成田祇園祭2018の日程とスケジュール!駐車場はある?
成田祇園祭2018の日程とスケジュール、駐車場情報などについてご紹介しますね。
成田祇園祭は千葉県成田市で毎年7月に行われる、成田山新勝寺の奥之院の祭礼。
300年以上も続いている、伝統のある華やかで活気のある盛大なお祭りなんですよ。
あちらこちら多くの人で賑わっているので、ぶらぶらと散歩するだけでも十分お祭り気分が味わえます。人手はとても多いですが、お祭り好きにはたまらないイベントなのです。
成田祇園祭では成田山と旧成田と呼ばれる全町が参加して、神輿と10台の山車や屋台を迫力たっぷりで曳き回します。
毎年大盛況の成田最大のお祭りは、1年もの歳月をかけて念入りに準備が行われているんですよ。
その集大成ともいえる、本年成田祇園祭2018を楽しむための、見どころやアクセス情報などを下記の順番でご案内します。
・成田祇園祭2018の日程とスケジュール!
・成田祇園祭の見どころは?
・成田祇園祭のおすすめの場所や屋台は?
・成田祇園祭のアクセス情報と混雑状況。
・成田祇園祭の歴史について。
成田祇園祭2018の日程とスケジュール!
日程:2018年7月6日(金)~8日(日)
成田祇園祭は毎年、7月7・8・9日の直近の金・土・日曜日に開催されるので、2018年は上記日程になります。
・主なイベントスケジュール
日 | 時間 | 場所 | 見どころ |
6日(金) | 13:30~ | 大本堂前 | 安全祈願、鏡開き、山車・屋台、競演(総踊り) |
7日(土) | 9:00~ | JR成田駅前 | 山車・屋台、競演(総踊り) |
8日(日) | 13:00~ | 門前~薬師堂 | 山車・屋台、総引き |
〃 | 16:30~ | 大本堂前 | 御輿還御式、山車・屋台、競演(総踊り) |
成田祇園祭の見どころは?
成田祇園祭は、成田山新勝寺の奥之院にまつられている大日如来に、五穀豊穣、万民豊楽を祈願する、千葉県内最大のお祭りです。
祭りの初日、大本堂前には大日如来をおまつりした神輿を中心に、参道周辺の9ヶ町と成田山、合わせて個性的な10台の山車・屋台が集まり、安全祈願が行われます。
その後に続いて、お囃子に合わせて法被にはちまき姿の男女が、扇子を手に奉納踊りを舞います。
豪華絢爛、重厚な屋台や、華やかな江戸方の山車と山車人形。
動く芸術品とも呼ばれる見事な装飾が施された優雅な山車・屋台が1台ずつ曳き出され、参道を中心に3日間曳き廻されます。
成田駅前から薬師堂までの平らな道と、薬師堂から総門前まで続く、長く蛇行した急な坂道。
成田祇園際は、この地理的な条件も手伝って、ゆったりとした優雅な曳き廻しと、勇壮な曳き廻しの両方を見物することができますよ。
最終日には成田祇園際の最大の見せ場となる総引きが、仲町を舞台に繰り広げられ、薬師堂前には各町が美しさを競うこの総引きを見に、毎年多くの見物客が集まり熱狂します。
子供も大人も汗だくになりながら「わっしょい」の掛け声とともに総引き。観ている方も思わず力が入ってしまう熱気と迫力ですよ。
そして夕方。神輿が新勝寺に戻ると、祭りを締めくくる最後の曳き廻しが、若者たちによって夜遅くまで繰り広げられるのです。
成田祇園祭のおすすめの場所や屋台は?
