熱中症の原因と対策。水分・塩分不足、寝不足や疲労は危険!
消防庁の資料によると、毎年5万人を超える方が熱中症で救急搬送されています。
とても、ひと事ではありませんね。
夏になる前に、熱中症についてよく知っておきましょう。
熱中症の原因と対策についてまとめていきます。
・熱中症の原因は?
・熱中症になりやすい人は?
・熱中症にならないための対策は?
・熱中症を予防するための生活習慣は?
熱中症の原因は?
人間の身体は、体温調節機能を持っています。
でも、体温調節機能にも限界があり、高温の場所に長い間いると、うまく働かなくなります。
そうなると、体内にこもった熱を逃がすことが出来なくなり、熱中症になってしまいます。
熱中症を引き起こす原因は、「環境的要因」と「身体的要因」と「行動」に分けられます。
環境的要因
気温が高い、湿度が高い、風がない(閉め切った部屋)、日差しが強いなどです。
身体的要因
・暑さに体が慣れていない
・暑さに弱い体質(高齢者や乳幼児も含む)
・低栄養状態や、下痢、高熱、二日酔い、寝不足による体調不良
行動
・気温、湿度が高い時に激しい運動をする
・水分補給を怠る
熱中症になりやすい人は?
熱中症は、どんな人もどんな年代もなります。
なかでも、特に気をつけたいのは、乳幼児と高齢者です。
また、若年層もスポーツをする人、屋外で働く人は注意が必要です。
熱中症になりやすい日は?
気温の上がりはじめ
春から初夏にかけて、急に気温が上がってくる時期がありますね。
この時期は、身体が暑さに慣れていない為、熱中症になりやすくなります。
猛暑日
猛暑日とは、最高気温が35度以上となる日です。
気温が高い時には、当然熱中症になりやすくなります。
猛暑日が続く時期には、熱中症が重症化します。
熱中症にならないための対策は?
水分補給
喉が渇く前に水分補給をすることを心がけましょう。
塩分が含まれた水(スポーツドリンクなど)の方が効果的です。
塩分補給
塩分過多はよくありませんが、ほどよく塩分をとることが大切です。
暑い時期には、意識して塩分をとしましょう。
外出時には、塩飴を携帯して、気になる時に口にするといいでしょう。
ただし、医師に塩分の制限をされている場合は指示に従ってください。
気温と湿度が高い場所を避ける
屋内の場合は、日差しを遮る、扇風機を使ったり、窓を開けたりして風通しをよくする、エアコンを使って室温を下げるなどの対策をしましょう。
エアコンを付けていても注意したいのは、入浴時です。
浴室内は、一年中高温多湿ですから、入浴前後は水分補給をしましょう。
日差しを避ける
屋外に出る時には、帽子をかぶる、日傘をさすなどの対策をしましょう。
車や電車の車内も熱中症になりやすい場所ですから、注意してください。
通気性のよい服装・冷却素材の活用
通気性のよい素材(綿や麻など)、吸水性や速乾性に優れた素材の服を着ましょう。
更に、暑さを感じた時には、冷却シートなどで体を冷やしましょう。
熱中症を予防するための生活習慣は?
良質な睡眠
睡眠不足は熱中症の原因になります。
睡眠時間を確保するだけでなく、睡眠時の環境も整えましょう。
暑さのあまり寝苦しいのを我慢するのはよくありません。
エアコンや扇風機、氷枕などを上手に使いましょう。
食事
栄養バランスのよい食事を心がけましょう。
水分補給
喉が渇いていなくても、こまめに水分補給をする習慣をつけましょう。
気温と湿度が高い時には、塩分も摂りましょう。
適度の運動
普段から運動をしていると、体温調節機能の働きがよくなります。
とはいえ、真夏に突然運動を始めると、熱中症の原因になります。
暑くなる前から徐々に始めるようにしましょう。
熱中症指数
暑い時期には、天気予報などで熱中症指数が発表されています。
指数が高い時には、特に注意が必要ですから確認する癖をつけましょう。
熱中症に注意すべき時期
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熱中症の原因と対策についてでした。
熱中症になりやすいのは、乳幼児と高齢者、屋外で活動する人、ということが分かりましたね。
また、熱中症になりやすい日は、気温が上がり始める時期と猛暑日が続く時です。
このような時期には、こまめに水分を摂るなど、特に注意をしましょう。