紋別の流氷2025!時期や接岸状況は?ガリンコ号や流氷まつりは?
北海道の紋別は『流氷の町』。
今年も北海道の寒さを表すかのように流氷が到来する時期になりました。
毎年流氷の季節になりますと、自然の凄さを実感するものですね。
流氷は北海道のオホーツク海側だけの現象ですので、北海道の方はもちろん本州からも観光のためにたくさんの人々が訪れるんですよ。
流氷の訪れとともに流氷まつりも行われ、イベントもいろいろと行われています。
また、砕氷船ガリンコ号から間近で迫力のある流氷を見たり、流氷科学センターでマイナス20℃の世界を体験したりと楽しみどころも満載♪
今回は、紋別の流氷2025年の見頃時期や接岸、鑑賞ポイントやもんべつ流氷まつりなどについてご紹介します。
また観光に行くときの服装で気をつけたいことについてもお伝えします。
※下記は以前の内容となっております。
※2025年は記載内容と異なる場合があります。
この記事の目次
紋別の流氷2025年 見頃時期や接岸状況は?
ひたすら広大な氷の海を進んでいく砕氷船!氷を砕く様子や船内の様子など、実際に乗っている気分で観ることができますよ♪
紋別では、例年流氷が観測される時期は1月中旬から3月中旬頃と言われています。
ですが気候の変化などの影響もあって、流氷の接岸の予想はかなりむずかしくなってきています。
近年の傾向を見ても観測時期にかなりばらつきが見えてきているようですね。
流氷初日・接岸初日
[2024年 紋別の流氷初日]
1/19(金)
[2024年 紋別の接岸初日]
1/26(金)
流氷の接岸状況はこちらの海氷情報センターのページで随時確認することができます。
紋別の過去10年間の流氷初日と終日はこちら(※2022年より流氷初日と接岸初日)。
流氷初日 | 流氷終日 | |
2014(平成26年) | 1/27 | 4/7 |
2015(平成27年) | 1/16 | 3/15 |
2016(平成28年) | 2/9 | 3/8 |
2017(平成29年) | 1/26 | 3/2 |
2018(平成30年) | 2/1 | 2/26 |
2019(令和元年) | 1/28 | 2/22 |
2020(令和2年) | 2/4 | 4/3 |
2021(令和3年) | 1/20 | 3/29 |
※2022年より流氷終日は未発表(2022年分より接岸初日の掲載となります)。 | ||
流氷初日 | 接岸初日 | |
2022(令和4年) | 1/20 | 2/3 |
2023(令和5年) | 2/5 | 2/9 |
2024(令和6年) | 1/19 | 1/26 |
流氷とは?
海の水が凍って氷になったものを海氷と言います。
その海氷が海の上をながれているものが流氷と呼ばれるものです。
オホーツク海側に流れてくる流氷は、ロシアのアムール川河口でできたものが、少しずつ大きくなりながら流れてきているものといわれています。
ではなぜオホーツク海側だけにこの現象が起きるかといいますと、オホーツク海の海面から約50mまでが塩分の薄い海水だからということです。
塩分が薄いほど凍りやすいということですね。
※2025年は記載内容と異なる場合があります。
流氷砕氷船ガリンコ号で大迫力の流氷を鑑賞♪
流氷の見どころというと、やはり海を覆い尽くさんとする流氷の圧巻な姿でしょう。
海が真っ白となる景色はこのオホーツク沿岸でしか見ることができない姿。
まさに自然のなせる技ですよね。
その流氷を遠くからではなく間近で見る方法があります。
それが流氷砕氷船ガリンコ号です。
流氷砕氷船ガリンコ号
砕氷船とは、海が流氷で覆われると船が進むことができなくなるため、氷を砕きながら船を動かします。
巨大なドリルで流氷を砕きながら突き進むパワフルな船。
ガリンコ号Ⅱに加え、ガリンコ号Ⅲ IMERUも運行されています。