・7月6日(金)13:30~ 成田山新勝寺大本堂前
神輿と全10屋台が勢ぞろい。厳粛な空気の中、安全祈願と鏡開きが行われます。
その後、お囃子に合わせて若者たちが威勢よく踊る、総踊りがあり、順次山車・屋台が町へと繰り出していきます。
総踊りを観るなら大本堂の階段からの鑑賞がおすすめです。
豪華絢爛な山車と優美な山車人形と、威勢の良い総踊りと曳き廻し。全てが見られるポイントです。お祭り初日なら、この時間、この場所ですね。
・7月7日(土)9:00~ JR成田駅東口広場
神輿と全10屋台が勢ぞろい。権現山から神輿が進発した後、花若連若者頭の合図に合わせて、一斉に総踊りが始まります。
その後神輿・山車・屋台は各町内へと繰り出していきます。2日目に観るなら、この時間、この場所がおすすめ。
・7月9日(日)13:00~ 成田山表参道(門前~薬師堂)
成田山表参道仲町の長く蛇行した、急な仲之町の坂道を屋台が駆け上がります。
曳き手たちによって威勢よく一気に坂道を駆け登る勇壮な様子を観るなら、この時間、この場所がおすすめです。
お囃子と曳き手の掛け声に観客の声援も重なって、とても盛り上がりますよ。
人力で引っ張り上げる迫力にきっと興奮することでしょう。
・7月9日(日)16:30~ 成田山新勝寺大本堂前
3日間の渡御を終えた神輿を、全10台の屋台が揃ってお出迎えします。その締めくくりに、最後の総踊りが披露されます。
3日目に全10台の屋台揃いと総踊りを観るなら、この時間、この場所です。
総踊りは午後からで西日になるため、写真を撮るなら西側から東側に向かって撮ったほうが良いですよ。
・全日19:00頃~21:00(最終日は22:00) 成田山表参道
夜の帳が下りると、各町内を廻っていた屋台が表参道に集結。
照明でライトアップされて、昼間とは違った幻想的な美しさを披露してくれます。
小気味良い祭囃子、高らかな若者たちの掛け声。ゆっくり曳き廻される屋台と一緒に歩くも良し、沿道のお店から窓越しに眺めるも良しです。
成田祇園祭期間中は成田山奥之院特別開扉や天国宝剣(あまくにのほうけん)のお加持も行われています。6日(金)~9日(月)まで行われていますが、混雑を避けるなら初日の午前中、もしくは9日(月)がおすすめです。
屋台(露店)情報
成田祇園際で屋台(露店)を楽しみたい方もいらっしゃるでしょう。
やはり祭りといえば屋台なしでは語れません。
この成田祇園祭でもたくさんの美味しい食べ物のお店が出店されます。おしゃれなお店も多くお祭り期間だけの特別メニューもあったりするので見逃せません。
お祭りならではの食べ物も良いですが、できたてせんべいや成田山名物の鰻もおすすめです。
どれを食べようか迷ってあっちこっち見て回っている人や、ビールとおつまみを持って練り歩く人もたくさんいます。
そこで成田祇園際で比較的屋台(露店)の集まっているスポットをご紹介しますね。
先ず1番多い場所が、成田駅東口の駅前広場と湯殿山権現神社周辺です。こちらに屋台の大多数が集まっているので夏の夜をたっぷり満喫できますよ。
その他、新勝寺までの沿道では、成田市第2駐車場付近のまちかどふれあい館周辺にも屋台が出店しています。
新勝寺総門前の最後の坂のある付近で、トイレもあるので、総引きを観覧している際などには便利だと思いますよ。
弘会恵田町駐車場周辺にも屋台が出店しています。こちらは観光客より地元民が多い場所なので、混雑を避けたい方にはおすすめです。
それ以外では、民家と民家の間にぽつぽつと出店している屋台もありますが、全般的に道幅が狭く、数としてはあまり多くはありません。
成田祇園祭のアクセス情報と混雑状況。
会場:成田山新勝寺参道
住所:千葉県成田市成田1
電話:0476-22-2102(成田市観光協会)
地図:
公式HP:成田祇園祭
電車の場合:①京成京成成田駅より徒歩15分②JR成田駅より徒歩15分
車の場合:東関東道成田ICから国道51号経由10分
駐車場
成田祇園祭の臨時・特設駐車場はありません。車の場合は成田山周辺かJR・京成各駅周辺のコインパーキングをご利用いただくことになります。
