犬山祭2024の日程とスケジュール!どんでんは?屋台や駐車場は?
犬山祭は愛知県の有形民俗文化財に指定されているお祭り。
13基の車山(山車(だし))が繰り出し、神社でからくりを披露します。
桜満開の中、13基の車山が勢揃いする様は圧巻の一言!
そして夜には提灯をともして町内へ帰るという、桜と提灯のコラボレーションも美しい豪華絢爛なお祭りです。
犬山祭はユネスコ無形文化遺産に登録されていて、海外からの観光客も増えているんですよ。
日本文化の広がりや地域活性化のためにも、さらなる盛り上がりを期待したいところですね♪
今回は、満開の桜にからくり人形の妙技が咲き乱れる、犬山祭2024年のイベントや見どころなどについてご紹介します。
※2024年は記載内容と異なる場合があります。
この記事の目次
犬山祭2024年(春)の日程やイベントスケジュールは?
満開の桜と勇壮な車山のコラボがとても美しい♪豪快などんでん、風雅な夜車山も要注目ですね。
日程:2024年4月6日(土)~7日(日)
※毎年4月の第1土日に行われます。
時間:09:00~21:30頃
場所:針綱神社前など
今年のイベントスケジュールはこちら。
2024年 イベントスケジュール
[6(土)試楽祭(しんがくさい)]
08:00~09:00 各町内より車山13輌が針鋼神社に出発し、城下町を巡行
10:00~11:00 13輌の車山が順次針鋼神社前に集結
11:50~13:50 各車山が順にからくり披露し、その後針綱神社前広場へ
※からくり披露後、針綱神社前広場で待機
18:00~ 車山13輌が提灯の点灯開始
18:40~ 針綱神社前を順次出発し、城下町を巡行
21:45~ 各町内へ帰着
[7(日)本楽祭(ほんがくさい)]
08:00~08:30 各町内より車山13輌が針鋼神社に出発し、城下町を巡行
09:00~09:40 13輌の車山が順次針鋼神社前に集結
09:00~15:30 各車山(13輌)が順にからくり奉納後二手に分かれて城下町を運行
※からくり披露後、北組は余坂へ、南組は外町へそれぞれ移動します。
〔北組〕
18:00~ 車山6輌が提灯の点灯開始
18:30~18:55 車山6輌が余坂を出発し針鋼神社へ
19:55~20:05 針鋼神社を出発後、城下町を運行して各町内へ
21:45~ 各町内帰着
〔南組〕
18:00~ 車山7輌が提灯の点灯開始
18:40~19:10 車山7輌が外町を出発後、城下町を運行して各町内へ
21:45~ 各町内帰着
車山揃えとからくり
昼夜とも、各町内から針綱(はりづな)神社に至る道で随時見られます。
特に針綱神社前(犬山城前広場)は各車山の集結場所となりますので、メイン会場といえるでしょう。
13基の豪華な車山が勢揃いした光景は一見の価値あり!
写真に納めようと多くの方がカメラ片手に集まります。
歴史ある芸術品が桜を背景に立ち並ぶ姿は、まさに絶景。
車山と桜、そして犬山城のコラボを贅沢に楽しめますよ。
ゴージャスな車山に引けを取らない、からくりの妙技も実に素晴らしいです。
13基の山車全てでからくりが観れるのは犬山祭だけ。
匠の技も年季が入っていて、素人目にもその凄さが伝わりますよ。
犬山駅観光案内所(0568-61-6000)
※2024年は記載内容と異なる場合があります。
絢爛豪華な車山!「どんでん」の迫力に拍手喝采!
伝統技術の結集!絢爛豪華な車山
犬山祭の見どころはまず車山(やま)にあります。
上山(うわやま)、中山(なかやま)、下山(したやま)からなる3階建ての車山の高さと豪華さに、きっと驚くことでしょう。
贅を凝らした車山と、車山の上で催されるからくり人形は、全て江戸時代からの伝統技術のたまもの。
変化に富んだからくり人形の芝居演出の妙技は、いつも観客を魅了します。
特に夜はその車山に365の提灯がともされ、ちょうどこの時期に咲く桜の花を照らし出して、まるでこの世のものとは思えないほど絢爛豪華なものになります。
圧倒的な迫力!どんでん
そして何といっても1番の見どころは『どんでん』と呼ばれる、車山の方向転換。
昼間のどんでんは巨大な車山を担ぎ上げる、男たちの力技をたっぷり堪能することができます。
夜のどんでんは車山の提灯が一斉に揺れて、光の鈴の音が聞こえるような光景を見ることができます。
重さ約5tもの車山を一斉に持ち上げ、方向転換して引っ張る力技を御覧ください!
