風物詩の意味は?類語や英語は?春夏秋冬の風物詩をご紹介。
「高校野球は夏の風物詩ですね」と、ニュースでキャスターが言っているのを聞いたこともあるかと思います。
何となく聞き流してしまいそうですが、改めて『風物詩』という言葉の意味を考えてみると、ちゃんと説明できないことに気が付きます。
そこで風物詩という言葉の意味の他に、類語や英語で言った時の言い方、風物詩の種類などを調べてみました。
・風物詩の類語は?英語で言うと?
・春夏秋冬の季節別に風物詩をご紹介!
・風物詩という言葉の使い方は?
ちょっとした豆知識として雑談のネタにもなりますので、少し読んでみてくださいね。
風物詩とは?意味は?
風物詩とは季節を感じさせるものという意味
風物詩とは「ふうぶつし」と読みます。
漢字や読み方からは意味がいまいち判りませんね。
風物詩とはもともとは景色や季節をうたった詩のことでした。
それが転じて、【季節の特徴をよく表わしていること・もの】という意味の単語になったのです。
風物詩の類語は?英語で言うと?
英語には風物詩を表わす単語はない
風物詩の類語には【季語】が挙げられます。
でも、季語は基本的には歳時記に載っているものだけを指します。
また、季語は単語ごとにいつからいつまでの季節を表わす言葉、というのが厳密に決められています。
風物詩は季語よりももっとゆるく、「多くの人がその単語を聞いた時にその季節を思い浮かべる」くらいのイメージで使って大丈夫な言葉なんです。便利ですね。
なので、例えばマイナーな地元のお祭りだとしても、地元の人たちが知っていれば「○○神社の祭りは春の風物詩だね」なんて言ってもいいんです。
風物詩という言葉は四季のある日本ならではのもの。
英語には風物詩をそのまま訳せるような表現はありません。
強いてあらわすなら、featureという単語を使って「季節の特徴」という意味にしたり、highlightsという単語で「季節でもっとも肝心な場面」という意味におきかえるのが良いですよ。
春夏秋冬の季節別に風物詩をご紹介!
春の風物詩
桜、花見、入学式、出会いと別れ など
夏の風物詩
すいか、花火、浴衣、盆踊り など
秋の風物詩
紅葉狩り、サンマ、焼き芋 など
冬の風物詩
スキー、スケート、こたつ など
風物詩という言葉の使い方は?
風物詩は前向きなニュアンスで使う言葉
風物詩は厳密な決まりがあるわけではありませんが、どちらかというとポジティブなこと・ものに対して使う言葉です。
災害レベルの気象状態などには使用はあまり向かないです。
良い例 ○鍋は冬の風物詩だ
風物詩という言葉は季節を楽しむ風流さ、雅さをイメージさせます。
暗い話題の時ではなく、季節の到来を楽しむ場面で会話に取り入れるとちょっと知的な印象になりますよ。
身の回りで風物詩を探してみよう
【関連記事】
●おいしい春野菜の種類一覧!特徴や効能、食べ方をご紹介!
風物詩は厳密に決められたものではないので、自分と周囲の人が「これを見ると季節を感じる」というものならすべて風物詩です。
どんなものが自分にとって風物詩なのか意識してみると面白いですよ。
オリジナル風物詩をたくさん心にストックしておきましょう。
ちょっとした手紙や年賀状、コメントやブログのネタなどに使えるかもしれませんよ。