黄砂2024年の時期予報!いつからいつまで?ピークや対策、原因は?
黄砂やPM2.5の対策をするのは、当たり前になってきていますね。
黄砂の対策には、黄砂のピークを知っておくことが大事です。
今回は、黄砂の時期と対策の仕方をご紹介します。
・黄砂のピーク時期や対策は?
・黄砂とは?原因は?
・黄砂の予防方法や注意点は?洗濯物は外に干しても大丈夫?
2024年 黄砂の時期予想は?いつからいつまで?
黄砂は、毎年春になるとやって来ます。
アジアの砂漠で砂嵐がよく起きる時期であり、偏西風が日本に強く吹いている2月から5月が、黄砂の時期になります。
九州地方や沖縄、中国四国地方、関西地方は、この時期、靄がかかったような景色になることがあります。
特に福岡など、中国に近い地域では、被害が大きくなります。
逆に、関東や東北、北海道などは、あまり大きな被害を受けることが少ないようです。
季節が夏へと移り変わって気温がさらに上がると、日本付近では偏西風の働きが弱まり、黄砂の時期は終わります。
ただし、秋や冬には観測されないというわけではありません。
風向きによっては、冬でも黄砂は観測されます。
1967年の統計開始以来、年間を通して黄砂が観測された日数は2002年の47日が一番多く、被害が大きくなって問題になりました。
しかし、ここ数年は、黄砂が観測されるのは、年間を通しても20日位と少なくなっています。
黄砂・PM2.5の全国週間情報はこちらから確認できます。
地方および都道府県ごとに見ることができます。
黄砂のピーク時期や対策は?
黄砂のピークは例年ですと、4月です。
次に多いのが、3月と5月になります。
これは、偏西風が強い時期にあたります。
ピークの時期には、対策も必要になりますね。
目視で黄砂が確認できるほどの日には、洗濯物を外に出さないなどの対策をとったほうがいいでしょう。
気象庁では、HPで黄砂の状況を発表していますから、対策に役立ててみてくださいね(気象庁黄砂情報)。
黄砂とは?原因は?
春頃に、遠くの景色をみるとぼんやり霞んで見えるのが、黄砂です。
黄色く靄がかかって見えるのは、偏西風に、ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠などの砂漠の砂や、モンゴルの黄土高原などの土が含まれているからです。
土や砂といっても、日本に届くまでに大きな土や砂は落ちてしまい、日本に届いた時には、小さな粒子になっています。
ですから、飛んでいる粒を目にすることは難しく、ガラスや車に積って初めて気がつく場合もあります。
直接の被害としては、車のフロントガラスを傷つけたり、ビニールハウスを暗くしたり、洗濯物が汚れたりといったものになります。
日常生活では迷惑この上ない黄砂ですが、実は良い面もあります。
そのひとつが、酸性雨を緩和するという働きです。
黄砂粒子に含まれる炭酸カルシウム(石灰:CaCO3)が、酸を中和するため、酸性雨を中和させるのです。
もうひとつの良い面は、黄砂粒子に含まれる鉄分が、鉄分が不足しがちな海に降り注ぎ、植物プランクトンの栄養源になるという働きです。
黄砂の予防方法や注意点は?洗濯物は外に干しても大丈夫?
大昔から黄砂は日本に来ていましたが、それほど問題にはなっていませんでした。
ビニールハウスや、洗濯物の対策をするくらいでよかったのです。
しかし、PM2.5などの大気汚染物質が黄砂に含まれて飛んでくるようになったことで、対策が必要になってきました。
黄砂の対策方法は?
黄砂が飛んでこないように予防することはできませんから、黄砂対策は、黄砂を体内に取り込まないように注意することしかできません。
黄砂がたくさん飛んでいる時には、次のような対策をしましょう。
・ 室内では空気清浄器を使用する。
・ 外出をなるべく控える。
・ 外出から帰った時は衣服についた黄砂をよく払う。
・ 洗濯物は部屋干しにする。
・ 掃除する時を含めて、なるべく窓を開けない。
黄砂対策のポイント!
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黄砂の時期と対策の仕方についてお送りしました。
・ 黄砂の時期は、3月~5月頃で、ピークは4月。
・ 黄砂の時期でも、毎日黄砂が降るわけではない。
・ 黄砂の時期は、洗濯物は室内干し。
・ マスクや空気清浄機で対策する。
というのが、ポイントでした。
これで、黄砂の対策もバッチリですね。
できるところから生活に取り入れて健康被害を防ぎましょう!