[6(土)]
神社組(7輌)の本町交差点での「どんでん」予定時刻は19:35~20:30頃
駅前組(6輌)の犬山駅前での「どんでん」予定時刻は19:30~19:55頃
[7(日)]
針綱神社前での「どんでん」予定時刻は10:10~15:00頃
北組(6輌)の針綱神社前での「どんでん」予定時刻は19:55~20:05頃
南組(7輌)の本町交差点での「どんでん」予定時刻は19:20~19:50頃
『夜車山』『からくり』犬山祭は見どころ満載!
毎年4月の第1土曜日、その翌日日曜日に開催される愛知県犬山市のお祭り。
山車(だし)は地域によって山車、屋台、鉾などと呼ばれますが、犬山祭では「車山(やま)」と呼び、特に夜の車山は「夜車山(よやま)」と呼びます。
車山の数は?
車山は全部で13輌あります。
[枝町(愛娜街)]
遊漁神(ゆぎょしん) |
[魚屋町]
眞先(まっさき) |
[下本町]
應合子(おうごうし) |
[中本町]
西王母(せいおうぼ) |
[熊野町]
住吉臺(すみよしだい) |
[新町]
浦嶌(うらしま) |
[本町(第一街)]
咸英(かんえい) |
[練屋町]
國香欄(こっこうらん) |
[鍛冶屋町]
壽老臺(じゅろうだい) |
[名栗町]
綘英(ほうえい) |
[寺内町]
老松(ろうしょう) |
[余坂町]
寳袋(ほうてい) |
[外町]
梅梢戯(ばいしょうぎ) |
それぞれ上記のような名前が付いています。
この車山のほかに3町より練り物も出されます。
提灯が灯った夜車山やからくり奉納も見どころ
高さ約8m、重さ約5tの山車は3階建て。
1階部分は笛や太鼓などのお囃子、3階部分はからくり人形で、2階部分は人形師の繰り所となっています。
1日目を試楽祭(しんがくさい)、2日目を本楽祭(ほんがくさい)と呼び、どちらも朝にそれぞれの町内を出発し、針綱神社を目指します。
針綱神社で一同に会し、それぞれ人形のからくりを奉納した後、1年を表す365個の提灯を提げて、夜にはそれぞれの町内へ帰ります。
夜桜を背景にした夜車山は風情たっぷりで、何ともいえない情緒があります。
提灯にともされたろうそくがゆらゆらと揺らめいて、とても幻想的で美しいですよ。
気迫のどんでん
そして犬山祭といえば前述しました、重さ5tの車山を持ち上げながら強引に方向転換するという荒業、『どんでん』の迫力ですね。
息を合わせてはじめてなしえる豪快な力技だけに、観ている側も思わず力が入っちゃいますよ。
からくり
繊細に作り込まれた人形や衣装。
細部までこだわったしぐさや表情など、からくり人形の職人技を見ることができます。
じっくり観ているとこだわりが見えて面白いですよ。
かわいい仮装行列
まばゆいばかりに作り込まれた芸術的な山車と、巧みに操られる軽妙なからくり人形も見ものですが、練り物といわれる仮装行列もおすすめです。
子供たちがさまざまな格好をして練り歩く様子は、なんとも微笑ましいものがありますよ。
雨の場合は?
雨に見舞われることの多い犬山祭ですが、少雨の場合は、車山にビニールシートをかけるなどして運行されます。
しかし小雨・濃霧等の場合、車山を管理している各町内に運行が一任されるので、運行数や時間など規模が縮小される可能性はあります。
雨天の場合は、告知スケジュールと異なる場合があるので注意してください。
雨量、強風によっては運行全てが中止となる場合があります。
その際は翌週などに延期になることはありません。
犬山祭の起源は?
犬山祭の起源は、寛永12(1635)年に犬山城下の針綱(はりづな)神社の祭礼として始まります。
一説によると名古屋東照宮の山車の発展系だとされています。
東照宮が2階だてであるのに対し、こちらは3階だてで、彩飾もより豪華絢爛になり、犬山町民や職人が名古屋を強く意識したものであるとされています。
犬山祭 屋台の内容は?
