【生姜】美容効果と健康効能!生と加熱の違いは?冷え性や肥満改善は?
昔から世界中で使われてきた生姜。
料理では臭みをとるために使われたりもしますが、美容効果や健康効能が高いことから、さまざまな場面で使われています。
その効能は、「しょうきょう」や「かんきょう」と呼ばれて、漢方薬として使われるほど。
そこで今回は、生姜パワーに注目して、生姜の美容効果と健康効能についてご紹介します。
・生の生姜の効果と効能!生の生姜は冷え性改善にはならない?
・美容にも効果あり!加熱した生姜の効果効能は?
・生姜は状況によって生・加熱したものを食べ分けよう!
生姜は生と加熱後で効果が変わる!ジンゲロールとショウガオールとは?
生と加熱後で生姜は大変身!
生姜を食べる際、根生姜、葉生姜、新生姜と、種類にもよりますが生で食べる場合と加熱して食べることがあると思います。
実は、生姜は、生で食べる時と加熱した時では得られる効果や効能が変わるんです。
ジンゲロールがショウガオールに大変身?!
生姜のすがすがしい辛みの主な成分は、ジンゲオールです。
このジンゲオールという成分は、熱を加えることでショウガオールという成分に変化するんです。
では、ジンゲオールがショウガオールに変わることで、効果や効能はどんな風に変わるのでしょうか。
『生姜の効果・効能!健康的な摂り方』
生の生姜は夏、加熱した生姜は冬におすすめですね。
生の生姜の効果と効能!生の生姜は冷え性改善にはならない?
生の生姜の効果効能は?
生の生姜の主な成分ジンゲオールの特徴は、抗菌効果が高いこと。
刺身や冷たい麺などの薬味として、よく生の生姜を使いますが、生姜には殺菌の増殖を抑える抗菌作用があるんです。
お寿司に添えられるガリにも生姜の殺菌効果が期待されているんですよ。
ジンゲオールの抗菌効果は、私たちの体にも役立ちます。
免疫がアップする作用もあるので、風邪やインフルエンザの予防にもなります。
生の生姜は冷えを改善しない?
また、生姜の効能といえば、体を温めるぽかぽか効果が真っ先に浮かぶと思うのですが、生の生姜は、実は体の熱を奪ってしまうんです。
生の生姜に含まれるジンゲオールには、血の巡りをよくする作用もあるんですが、発汗作用の方が強いんです。
ジンゲオールには、短い時間で手足を温めてくれる効果がありますが、その分、体の芯の熱を奪って体温を下げてしまうのです。
このように、生の生姜では冷え性改善できません。
美容にも効果あり!加熱した生姜の効果効能は?
生姜を食べて美しく!
生姜の美容効果として真っ先に挙げられるのは抗酸化作用です。
老化を予防する効果が期待できます。
さらに、美肌効果、肥満防止、ストレス解消を期待するなら、レモン・ミカン・イチゴ・キウイフルーツと一緒に食べると効果効能を高めてくれます。
薬効や香りは生姜を細かく刻むほど高まるので、おろして使うのをおすすめします。
加熱した生姜の効果効能は?
加熱した生姜の主成分ショウガオールは、お腹の中の血行を高めたり、心臓から送り出される血液の量を増やす作用があります。
冷え性の改善につながると言われるのは、この効果からなんですね。
生姜は状況によって生・加熱したものを食べ分けよう!
こんな時はナマ生姜
なんだか体調崩しそう・・、こんなときは生姜の抗菌免疫アップ効果を期待して、生の生姜を食べましょう。
風邪やインフルエンザの予防につながります。
こんな時は加熱生姜
冷え性に悩む方は、加熱した生姜を取り入れましょう。
鍋に牛乳を入れて薄切りにした生姜を加えてゆっくり加熱。
火を止めてから蜂蜜を加えて頂く、生姜ミルクは血行促進効果があって、冷え性の緩和に最適です。
ダイエットに効果的だと話題になった生姜ココアも、ピュアココアを温かいお湯で溶かした中にすりおろした生姜を入れたもの。
中から温めることによる効果効能を期待する場合は、加熱した生姜がぴったりですね。
効果に合わせて生と加熱を選びましょう!
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生姜の美容や健康効果についてお送りしました。
生姜は、生のままだとジンゲオール、加熱するとショウガオールが活躍してくれます。
ただ、正しく利用しないと、逆効果になってしまうこともあるので、きちんと理解して、その時に得たい生姜パワーをフルに活用できるようになったら良いですね。
美容効果も健康効能も上手く摂り入れて、生姜活用美人になっちゃいましょう!