水風呂の効果と効能。夏場の入り方や水温は?めまいは危険?
銭湯に行くと、たいてい設置されている水風呂。
健康の為に入るイメージですが、具体的にどういった効果があるのかご存知ですか?
今回は、水風呂の効果や効能についてです。
・夏場に入る場合の水温や入る時間帯は?
・水風呂の効果的な入り方は?
・水風呂に入る時の注意点は?サウナ後の水風呂でめまいを感じたら危険?
・水風呂から出た後の過ごし方は?
水風呂の効果や効能は?
免疫力があがる
水風呂は体を冷やすので、健康によくないと思うかもしれませんが、体は、冷やされるとなんとか体を温めようとします。
その働きが、体の抵抗力を高めるのです。
風邪をひきにくくなったり、花粉症などのアレルギー疾患が改善することもあります。
アトピー性皮膚炎が改善する例もあるんですよ。
血管の柔軟性UP
水風呂に入ると、冷たさから血管が収縮します。
温浴時には、血管が広がります。
交互浴によって、膨張と収縮を繰り返すと、血管が強くなるのです。
自律神経を整える
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は温めた時に活発になりますから、温浴によって活性化されます。
逆に、副交感神経は、水風呂に入った時に刺激されます。
つまり、風呂と水風呂(サウナと水風呂)に交互に入れば、自律神経を整えられるのです。
ダイエット効果
水風呂に入り体温が下がると、体温を上げようと体は脂肪を燃焼させます。
アンチエイジング効果
冷水によって、肌を引き締めることができます。
肌のたるみが改善されたり、毛穴が締まったりします。
夏場に入る場合の水温や入る時間帯は?
蒸し暑い日本の夏に行水や水風呂は最適です。
水風呂で体温を下げることで、涼を得ることが出来ます。
涼む為なら、暑い日中に入るのがいいでしょう。
逆に、新陳代謝を高める目的なら、午前中がおススメです。
目覚めがよくなります。
夜は、眠りにくくなる可能性があるので、あまりおススメできません。
時間帯は、夕方までにしておくといいでしょう。
水温については、水道から出る水の温度で構いません。
ただダイエット効果を得るなら20度前後、自律神経を整える目的なら17度前後がよいとされています。
水風呂の効果的な入り方は?
まず、入浴前に水分補給は忘れないようにしましょう。
効果的な水風呂の入り方は「交代浴」「交互浴」などと呼ばれる方法です。
これは、温浴(温泉やお風呂)と冷浴(水風呂)を繰り返す方法です。
温浴と冷浴の温度差は、20度前後がよく、時間は1~2分ずつ何セットか行うとよいでしょう。
ポイントは、最後が水風呂になるように行うことです。
もちろん、サウナと水風呂を交互に入る方法でも、同じ効果が得られます。
サウナを使う方法では、より体に負担がかかりますから、休憩も挟んでください。
家庭では、浴槽が一つしかありませんから、交代浴は難しいですね。
その場合は、湯船にお湯をはり、温まった後で、水シャワーを浴びる方法で代用できます。
ダイエットに効果的!自宅で簡単交互浴の方法!
水風呂に入る時の注意点は?サウナ後の水風呂でめまいを感じたら危険?
水風呂は、身体への負担が大きい入浴法です。
高血圧症や心臓疾患、循環器疾患などを抱えている人には向きません。
体調不良の場合も避けましょう。
また、水風呂に入る場合は、足からゆっくりと入りましょう。
間違っても、飛び込んではいけません。
そして、水風呂に入る時間は1~2分程度が目安です。
長時間入ると体が冷え過ぎますから注意しましょう。
水風呂から出た後の過ごし方は?
温浴の時と同じく、水風呂に入った時も、水分補給をしてリラックスしましょう。
血行がよくなっているので、ストレッチをするのも効果的です。
慣れないうちは無理をしないで
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今回は、水風呂の効果や効能についてでした。
・血管の柔軟性UP
・自律神経を整える
・ダイエット効果
・アンチエイジング効果
という5つの効果が期待できることが分かりました。
温浴と冷浴を繰り返す交代浴をするとより効果的です。
ただし、交代浴は、体に負担がかかる入浴法でもあります。
慣れていない人は、最初はぬるま湯をシャワーでかけるだけにするなど、徐々に慣らしていくといいでしょう。