お年賀のお礼状例文。ビジネスの書き方は?時期はいつ?
ご贈答品というとお中元とかお歳暮がよく知られていますが、年始に「お年賀」というご贈答があるのはご存知ですか?
あまりご存知でない方が多いのではないでしょうか。
ですが個人ではもちろんですが、ビジネスでもお年賀を贈られてくる場合があります。
その時にはいただいたお礼を書かなくてはいけません。
今回は、そのお礼状の例文をいくつかご紹介します。
・ビジネスの場合の例文は?
・お年賀のお礼状を出す時期はいつまで?
・年賀状に書いても大丈夫?
お年賀のお礼状例文は?
お年賀とは?
正式には正月三が日の間に、新年のご挨拶とともに品物を直接持参するのが礼儀となっています。
都合がつかない場合や仕事関係は、松の内までに新年のご挨拶と一緒に持っていくものです。
ただ遠いところに住んでいたり都合がつかなかった場合、郵送や宅配便などで贈られてくる場合があります。
お年賀のお礼状を書く時に気をつけること
・ 時候の挨拶をします。
・ 贈っていただいた方にお礼と感謝の心を伝えましょう。
・ 体調を気遣う一言を入れます。
お年賀のお礼状の例文は?
例文1
拝啓
寒さ厳しい折いかがお過ごしでしょうか。
さてこの度は誠に結構なお年賀をいただき厚く御礼申し上げます。
いつも心にかけていただきありがとうございます。
まだまだ厳しい寒さが続きますのでお体にお気をつけてお過ごしください。
取り急ぎお礼申し上げます。
敬具
例文2
拝啓
新春の候、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
本日はお心尽くしのお年賀の品をお送りいただき厚く御礼申し上げます。
いつもお心遣いいただき誠にありがとうございます。
寒さ厳しい折ご自愛下さいますようお祈り申し上げます。
取り急ぎお礼申し上げます。
敬具
ビジネスの場合の例文は?
ビジネスの場合三が日はお仕事が休みとなりますので、1月4日以降にお年賀のやり取りとなることが多いです。
またお得意先の関係となりますと数が多く、直接持っていくことができず郵便や宅配便で届くことが多くなると思います。
お礼状もやはり仕事関係は迅速に書いておきたいものですね。
例文1
拝啓
新春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さてこの度ご丁重なお品をいただき誠にありがとうございます。
日頃よりお世話になっており、さらにこのようにお心をかけていただき大変恐縮に存じます。心より御礼申し上げます。
寒さも本格的になってまいります。
皆様のご健勝と貴社のますますのご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
まずは書中をもってお礼申し上げます。
敬具
例文2
拝啓
初春の候、貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて今般ご丁重なるお年賀の品を頂戴いたしまして、恐縮に存じ上げます。
日頃よりお心にかけていただき、さらにお心遣いいただきましたこと重ねて御礼申し上げます。
時節柄寒さも厳しくなってまいります。皆様のご健勝と貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもってお礼申し上げます。
敬具
お年賀のお礼状を出す時期はいつまで?
お年賀を頂いた時は、お礼状は遅くとも3日以内に送るようにしましょう。
返事が遅くなると、送り側としてはお年賀の品物が届いたかどうか心配になりますし、返事がないままですとやはり気分のいいものではありません。
年賀状に書いても大丈夫?
お年賀のお礼を年賀状に書くということは、時期的に無理があります。
三が日の間にお年賀が届いたとして、それから年賀状に書いたのでは松の内に届くかギリギリのところです。
年賀状は松の内の間に届くようにするものですね。
そもそも年賀状は新年のご挨拶をするもので、そこにお年賀のお礼を添え書きとされても、ついでのようであまり印象の良いものではありません。
送り側の方も年賀状とお年賀と別々で来るはずですから、受け取った側もきちんとお礼状としてはがきを送るのが礼儀だと思います。
お礼状はお早めに
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お年賀のお礼状例文についてお送りしました。
お年賀をいただくということは個人では機会が少ないかもしれません。
ですが、贈り物をいただいたらすぐにお礼状を書くのがマナーです。
難しい文章でなくてもかまいません。
心をかけていただいたことに対してのお礼を伝えることが大事なのです。
ここでの文例が少しでもお役に立てましたら幸いです。