巨大なドリルで分厚い氷をガリガリ砕いて進む様子を間近で見ることができるので迫力満点ですよ。
白く覆われた海をゆっくりと進みながら、流氷や大自然を満喫できるという貴重な体験ができます。
またこの時期にはオオワシやオジロワシ、アザラシなども見ることができますので楽しみですね。
砕氷船ガリンコ号ⅡおよびⅢ IMERUの今年の乗船内容については下記のとおりとなります。
[2024年 流氷観光]
予約開始:10/3(火)~
〔ガリンコ号Ⅱ〕
2024年 運行期間:1/27(土)~ 3/3(日)
※水曜定休
所要時間:約1時間~1時間30分
定員:約140名
料金:WEB予約 中学生以上2,700円、小学生1,350円
〔ガリンコ号Ⅲ IMERU〕
2024年 運行期間:1/16(火)~ 3/31(日)
所要時間:約1時間
定員:約170名
料金:WEB予約 中学生以上3,600円、小学生1,800円
〚2024年 流氷観光予約申し込み〛
完全予約制(3ヶ月前から予約可能)
※全便10名以上で出航
電話:050-1743-5848(08:30~17:30、オホーツク・ガリンコタワー株式会社)
WEB予約および予約状況はこちら。
船内は温かい飲み物や軽食、お土産売り場などがありますので快適ですよ。
ツアーでの予約もあるので混みやすい時期もあります。
予約はお早めにすることをおすすめします。
地図:
ガリンコ号Ⅱに乗っての流氷鑑賞を動画で疑似体験してみましょう!
マイナス20℃を体験したり可愛いアザラシも見れる♪
流氷科学センター
流氷科学センターでは、オホーツクの流氷や海の生き物についていろいろ学ぶことができます。
館内ではマイナス20℃の世界を体感でき、シャボン玉やタオルが一瞬で凍るのを見ることもできます。
普段見ることができないクリオネが実際に泳いでいるのを観察できたり、氷漬けになっているたくさんの種類の魚を見ることもできます。
流氷をはじめ、自然の仕組みなどが分かるシステムや装置があったり、子供も大人も知識欲や好奇心が満たされる楽しいスポットですよ。
入場料は、展示室・映像ホールともに大人450円・高校生大学生150円で、セット料金が大人750円・高校生大学生250円です(中学生以下・65歳以上は無料)。
軽食コーナーやお土産屋さんもあり、ご当地グルメのホワイトカレーや、シーフードカレーが人気ですよ。
近くには大きなカニの爪のオブジェもあるので記念撮影にもおすすめです。
[北海道立オホーツク流氷科学センター]
住所:北海道紋別市元紋別11
電話:0158-23-5400
時間:09:00~17:00(最終入館16:30)
駐車場:約120台(無料)
定休日:月曜日、祝日の翌日、12/29~1/3 ※1月~3月は無休(三が日は休み)
地図:
かわいいアザラシ♪
とっかりセンター(アザラシランド・アザラシシーパラダイス)では、愛くるしいアザラシの姿を見ることができます。
とっかりとは、アイヌ語であざらしのこと。
海の犬ともいわれているあざらしは愛嬌抜群で見ているだけで癒やされますよ♪
飼育員とアザラシの微笑ましい交流や餌やり体験、記念撮影などもできます。
子どもも大人も純粋に楽しめるスポットですよ。
動物好きな方にはとくにおすすめですね。
アザラシと添い寝もできちゃいますよ♪
[アザラシランド]
住所:北海道紋別市海洋公園2
電話:0158-24-8000
時間:10:00~16:00
エサの時間:10:30、11:30、13:30、14:30、15:00
※こちらの施設では直接餌をあげることはできません。
料金:大人200円、小中高100円
地図:
[アザラシシーパラダイス]
住所:北海道紋別市海洋公園2
電話:0158-24-8000
時間:10:00~16:00
エサの時間:12:00、14:00、15:30
入館料:大人500円、小中高300円
〔エサやり体験〕
受付:各40分前~(予約不可)
