知恩院の除夜の鐘2024-2025!試し撞きの日時は?並ぶ時間や混雑は?
知恩院は京都市にある有名なお寺。
毎年年末になると除夜の鐘が打ち鳴らされます。
しかし知恩院の除夜の鐘は撞(つ)き方がとても特殊。
豪快で荘厳な儀式を見るために、毎年多くの参拝客が訪れます。
また、除夜の鐘の本番の前には、試し撞きも行われるので、一足先に迫力ある鐘の音を聞くことができますよ。
今回は、知恩院の除夜の鐘2024-2025年の見どころや試しつきの日時、並ぶ時間や混雑などについてご紹介します。
※下記は以前の内容となっております。
※2024年~は記載内容と異なる場合があります。
この記事の目次
【知恩院 除夜の鐘】試し撞き2024年の日時は?
大迫力で行われる知恩院の鐘撞き。
まずは論より証拠で試し撞きを行っている動画を御覧ください。
威勢の良い掛け声と大きく鳴り響く鐘の音。
動画からも鐘の音の振動がびりびり伝わってきますよね。
知恩院の大きなイベントの1つなので、多くの人々が見に来ます。
本番はとても混雑するので、先にゆっくり見たい方は試し撞きがおすすめ。
2023年 除夜の鐘 試し撞きの日時はこちら。
2023年 日程:12/27(水)
時間:14:00~
場所:大鐘楼(境内右奥)
※試し撞きは事前申込不要です。
試し撞きといっても、本番同様に行われるので迫力満点。
十分雰囲気を味わうことができます。
本番は夜間でとても寒いので、寒さが苦手な方にも試し撞きはおすすめ。
大晦日の鐘撞きはとても人が多いので写真などを撮ることも少しむずかしいです。
ですが、試し撞きであれば大晦日の除夜の鐘よりも比較的空いているので、写真を撮りやすいというメリットもあります(報道陣も多いので、早めの場所取りがおすすめ)。
また、帰りの電車や混雑の心配をしなくてもよいという点でも気楽に見れるでしょう。
限定御朱印
欣求浄土(ごんぐじょうど)300円
2023年 期間:~12/31(日)
知恩院総務部(075-531-2111・知恩院)
※2024年~は記載内容と異なる場合があります。
【知恩院 除夜の鐘】本番の日程や見どころは?
日程は?
2023年 大晦日の除夜の鐘 日程とスケジュールはこちら。
2023年 日程:12/31(日)
[スケジュール]※予定
20:30~ 参詣入り口開門
22:20~ 大鐘楼での法要(導師と僧侶による読経)
22:40~ 除夜の鐘開始
23:00~ 参詣入り口閉門
大晦日に除夜の鐘をつく神社やお寺はたくさんありますよね。
その中でも、大迫力な除夜の鐘つきが見られるのは知恩院だけです。
最後の108回目の鐘が撞かれるのが00:20頃。
その後、1月1日の05:00に、参詣入り口が開門します。
知恩院の鐘楼とは?
知恩院の鐘は日本三大梵鐘(ぼんしょう)の一つ。
高さは約3.3m、直径約2.8m、重さは約70tにもなるんですよ。
間近で見ると思った以上の大きさと重厚な造りに驚くことでしょう。
国の重要文化財にも指定されていて、京都の方広寺、奈良の東大寺と並ぶ梵鐘なのです。
そんな巨大で貴重な大鐘が鳴らされるのは年にたったの2回。
4月の法然上人の御忌大会と大晦日の除夜の鐘だけなんです。
数少ない、希少な鐘の音が聞ける機会とあって、当日は多くの人々が集まりすごい熱気になります。
大迫力の鐘撞き!
知恩院の除夜の鐘は、親綱を引く僧侶と、子綱を引く僧侶16人の合計17人によって行われます。
まず、親綱を持った撞き手が「えーい、ひとーつ」という掛け声を発します。
その後に、子綱を持った16人の僧侶が「そーれ」と言いながら撞木(しゅもく)を大きく引きます。
そして、撞き手が撞木や地面と平行になるくらいに身体を仰け反らせて、体全体で大鐘を打ちます。
まるでアクロバットのような鐘撞きを御覧ください。
このように約1分間隔で108回鐘が撞かれます。
ちなみに、一般の方が鐘を撞くことはできません。
シャッターチャンスは5分間!
鐘撞きの時間帯は参拝もできないので、基本的に見るだけとなります。
じっくり見て、煩悩を払いましょう♪
(未定)鐘楼内に入れるのは約300人(※2022年は250人)で入れ替え制となっています。
1人が見れる時間は約5分間なので、鐘の音が約1分おきのため、5回鐘を撞く瞬間の写真を撮ることができますね。
鐘楼内で1分ごとに移動していくので、角度は5回変わります。
真横や真正面など、一番良い位置に来たらチャンスを逃さないようしましょう。
混雑具合は進行の仕方により状況が変わりこともあります。
【知恩院 除夜の鐘】混雑状況は?並ぶ時間や待ち時間は?