成田山新勝寺・宗吾霊堂周辺駐車場はこちら。
空港周辺駐車場はこちら。
しかし当日はJR成田駅から新勝寺までの各道路で交通規制も敷かれますので、大変に混雑します。また、成田市内の主要幹線道路は、あまり道幅が広くありませんので、混雑に拍車がかかると思います。
高速道路をご利用の場合は、東関東道成田ICを降りるのにも渋滞します。よって、1つ手前のICで降りて、直ぐの駅よりパーク&ライドすることをおすすめします。
交通規制
交通規制の区域と時間帯については下表と下図をご参照下さいね。
交通規制区域 | 7月6日(金) | 7月7日(土) | 7月8日(日) |
成田駅~薬師堂~鍋店角 | 12:00~22:30 | 9:00~22:30 | 10:00~23:30 |
薬師堂~山崎眼科 | 12:00~22:30 | 9:00~22:30 | 10:00~23:30 |
混雑状況
成田祇園際は、例年45万人ほどの観客動員数があります。
成田駅前広場の広さや、成田山新勝寺の表参道の道幅など、いわゆる鑑賞エリアの広さから言うと、この45万人はもの凄く多い=人口密度が高いんです。
つまり道路やお店も人、人、人でぎゅうぎゅうってことですね。表参道は道幅も狭いので、ベビーカーでの観覧は難しいと思います。また子供とはぐれないように注意しましょう。
日焼けや熱中症対策として、日傘は場所をとるのでおすすめできません。帽子やスカーフなどがいいですよ。
また、この人数に対して、公衆トイレの数が非常に少ないです。沿道にはコンビニもありますが、どこも混雑していると思って下さい。
緊急事態にならないためにも、早めのアクションを心がけて下さいね。
成田祇園祭は夜間に山車や屋台がライトアップされるため、その光景を見に多くの見物客が集まります。夜間は昼間と違い方向や場所も分かりづらくなるので、マップがあると便利です。
下記の地図は成田祇園祭の夜間の見どころ、及び抜け道マップになっていますのでご参照ください。
成田祇園祭の歴史について
成田祇園祭に関する記録は、1番古いもので1721年(享保6年)の奉行所の記録に、成田祇園会の祭礼を行った、という記録が残されています。
つまり、成田祇園祭は少なくともそれ以前から行われていたということで、300年以上の歴史があることになりますね。
元々は、現在のJR成田駅東口にある、湯殿山権現神社の祭礼でしたが、明治初期の神仏分離政策によって、成田山新勝寺の奥之院大日如来の祭礼として行われるようになりました。
このため、現在でも祭りの中日にはJR成田駅東口広場に山車や屋台が勢ぞろいし、総踊りを披露します。
山車と屋台の違い
山車と屋台って何が違うんでしょうか。
この場合の屋台とはお祭りの露店のことではありません。
地方によって山車と呼ばれたり、山、屋台、曳山と呼ばれたり、色々な呼ばれ方をする屋台ですが、成田祇園祭では「山車」と「屋台」と呼ばれます。
山車は「山車人形」が乗せられているもの。屋台は人形が乗せられていないものを言うんだそうですよ。
成田祇園際の山車人形は、神武天皇、朱雀天皇、日本武尊などをはじめとして8台の山車に1体ずつ乗せられています。
山車人形の乗っていない、いわゆる「屋台」は、全10台のうち2台、上町、東町が屋台ですね。
昼も夜も活気に満ちたエネルギッシュなお祭り
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成田祇園祭まで東京駅から車で60分、電車で90分という近さです。日帰りでも充分楽しめる距離ですね。
浴衣姿の人もたくさんいるので、浴衣で来ても全然大丈夫ですよ。和風の建物が多いので、浴衣姿がとてもマッチします。成田らしく外国人で浴衣着ている人も多いです。
午前中から暑い時期なので、晴れの日は特に日焼けや熱中症に注意してくださいね。
時間とともに気温も上昇していくので、帽子などの日焼け対策のほか、水分補給もしっかり行いましょう。
優美な山車と屋台、勇壮な総引き、華やかな総踊り。
今年の夏は、300年の伝統を受け継ぐ、暑い季節の熱い成田祇園祭へぜひ足を運んでみてくださいね。