定員:各5名まで
※子供から大人まで誰でも参加可能(幼児は要付き添い)。
地図:
オホーツクタワー
岸から約500mほどのところに位置する氷海展望塔オホーツクタワー。
オホーツクタワーでは4Dシアターや水族館があります。
また、海中を見ることができる窓もあるので、海中から流氷を見ることもできますよ。
水族館ではたくさんの種類の生き物がみれます。
チョウザメへのエサやり体験もありますよ。
また、少しこわいクリオネの姿も見れちゃいます。
展望台からの眺めは壮観。
コーヒーを飲みながら広大な海や流氷、オオワシなどをゆっくり眺められるのも魅力ですね。
駐車場から建物までは海を眺めながらの歩きもおすすめですが、電気自動車の送迎もあるので安心です。
住所:北海道紋別市海洋公園1
電話:0158-24-8000
時間:10:00~16:00(最終入館15:30)
料金:[海底階入場料]高校生以上500円、小中学生250円[4Dシアター]1回300円
※1F~3Fの入場は無料です。
地図:
おすすめ絶景ポイント!流氷岬
紋別では流氷の絶景ポイントとして流氷岬があります。
そこでは、浜に降りて流氷に直接触ることができます。
晴れた日は、真っ青な青空と辺り一面の白い流氷の景色が抜群の眺め。
また海岸に流氷が流されてきて、陸地で積み重なる流氷山脈というものが運が良いと見ることも可能です。
近くには「オムサロ・ネイチャー・ビューハウス」があって、そこの2階に展望台があります。
展望台からもオホーツク海の遠くまで流氷の流れる様子を見ることができますよ。
住所:北海道紋別市渚滑町(しょこつちょう)川向
電話:0158-23-4231
駐車場:約30台(無料)
地図:
もんべつ流氷まつりのイベント内容やゲストは?
紋別では流氷の時期に合わせて流氷祭りが行われます。
もんべつ流氷まつりは1963年から始まったとても歴史のあるお祭り。
たくさんのイベントが行われるのでとても活気がありますよ。
2024年 日程:2/10(土)~ 12(月祝)
時間:10:00~20:00
場所:紋別市海洋公園ガリヤ地区イベント広場
メイン氷像:ノートルダム大聖堂
イベント内容は?
開催期間は会場に約5万人以上の観光客が訪れ、寒さを吹き飛ばす楽しい催しが目白押し♪
[2024年 イベント内容]
〔2/10(土)〕
10:00~11:00 もんべつ流氷まつり開会式(アイスステージ)
10:00~16:00 電気自動車による給電展示コーナー(流氷まつり会場)
10:00~16:00 シゴトガイド10周年事業〚オニオンスープ配布〛(流氷まつり会場)
11:00~11:30 JAオホーツクはまなす青年部 presents ホットミルク(アイスステージ前)
12:00~13:00 砕氷戦士ガリヤー ヒーローショー(アイスステージ)
13:30~14:00 坂本みさと 凱旋ライブ(アイスステージ)
14:00~14:30 ラパルフェ お笑いステージ(アイスステージ)
15:00~15:30 ちびっ子お菓子まき(アイスステージ前)
〔2/11(日祝)〕
10:30~11:00 もんべつ流氷太鼓(アイスステージ)
11:00~11:30 坂本みさと凱旋ライブ(アイスステージ)
13:00~13:30 上渚滑はばたき太鼓(アイスステージ)
14:00~14:30 ハナコ お笑いステージ(アイスステージ)
15:00~15:30 お菓子まき(アイスステージ前)
〔2/12(月休)〕
10:30~11:00 ゆるキャラ撮影会(アイスステージ)
11:30~12:00 紋別警察署啓発活動(アイスステージ、流氷まつり会場)
13:00~13:30 ジャンケンポン大会(アイスステージ前)
14:00~14:30 チアダンス(アイスステージ)
15:00~15:30 坂本みさと凱旋ライブ(アイスステージ)
15:30~15:50 きしたかの お笑いステージ