知恩院 除夜の鐘は毎年約3万人以上もの人々が見に来るので混雑必至。
真っ先に近くで見たい方やベストポジションで写真や動画を撮りたい方は、開門前の19:00頃から並んでいます。
知恩院の除夜の鐘がスタートするのは22:40分頃。
あまり早く並んでも、寒い中待つのはかなりきついですね。
本番では21:00頃には長蛇の列になっており、あまり遅いと時間切れ(23:00まで)で見れない可能性もあります。
そのため、確実に見るには21:00前には並んでいたほうが良さそうですね。
遅くとも開始1時間前(21:40まで)には並んでおきましょう。
鐘楼には1度に300人ほどしか入ることができず、入り口から鐘楼までは境内をグルグルと歩きます。
並ぶ時間は並び始めから、約1時間~2時間ほど。
トイレは事前に済ませておきましょう。
鐘楼の近くまで行くことがむずかしい場合もありますが、雰囲気は十分楽しめますよ。
帰りは円山公園で甘酒を飲んで体を暖めるのもおすすめです。
【知恩院 除夜の鐘】防寒対策は?
知恩院の除夜の鐘を見に行く際に最も注意することは、ずばり “防寒対策” です。
年末の夜遅く、かなり寒い時間帯に行われる行事なので寒さ対策は必須。
早い時間帯から並ぶため待ち時間や並んでいる時間がとても長く、極寒の中で2~3時間以上立っていなくてはなりません。
そのため、相当に暖かい格好で行ったほうが良いでしょう。
帽子や手袋、厚手の靴下、耳あて、マフラーやショール、裏起毛やヒートテック素材の服装の重ね着、ホッカイロなど、総動員して臨みましょう。
とくに寒さの感じやすい足腰には、ホッカイロを付けるなど厳重に寒さ対策しておきましょう。
そして行く前に注意しておく、もう1つの点は『天候』。
雨や風の強い日は、寒さがより厳しくなります。
時には雪がちらつくこともあるので、当日の天気予報はしっかり確認することをおすすめしますよ。
知恩院のアクセス方法と駐車場情報。
場所:知恩院
住所:京都府京都市東山区林下町(りんかちょう)400
電話:知恩院総務部(075-531-2111)
地図:
【電車でのアクセス】
① 京都駅→地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」まで約6分→烏丸御池駅より地下鉄東西線乗り換え「東山駅」まで約5分→東山駅下車後に徒歩約8分
② 阪急「京都河原町」駅より徒歩約15分
③ 京阪電鉄「祇園四条駅」下車後に徒歩約10分
【バスでのアクセス】
① 京都駅前より市バス206系統で約23分→知恩院前下車後に徒歩約5分
② 阪急「京都河原町」駅より市バス(四条河原町から)31・46・201・203号系統→「知恩院前」下車後に徒歩約5分
③ 京阪「三条駅」よりバスで「知恩院三門前」下車後すぐ、もしくは市バス12系統で「知恩院前」下車後に徒歩約5分
【車でのアクセス】
名神高速道路「京都東IC」より約6km約20分、もしくは「京都南IC」より約8km約30分
駐車場
知恩院には駐車場がありますがとても数が少なく、除夜の鐘の時には利用することはできません。
周辺の有料駐車場を利用する必要があります。
周辺には駐車場が少なく、大晦日やお正月にはすぐに満車になります。
電車やバスのほうがアクセス性がはるかによく、また確実かつ快適なのでおすすめですよ。
【知恩院周辺のおすすめ駐車場】
〈タイムズ総本山知恩院新門南〉
住所:京都府京都市東山区祇園町北側317
台数:約34台
時間:24時間
料金:〈平日〉200円/15分(最大1,200円)〈土日祝〉300円/15分(最大2,400円・20:00~翌08:00は1,200円)
〈京都市円山駐車場〉
住所:京都府京都市東山区祇園町北側(円山公園地下)
台数:約134台
時間:24時間
料金:250円/30分
〈ウェスティン都ホテル京都 西B・C〉
住所:京都府京都市東山区粟田口華頂町1
台数:B38台、C39台
時間:24時間
料金:(08:00~22:00)200円/30分(22:00~翌08:00)100円/60分、最大2,000円
※ウェスティン都ホテル京都の利用で割引あり。
〈ポスパーク平安神宮前〉
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町91
台数:約30台
時間:24時間
料金:(平日)200円/60分(土日祝)300円/60分、最大1,100円
〈タイムズ粟田口〉
住所:京都府京都市左京区粟田口鳥居町53
台数:約27台
時間:24時間
料金:200円/30分(最大1,100円)
大迫力の除夜の鐘を聞きながら年を越しましょう♪
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知恩院の除夜の鐘の見どころや混雑などについてお送りしました。
総勢17人の僧侶が息を合わせて行う除夜の鐘は、ほかでは見られないほど大迫力。
除夜の鐘は世の平安を祈るとともに、108の煩悩(ぼんのう)を打ち払い新しい心身となって新年を迎える行事。
知恩院の大鐘の音を聞いてると、振動と大きな音で煩悩も一瞬のうちに吹っ飛びそうですね♪
当日は相当に寒いですので、万全の寒さ対策をして、除夜の鐘を聞きに行きましょう。