですが、ほかの材質が湿気を吸ってくれないので、畳の能力以上に湿気を吸わされているのが現状です。
これが畳にカビが生える原因。
カビは湿度が65%以上、温度が20℃以上になると一挙に増殖しやすくなります。
そこで除湿機やエアコンのドライで、空気中の湿気を減らしてあげるのが一番効果的。
空気を乾燥させることで、畳が湿気を吐き出してくれます。
窓を開けて換気もおすすめ!
また、こまめに窓を開けて部屋のよどんだ空気を入れ替えるのも効果的です。
ただし、雨の日は窓を開けてはいけません。
逆に外の湿気をどんどん吸ってしまうからです。
あくまでも畳を乾燥させることが目的なので、天気の良い日に窓を開放しましょう。
また、畳を濡れた雑巾で拭いてお掃除するのは厳禁。
お掃除は掃除機やほうき、乾いた雑巾で行ってくださいね。
最も良いのは掃除機。
畳に掃除機をかけると、掃除機が畳の中の湿った空気を外へ吸出してくれるんです。
とにかく畳を乾燥させること。
お洗濯の部屋干しは、畳の部屋では止めましょうね。
梅雨の時期には要チェック
【関連記事】
●フローリングのカビを掃除する方法!効果的に除去する落とし方は?
●押入れ、クローゼットのカビや湿気を対策!すのこや新聞紙で防止。
●家具のカビ取り方法と防止対策!原因は?臭いを除去する方法は?
●布団の湿気カビ対策!フローリング直敷きは危険?予防方法は?
●布団のカビの取り方と対策。効果的に落として除去する方法は?
●ベッドマットレス(すのこ)カビ取り方と防止対策!臭いの除去方法は?
●部屋の湿気対策。原因は?カビやカビ臭さを防ぐおすすめ除湿方法は?
●加湿器のカビ対策と掃除方法。カビ臭さを除去して防止しよう!
畳に生えてしまったカビのお掃除の仕方についてお送りしました。
畳は古い畳よりも、新しくて青い畳のほうがカビが生えやすいと言われています。
新しい畳は良い香りがして心が和みますが、梅雨の時期は要注意と言えますね。
普段からこまめにお掃除をして、大切に使ってあげてくださいね。