15:50~16:00 閉会式
〔期間中毎日〕
オホーツク味覚の市(10:00~16:00・流氷まつり会場)
スノーモビルランド(10:00~16:00・イベント広場横特設コース)
フル暖エオリア ホットステーション(10:00~16:00・流氷まつり会場)
子供達の願い(10:00~16:00・流氷まつり会場・すべり止め神社すべり止め用砂無料配布)
ANA特設ブース(10:00~16:00・流氷まつり会場)
氷像展示(流氷まつり会場)
氷の滑り台、ネコバス滑り台、アイスリンク等(流氷まつり会場)
※下記は以前の内容となっております。
おもなイベント内容はこちら。
・ メイン氷像『諫早(いさはや)神社・アマビエさま』
・ 人間ばん馬大会
・ 流氷もちまき
・ 氷柱ガマン抱きつき大会
・ 氷像のライトアップ(16:00~20:00)
・ オホーツクまるかじりパーティー(※中止)
・ ミニ氷像コンテスト
などいろいろあります。
このほか、ライブステージ、流氷餅まき、オホーツク味覚の市、雪合戦、紋別流氷太鼓、バター作り体験、沖揚音頭、など実に多くのイベントがいっぱい♪
さらに、耐寒ラジオ体操、氷早切り大会、ヒーローショー、なまはげ練り歩き、スタンプラリー、輪投げ、など楽しい催し物が連日開催されますよ。
実に多彩でエネルギーに満ちた活気のあるお祭りになっていますので、友達や家族みんなで楽しい時間を過ごせること間違いなしですよ。
また同じ会場内で「流氷あいすらんど共和国」が建国され、巨大迷路や宝探しなどの遊びで賑わいます(2022/2/11(金祝)~27(日))。
今年のゲストは?
オホーツクホワイトステージのゲストはこちら。
2023年 日時:2/12(日)14:00~
ゲスト:EXIT、スクランブル
もんべつ流氷まつりのアクセス方法
場所:紋別海洋交流館(ガリンコステーション)横駐車場
住所:北海道紋別市海洋公園1
電話:紋別観光案内所(0158-24-3900)
地図:
[アクセス方法]
〔飛行機〕
東京~紋別(1日1便運航)→紋別空港より車で約10分
〔バス〕
各地~新千歳空港→JR「札幌」より直行便バス約280分→紋別バスターミナルよりシャトルバスで約15分
各地~旭川空港→JR「旭川駅」より直行便バス約180分→紋別バスターミナルよりシャトルバスで約15分
〔車〕
JR「遠軽(えんがる)駅」より約60分
流氷を見に行く時の服装や持ち物は?
流氷を見に行く際には寒さ対策は必須です。
服装について
ヒートテック類を下に着て、上は長めのダウンジャケットなどが良いと思います。
下からの冷え込みが厳しいので、ズボンの下にはタイツに靴下を履くと温かいですよ。
足元も滑りやすいですので滑り止めの付いた靴を用意してください。
手袋と帽子は必需品です。
帽子は耳まで隠れるものか、もしくは耳あてがあるとよいでしょう。
子供はスキーウェアもおすすめですね。
持ち物について
温かい飲み物やホッカイロなどを持っていくと良いでしょう。
それからティッシュはいつもより多めに持っていくと良いですよ。
いろいろな場面で使われる可能性があります。
流氷やイベントをたっぷり楽しみましょう♪
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紋別の流氷の見どころについてお送りしました。
北極などのようなところでしか見られないような流氷が、身近で見られたり触ったりとできるのがすごく楽しいですよね。
陸からでも、ガリンコ号で海からでも流氷を楽しめます。
とっかりセンターでかわいいアザラシを見たり、流氷科学センターでマイナス20℃の世界を体感したり、流氷まつりでイベントを楽しむなど、さまざまに楽しめますよ。
この時期は、自然の凄さや雄大さを肌で感じることのできるとても貴重な体験ができます。
ぜひ流氷を見に行ってみてくださいね。