※屋台等の出店は縮小や中止の可能性もあります。
駅前広場からの大通りには、両側にずらりと屋台が並びます。
交通規制が敷かれているので、車を気にせず屋台を楽しむことができますよ。
本町交差点から針綱神社前までは道がやや狭くなりますので両側ずらり、とはいきませんが、やはり屋台は出店されています。
針綱神社前の広場にも多数出店されているので、駅前広場から針綱神社までのL字の沿道では屋台には困らないでしょう。
通常のお店も営業していますので、こちらもご利用いただけます。
おすすめの名物は?
屋台名物は「○○串」。
いろいろなものが串に刺されて販売されているので、見ているだけでも楽しいですよ。
愛知はいなり寿司も名物なのでこちらもおすすめ。
沿道には定番名物のういろうのお店もあるのでぜひご利用くださいね。
こちらも人気!
[『山田五平餅店』の“五平餅”]
手作りの焼きたては抜群の美味しさ!
[『茶処くらや』の‟恋小町だんご”]
とにかく見た目が可愛いので写真映え間違いなし!
犬山祭周辺おすすめ観光スポットは?
お祭りも良いけれど観光も楽しみたい方は、周辺に観光スポットがあるので一緒にいかがですか。
犬山祭周辺おすすめ観光スポットをご紹介します。
国宝・犬山城
天守閣が現存する日本最古の様式である国宝犬山城は、室町時代の天文6(1537)年に建てられたお城です。
天守閣のその美しさから「白帝城」の通称があります。
天守を正面から見ると愛くるしい子犬の顔にも見えるとも言われているんですよ。
犬山城は唐破風(からはふ)、華頭窓(かとうまど)や真壁造りの外壁など見どころがたくさんあります。
また天守閣からは濃尾平野を一望することができます。
お城好きな方も観光スポットを探している方にもおすすめです。
住所:愛知県犬山市大字犬山字北古券(きたこけん)65-2
電話:0568-61-1711
時間:09:00~17:00(最終入場16:30)
料金:高校生以上550円、小中学生110円
駐車場:約413台(300円/1時間)
地図:
どんでん館
通常は13輌の山車のうち、4輌を展示しています(犬山祭期間中は非展示)。
犬山祭の1日の様子やからくり人形のしくみなどについて、わかりやすく説明・展示。
そのほか、江戸の町家を再現した展示や犬山の魅力の紹介もあります。
住所:愛知県犬山市大字犬山字東古券62
電話:0568-65-1728
時間:09:00~17:00(最終入館16:30)
料金:100円
駐車場:なし
定休日:12/29~31
地図:
野外民族博物館 リトルワールド
リトルワールドは地球のさまざまな諸民族の生活や文化を紹介する施設です。
博物館としての本館と、野外は広大な展示場になっています。
世界70か国から収集した生活用品や祭具、仮面など、約6,000点をテーマに分けて紹介しています。
園内では見る、食べる、遊ぶ、体験することができるイベントが開催されます。
屋外展示場にはアイヌの家や石垣島の民家、世界各国の建物が復元されていますよ。
貴重な体験ができる観光スポットですね。
住所:愛知県犬山市今井成沢90-48
電話:0568-62-5611
時間:10:00~16:00
料金:大人・大学生1,800円、65歳以上1,400円、中高生1,100円、小学生700円、3歳以上300円
駐車場:約1,200台(900円)
定休日:不定休
地図:
犬山祭周辺おすすめ宿泊所は?
夜の犬山祭りを見た後はすぐに休みたいという方は、周辺の宿泊施設を探しましょう。
犬山祭周辺おすすめ宿泊施設をご紹介します。
犬山セントラルホテル【犬山市】
シンプルでリラックスできると評判なホテル。
特別なものはありませんが、全てが心地よく設定されています。
シンプル・イズ・ベストを実感していただけるホテルですよ。
住所:愛知県犬山市犬山高見町13-2
電話:0568-61-6611
時間:チェックイン15:00~、チェックアウト~10:00
駐車場:あり(無料)
※日帰り入浴はありません。
犬山ミヤコホテル【犬山市】
犬山駅からも近くビジネスにも便利なホテルです。
観光スポットからも近いので家族連れの旅行にもおすすめですよ。
部屋も清潔でゆったりくつろぐことができます。
美味しい食事を提供する食事処が併設されています。
朝食は和食、洋食を選択することができるのも嬉しいですね♪
住所:愛知県犬山市犬山東余坂(ひがしよざか)35
電話:0568-62-0164
時間:チェックイン16:00~、チェックアウト~10:00
駐車場:約20台(無料)
※日帰り入浴はありません。
ABホテル小牧【小牧市】
清潔感があるホテルで大浴場、朝食付きでリーズナブルな価格で宿泊することができます。
朝食はバイキング形式、駐車場も無料で利用できます。
名鉄小牧駅より車で約5分、犬山駅からも割と近いのでお祭りにも便利。
大浴場は広めで旅の疲れをとるのにピッタリ!
