節分の豆の数!理由や由来は?年齢は数え年、満年齢どっち?
節分の豆まきは、昔からやっていたからとか、幼稚園でも行事としてやっていたからなど馴染み深いですよね。
しかしながらその理由については知らない方が多いのかもしれません。
なぜ豆をまくのでしょう?
なぜ豆の数を年の数だけ食べるのでしょうか。
今回は、節分に年の数だけ豆を食べる理由や由来、豆の数え方など、なんとなく気になるあれこれについてご紹介します。
お子様に説明できる節分の意味や、節分に取り入れられるレシピやアイデアなどもお伝えしますね。
・節分に歳の数だけ豆を食べる理由は?食べ過ぎたら?
・なぜ節分に年齢分の豆を食べるようになったの?由来は?
・豆の数え方。年齢は数え年?満年齢?
・豆はそのまま食べないとダメなの?おすすめの食べ方は?
・豆まきのアイデア!
節分に歳の数だけ豆を食べる理由は?食べ過ぎたら?
豆の数の理由
年の数だけ福豆を食べることは、年の数(豆の数)の福を身体に入れるというゲン担ぎ(縁起が良いことを呼び込むためにすること)ですね。
昔話にみる節分の由来
節分はもとは、宮中で行われた追儺(ついな・鬼(疫病や厄など)を払う儀式)の行事や、神社で行われた豆打ちの行事が庶民に伝わったものですが、節分のいわれらしき昔話の民話もあります。
昔、二月の節分は豆をまく日ではなく、神社やお寺にお参りに行く日でした。
その節分に鬼がでてお参りに行く人を襲って食べていました。
人を食う鬼の親分と神さまが約束を取り交わします。
「この豆をまいて育ったら人間を食ってもいい。育たなかったら食ってはいけない。」
鬼たちは豆を育てますが、炒っている豆なので芽がでません。
鬼たちは「約束なので人間は食いませんが、道で転ぶほど弱った人間は食べさせてください、疲れて転んだ人間は食べません。」と言いました。
神さまは、いいだろう。と言います。
鬼たちが帰ったあと、神さまは人間たちに、道で転んだら「疲れた。休もう」と言いなさい。
それと、“鬼たちは炒った豆がキライ”、だということを教えます。
それ以来 節分には炒った豆を投げて鬼を祓い、道で転んだら「疲れた。休もう」と言って鬼に襲われることはなくなったという昔話です。
豆を食べ過ぎてしまったら?
豆をいくつ食べても良いのですが、豆は消化が悪くお腹がはります。
消化力の弱い小さなお子さんは年の数程度にしておいた方が良いですね。
でもお年寄りは何十個も食べるのはキツイですよね。
そういう場合は、1粒を十年と数えて食べたということもありました。
一けたの数字は四捨五入です。
つまり、豆の数は、そんなに気にされなくても良いですよ。
しかし豆は食べ過ぎるとお腹が張って、ガスがたまってお腹がいたくなることもあります。
お好きな方は水分もよくとってくださいね。
お腹の中で水分を吸って硬くなって便秘になることもあります。
豆の数はほどほどにされてくださいね。
ほどほどなら、大豆は食物繊維やオリゴ糖も含まれますので便秘解消に役立ちます。
また、犬猫にはあげないほうが良いです。
お腹が張って苦しんだり、鼓腸症になって手術が必要になってしまうことも。
豆まきは犬猫のいないところでされてくださいね。
なぜ節分に年齢分の豆を食べるようになったの?由来は?
そもそも昔は、豆ではなくても五穀ならば良かったのです。
五穀(米・麦・豆・ひえ・あわ)には穀霊が宿り、邪気を祓うパワーがあるとされていました。
大きさ的に大豆が一番、鬼を祓うのに最適とされ、大豆が採用されることが多くなったわけです。
現在では大豆が一番お安いですしね。
しかし、東北以北では殻付きの落花生が豆まきの豆として用いられているようです。
落花生の採用は撒いても殻をむけば食べられるからだそうです。
【豆の数え方】年齢は数え年?満年齢?
数え年とは?
生まれた年を1歳とします。
以後、元日を迎えるごとに、一つ年をとります。
誕生日ごとに年を数えるのではないのです。
元日から大晦日までを一年として数えます。
たとえば、12月31日に生まれると1歳はたった一日で、翌日の1月1日になると2歳になります。
また、1月1日に生まれると、2歳になるのは翌年の1月1日になります。
満年齢とは?
誕生日前日の午後12時(24時)に年をとります。
通常は満年齢を使っていますので、満年齢に一つ足すのが数え年ということになりますね。
年の数より一つ豆の数を多く食べるのは、数え年に関係ありません。
これは、「来年も」と願う意味で一つ多く食べるのです。
満年齢か数え年かは土地により違いますが、豆を一つ多く食べるのは『「来年も」幸福でありたい』、という願掛けなのですね。
豆の数は、満年齢か数え年か?ということより、「来年も」という意味で豆の数を一つ多く食べたわけですね。
豆はそのまま食べないとダメなの?おすすめの食べ方は?
豆の数だけの福茶にして飲む
豆は消化が悪いですし、豆がキライな方もいますね。
そして小さい赤ちゃんにはあげられませんね。
そういう場合は、福茶にして飲んでも良いですよ。
豆は残しても良いです。
【福茶の作り方】
昆布 : よろこぶ
梅 : おめでたい意味の松竹梅の梅
福豆 : 節分の豆
上記のものを煮立てるか、熱いお湯を入れて飲みます。
年の数だけの福豆を食べるのがキツイ場合、福茶にして飲むのが良いですね。
おいしくて美容健康にも良いですよ♪
豆まきの豆が残ったら、豆ごはんはいかがでしょうか?
【節分豆ごはんの作り方】
・ 米2号
・ 炒り豆40g
・ 水450ml
・ 酒大さじ1杯
・ 薄口しょう油大さじ1/2杯
・ 塩小さじ1/4杯
・ 三つ葉適量
自家製炒り豆の作り方も動画の後半に出てきますよ。
『節分豆で豆ごはん!』
豆まきのアイデア!
豆入れの作り方
『節分の折り紙 豆まき箱 ひなあられ小箱』
わざわざ豆を入れるために枡を買わなくても、折り紙で豆入れが作れますよ。
お子さんといっしょに折ってみてくださいね。
豆まきの歌
『童謡まめまき』
豆をまく前にみんなで歌いましょう♪
『鬼のパンツはいいパンツ 兎のパンツも♫』
鬼のお面をかぶって歌いましょう♪
それぞれ楽しく豆まき!
『北条市の豪快おもしろ豆まき』
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節分の豆の数の意味や由来などをお送りしました。
いろいろ楽しい節分の行事ですね。
家族やみなでワイワイと楽しむことで、禍を祓い福を呼び込むことにもなります。
豆の数は気にしなくても大丈夫です。
どうぞこの記事を節分の行事の参考にしていただいて、たくさんの福を招き入れてくださいね♪