土用しじみの由来と意味。効能やレシピは?寒しじみとの違いは?
土用の丑の日にスーパーなどで、しじみのパックに『土用しじみ』と書かれたシールが貼ってあるのを見たことがありませんか?
土用といえば、うなぎを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、土用の丑の日に食べる風習があるのはうなぎだけではないのです。
では、土用しじみにはどんな由来があるのでしょうか。
今回は、土用しじみの由来と意味、効能やレシピ、寒しじみとの違いなどについてご紹介します。
・土用しじみとは?由来は?
・土用しじみの効能は?腹薬と言われる理由は?
・土用しじみと寒しじみの違いは?
・土用しじみを美味しく食べよう!おすすめレシピは?
土用しじみとは?由来は?
土用しじみは夏の強壮食
しじみは、夏の旬の時期には『土用しじみ』、冬の旬の時期には『寒しじみ』と呼ばれています。
夏のしじみは、子を持っているものもあってとてもおいしいのです。
疲労回復・精力増強・滋養強壮に効果があるため、夏の強壮食として食べられていますよ。
土用しじみの由来は?
では、土用しじみにはどんな由来があるのでしょうか。
土用の丑の日は、うなぎなど滋養のあるものを食べて暑さを乗り切る風習があります。
土用しじみの由来は、「土用のしじみは腹薬(はらぐすり)」という言い伝えにあります。
土用しじみは夏バテに役立つと昔から言われていて、土用の丑の日に食べられていたんですよ。
土用しじみの効能は?腹薬と言われる理由は?
しじみパワーは、お酒を飲んだ後だけじゃない!
しじみは良質のたんぱく質とビタミンBが豊富に含まれているので、肝臓によいと言われています。
また、しじみは旬になると栄養価が高まるので、体力が減退する時期に摂り入れると良いです。
しじみに含まれるタウリンは疲労回復などの効果があるとされています。
さまざまな栄養が含まれているので、腹薬と言われているんですね。
しじみパワーはサプリメントにもなるほど
しじみは、その栄養価の高さから健康食品としてたくさんのサプリメントになっています。
夜の付き合いの多い方、二日酔いの方などによく選ばれています。
しじみのサプリメントを飲んだことがある方は、朝の目覚めの良さを感じることもあるのではないでしょうか。
小さいしじみですがパワーは意外にすごいんですよ。
土用しじみと寒しじみの違いは?
夏は土用しじみ、冬は寒しじみ
夏に食べられるしじみは「土用しじみ」、冬に食べられれるのは、「寒しじみ」と呼ばれています。
このように、しじみは夏と冬に旬を迎えますが、一年中食べることができます。
そのためか、歳時記を見てみると季語は春になっているんですよ。
昔は四時美だった?
年間を通して食べることができるしじみを、昔は、『四時美(しじみ)』とも表記していました。
春夏秋冬、四季を通してどんな時も美味であることに由来しているので、ぴったりの漢字ですね。
昔の言葉は短い言葉で端的に示しているものが多くおもしろいですよね。
土用しじみを美味しく食べよう!おすすめレシピは?
食べやすくて美味しく健康にも良いしじみ汁。
簡単に作れるので、ぜひとも日々の食生活に摂り入れていきたいところです。
こちらの動画はじじみ汁の作り方を紹介していますよ。
しじみパワーを余すことなく
しじみ料理の代表的なものは、やっぱりしじみ汁です。
溶けだしたしじみエキスの栄養をおいしく頂くことができます。
同じようにしじみエキスの栄養を余すことなく頂ける料理に炊き込みご飯があります。
しじみの栄養がしみこんだご飯はとってもおいしいですよ。
特大しじみはボンゴレに?
ボンゴレビアンコ、ボンゴレロッソといえばあさりですが、実はあさりのように大きいしじみもあるので実はボンゴレのスパゲティにもできるんです。
良く見かけるしじみは10ミリ前後が多いと思うんですが、25ミリを超えた500円玉くらいのものもあるんです。
これなら、アサリと同じように料理することができるのも頷けますね。
しじみパワーは頼りになる!
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土用しじみの由来や意味、効能やレシピなどをお送りしました。
しじみを取り入れれば、一年中元気でいられそうですね。
特に夏の暑い時期を乗り越えるのに、栄養たっぷりのしじみが強い味方になってくれそうです。
土用しじみの由来もわかったので、今年は忘れずに土用の丑の日の食卓に土用しじみを並べましょう。
そして年間を通してこれからもお酒の席が続くときなどは、しじみパワーを頼りに健康的な生活をしたいですね♪