【雪かきの方法とコツ】駐車場や車、階段は?凍った部分の対処法は?
出勤しようとドアを開けると一面が銀世界!
少し嬉しくなる反面、雪が降ると生活にさまざまな支障が出てしまいますよね。
その中でも特に大変なのが雪かきではないでしょうか。
お家の前や職場の周り、車に乗る方は駐車場や車の雪かきも必要ですね。
寒い上に雪は意外と重く、雪かきはかなりの重労働。
しかし、コツさえつかめばいつもよりもぐんと楽に雪かきをすることができますよ。
そこで今回は、雪かきの方法とコツをご紹介します。
駐車場や車、階段など場所別の雪かき方法や、凍ってしまった部分の対処法も併せてご紹介します。
この記事の目次
雪かきに必要な道具やおすすめは?
雪かきに必要な道具
雪かきに使う道具はおもに5種類あります。
[プラスチック製スノースコップ]
[プラスチック製スノープッシャー]
[プラスチック製スノーダンプ]
[鉄製スコップ]
[スノーブラシ(車用)]
ただし、全てを揃える必要はありません。
プラスチック製の中からどれか1種類を選び、それに鉄製スコップと車用ブラシを加え、全部で3種類あれば十分です。
プラスチック製雪かき道具のメリットデメリット
[プラスチック製スノースコップ]
〔メリット〕
・ 小さいので女性や子どもでも使いやすい。
・ 車が埋まったときなどに備えて、車用に1つあると安心。
〔デメリット〕
・ 小さいので広い場所の雪かきには時間がかかる。
[プラスチック製スノープッシャー]
〔メリット〕
・ 歩きながら雪かきできるので楽。
・ くまなく雪かきできるので効率的。
〔デメリット〕
・ 大雪の場合はすぐに雪がたまるので、びくともせず使えない。
[プラスチック製スノーダンプ]
〔メリット〕
・ 雪かき範囲が広くすぐに終わる。
・ 大雪でも雪の重さに負けずに雪かきできる。
〔デメリット〕
・ 使うのにはある程度の力が必要。
・ 大きいので場所をとる。
雪かきにおすすめの道具
おすすめはプラスチック製スノープッシャーです。
ある程度の雪ならこれ1つあれば対応できるので、常備しておくと安心です。
毎年あまりにも雪が多いようであれば、プラスチック製スノーダンプを買い足しても良いでしょう。
プラスチック製スノースコップについては、鉄製スコップがあれば併用できるのであまり必要ありません。
車に乗る方の場合は、万が一に備えて車に常備しておくと安心ですよ。
雪かきの服装は?
雪かきをしているうちに体が温かくなってくるので、がっちりと着こむ必要はありません。
汗をかくくらいなので、背中にタオルを入れておくと良いでしょう。
首元や手首、足元から雪が入ると体が冷えてしまいます。
マフラーやネックウォーマー、手袋は必ず着用し、長めのブーツや長靴を履きましょう。
手袋はウィンタースポーツ用のものが、染みないのでおすすめですよ。
駐車場や車の雪かき方法やコツは?
駐車場の雪かき方法
[雪山の場所を決める]
まず、雪を寄せる場所を決めます。
車の移動に支障がない端の方を選ぶと良いですね。
雪の量や駐車場の広さによっては、何箇所かに分ける方法がおすすめです。
動画では融雪路があるのでそこに雪を入れていますが、ない場合はその場所に雪山ができていくイメージです。
[雪かきのコツは2ステップ]
一気に全ての雪をまとめるのは大変なので、段階を踏む方法で雪かきします。
動画では一度まとめやすい場所に雪を寄せ、その雪山から融雪路に雪を運んでいますね。
同じように、とりあえず中間地点に雪を寄せておき、その後雪山を作りたい場所に雪を運びます。
雪山に近い場所の雪はダイレクトに運んでしまってOKですよ。
車の雪かき方法
[車用スノーブラシで落とす]
車の雪かきでは、専用のスノーブラシを使用します。
雪かきスコップなどを使用すると、ガラスや車体が傷ついてしまうことがあるので避けるのが無難です。
[車の雪かき、4つのコツ]
安全に走行するためにも、正しく雪かきをすることが大切です。
① 窓の雪かき
言うまでもなく窓に雪が積もったままでは運転ができませんよね。
ワイパーだけで取りきれない量の雪がある場合は、必ずスノーブラシで落としておきましょう。
走行中に雪の塊が移動してくることがあるので危険です。
また、フロントガラスだけではなく、横、後ろのリアガラスも忘れずに雪かきします。
② サイドミラーの雪かき
つい忘れてしまいがちな場所ですが、サイドミラーも必ず雪かきをしておきましょう。
ミラーについた雪はもちろん、上に積もった雪も落としておきます。
③ 前後ライトの雪かき
ヘッドライトやブレーキライトについた雪も落としておきましょう。
ウィンカーまでしっかり見えるように雪かきします。
④ 車体上部の雪かき
大きい車などは届きにくくむずかしい場所ですが、ここも雪かきが必要です。
車体上部に雪が乗ったまま走行すると、フロントガラスに雪が雪崩れ込んできて前が見えなくなったり、雪が後ろに飛び、後続車の視界を遮ってしまったりするので大変危険です。
また、雪が落ちて排気口に詰まってしまうと一酸化炭素中毒になってしまう危険もあります。
スノーブラシを使い、左右どちらからも雪を落としておきましょう。
階段の雪かき方法やコツは?
雪の量が多い場合は、一段ずつ左右どちらかに雪を寄せていき、最後に一番上から下に向かってまとめて落とす方法が効率的です。
左右に寄せるときは、階段に雪が残らないようにスコップを密着させて雪かきをするのがコツですよ
雪が残ってしまうと、人が歩くことによって雪が押し固められ、滑りやすくなってしまいます。
ホウキで掃ける雪質の場合は、ホウキで雪をはらうだけできれいに雪かきができます。
スコップで雪を取り除いた場合も、仕上げにホウキで雪をはらっておきましょう。
凍った部分を早く溶かす方法は?
鉄製スコップを使用
雪かきの道具の中で、鉄製スコップをご紹介しましたが、ここで最も活躍します!
専用の道具もありますが、頻繁に使わないのであれば鉄製スコップで十分です。
アルミ製のスコップもありますが、硬い氷を割ろうとすると壊れてしまうことがあるので、必ず鉄製スコップを使用しましょう。
少しずつ砕く
スコップの先を氷に何度か打ち付けて、氷を砕いていきます。
氷の真ん中から砕くのはむずかしいので、凍った部分の端を見つけ、徐々に砕いていくのがコツですよ。
ある程度氷が割れたら、地面と氷の間にスコップを差し込み、少しずつ氷を除いていきます。
路面が出ている場所に砕いた氷を撒(ま)いておくと、早く溶かすことができますよ。
雪かきの注意点は?
雪かきをして腰を痛めてしまう方は非常に多いです。
腰を痛めないで雪かきをするには3つのコツがありますよ。
② 腰を曲げない。
③ ひざの屈折を上手く使う。
詳しくは動画を参考にしてみてくださいね。
正しい方法で簡単に雪かき
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雪かきの方法やコツをお送りしました。
重労働の雪かきですが、ちょっとのコツで負担を軽減して雪かきをすることができます。
天候は予測がつかず、急に大雪になることもありますから、雪かき道具を一式備えておくと安心ですね。