車で観光予定の方も駐車場が無料で利用できるのは嬉しいですね♪
住所:愛知県小牧市弥生町90
電話:0568-71-1005
時間:チェックイン15:00~、チェックアウト~10:00
駐車場:約60台(無料)
※日帰りプランあり(温泉のみの利用は不可)。
犬山温泉 名鉄犬山ホテル【犬山市】
木曽川のほとりにあり、国宝犬山城を眺めながら宿泊することができます。
お城の景観にマッチした庭園と客室。
四季を楽しみながら味わうお料理は格別ですよ。
住所:愛知県犬山市犬山北古券107-1
電話:0568-61-2218
時間:チェックイン15:00~、チェックアウト~11:00
駐車場:約250台(無料)
[日帰り入浴]11:30~21:00、930円(要食事・温泉のみの利用は不可)
犬山祭のアクセス方法と駐車場情報。交通規制は?
見ごたえのあるおもなポイントは3ヵ所ありますので、そちらの情報を記載しておきます。犬山観光案内所(0568-61-6000)
[針綱神社]
住所:愛知県犬山市犬山字北古券65-1
電話:0568-61-0180
地図:
[本町交差点]
住所:愛知県犬山市犬山西古券70付近
地図:
[犬山駅前]
住所:愛知県犬山市犬山富士見町16-2付近
地図:
【電車でのアクセス】
[針綱神社]
「犬山駅」西口より針綱神社まで徒歩約20分
「犬山遊園駅」西口より針綱神社まで徒歩約15分
「犬山口駅」より針綱神社まで徒歩約20分
[本町交差点]
「犬山駅」西口より本町交差点まで徒歩約10分
「犬山口駅」より本町交差点まで徒歩約10分
【車でのアクセス】
名神高速「小牧IC」より約30分
駐車場
犬山祭では、3ヶ所+1に駐車場が設置されています(犬山城前観光案内所・内田防災公園・犬山市役所・成田山)。
2024年 駐車場の場所や交通規制についてはこちらをご確認ください。
周辺地図のほか、車山の運行ルートも掲載されているので便利ですよ。
また、犬山駅周辺にも駐車場があります。
【犬山駅周辺おすすめ駐車場】
〈犬山駅西パーキング〉
住所:愛知県犬山市大字犬山富士見町13-1
台数:約38台
時間:24時間
料金:200円/60分(最大1,000円)
〈名鉄協商犬山東〉
住所:愛知県犬山市天神町1-2
台数:約263台
時間:24時間
料金:200円/60分(最大1,200円)
〈犬山キャスタ専門店駐車場〉
住所:愛知県犬山市天神町1-1
台数:約453台
時間:09:00~20:30
交通規制
まつり期間中は両日ともおもに08:00~22:00頃まで交通規制が敷かれます。
詳細な場所や時間等は上記駐車場のマップをご参照ください。
昼は力強く、夜は幻想的で美しい!
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●飛騨古川祭りの日程時間と見どころ。駐車場や臨時列車情報は?
犬山祭の見どころやスケジュール、屋台などをお送りしました。
犬山祭は優雅で豪華な車山と、男たちの力技が対照的ながら、見事に合体したお祭です。
犬山祭は二度より三度!といわれるくらい見どころが豊富。
力強い印象の昼間もさることながら、夜車山の提灯に浮かび上がる満開の桜は、それはそれは幻想的で絢爛豪華なんですよ。
1日で全て観るよりも、1日目に夜祭り、2日目に昼祭りと、分けて鑑賞するのもおすすめです。
夜は冷えるので暖かくしてお出かけくださいね。
今年の春は勇壮さと幻想的な美しさを見に、愛知県の犬山祭に出かけてみませんか。
言いようのない感動に包まれることでしょう。