【芝桜の育て方】増やし方や植え方のコツは?時期や枯らさない方法は?
芝桜は可憐で華やかなところが魅力ですよね!
3月~5月にかけてあたり一面ピンクの絨毯のような花畑として楽しませてくれて、各地でも芝桜で有名な公園などもあります。
個人の家でもプランターなどで芝桜を楽しめます。ガーデニングを趣味としている人はもちろんですが、マンションのベランダでも簡単にできますので育ててみてはいかがでしょうか。
今回は、芝桜の育て方、増やし方や植え方など芝桜を育てる際に知っておきたい全般的知識をご紹介します。
この記事の目次
芝桜はどんな花?花言葉や見頃は?
芝桜はどんな花?
芝桜は3月から5月にかけて花をつけます。一つ一つはとても小さな花で、桜に似た可愛いお花が咲きます。
高さ(上)に伸びていくのではなく、地面に広がっていく育ち方をします。
色はピンクや白・紫などの色合いがあります。
とくにピンクは淡いピンクから濃いピンクと種類があり、植え方によってはピンクの濃淡のグラデーションを楽しむことができますよ。
有名な芝桜の公園では、この色合を考えて植えることで、一つの絵画のような素晴らしい景色を作ることができます。
芝桜の花言葉は?
芝桜の花言葉としては『合意』『一筋』『希望』などがあります。
また芝桜の色によってもそれぞれ花言葉がありますので、そちらも紹介させていただきますね。
『濃いピンク』私を拒否しないで
『淡いピンク』臆病な心
『白色』燃える恋
『青色』きらめく愛
花びらが小さい芝桜だからでしょうか、ちょっと弱い心を表す花言葉がありますね。
逆に数が合わさった時に密集して主張が強いところから、激しさのある花言葉もあるのでしょう。
花言葉から受け取る芝桜のイメージも楽しいですね。
芝桜の見頃は?
地方によって少しの時間差があります。有名な芝桜の公園の紹介と合わせてご案内しますね。
【千葉県 東京ドイツ村】
見頃:3月中旬~4月中旬
【群馬県 みさと芝桜公園】
見頃:4月上旬~5月上旬
【栃木県 芝桜まつり】
見頃:4月上旬~5月上旬
【埼玉県 芝桜の丘 羊山公園】
見頃:4月中旬~5月中旬
【山梨県 富士芝桜まつり】
見頃:4月中旬~5月下旬
【北海道 滝上町芝桜公園】
見頃:5月上旬~5月下旬
富士芝桜祭りの動画があります。芝桜の色のグラデーションなどがとても美しいですよ。
『圧巻!富士山と芝桜の壮大で華やかなコラボ』
育てるのに適した場所は?肥料、水やりの注意点は?
芝桜の育て方をご紹介しますね。
芝桜は寒さや暑さに強く、また乾燥にも強いお花です。そのためとても育てやすいことで人気もあります。
育てるのに適した場所は?
芝桜は、水はけがよく日当たりや風通しの良い場所が好みとされています。
逆に日陰で地面がジメジメとしていると、「ハダニ」という害虫が発生しやすいので気をつけてください。
水やりの注意は?
芝桜はどちらかというとジメジメとした地面が苦手、ということをお話させていただきました。
そこで水やりは、土の表面が乾いたら水を与える程度で十分です。
また夏などの気温が高い時期は、早朝や夕方に水やりをするようにしましょう。
なぜかというと、日中の気温の高い時は地表の温度も上がっていますね。そこで水やりをすると、あげた水の温度が上がって枯れてしまうという理由からです。
肥料を上げる時の注意は?
2月~3月頃に肥料をあげるのが良いでしょう。その時気をつけることは、次の3点です。
・ ゆっくりと効果が現れる肥料を使うようにしましょう。
液体の肥料のように効果が早く効くものですと、肥料焼けということが起こります。
・ 窒素の少ない肥料をあげるようにしましょう。
窒素が多いと花の付きが悪く、茎や葉が主に成長をしてしまうからです。
・ 量はあまり多くならないように気をつけましょう。
どうしても多めにあげてしまいがちですが、多くあげなくてもよく育ちますので、控えめかな?と思うぐらいで十分です。
芝桜の刈り込みのタイミングや増やし方(挿し木・株分け)は?
芝桜の刈り込みのタイミングは?
刈り込みという作業があります。時期は5月~6月にかけて行います。
なぜこの刈り込みをするかといいますと、花が咲き終わってからそのままにしておきますと、密集状態のまま梅雨の時期や夏の暑い時期を迎えます。
その時に土が乾くことができずに、根本から枯れてしまうからです。
そこで花が咲き終わって花がらが茶色くなった頃を目安として刈り込みをすると、風通しがよくなって梅雨の時期や夏の時期に土を乾燥させることができるようになります。
芝桜の刈り込みの仕方の動画がありますのでご覧ください。
『芝桜の刈り込み方法!』
芝桜の増やし方は?
芝桜の増やし方として、株分けとさし芽(挿し木)というやり方があります。
今回は、さし芽の仕方についてご紹介させていただきます。
さし芽をする時期としては、夏が過ぎた9月~10月にかけて行います。
【用意するもの】
・さし芽
・もみがら
・山土
・植木鉢
【やり方】
①さし芽を作ります。
芝桜の先端から5cmの部分(特に新芽を選びましょう)を切ります。そしてその下の部分2cmほどは葉を取りましょう。
②植木鉢に山土ともみがらを7:3の割合で混ぜて入れます。
③土の入った植木鉢にさし芽を挿して土が乾かないように水やりをしましょう。
④3週間ほど立ちますと根が出てきます。
挿し芽の方法は動画を見ると分かりやすいですよ。
『芝桜を挿し芽で簡単!増やし方』
株分けで増やす不法はこちら。育った芝桜を掘り起こして分けるだけなので簡単にできちゃいますよ。
『芝桜を株分けで簡単に増やす方法!』
芝桜を植える時期はいつ頃がベスト?正しい植え方は?
芝桜を植える時期はいつ頃がベスト?
一番適したのは秋が良いでしょう。雑草もあまり生えないので手入れもしやすく、雨もほどほどに降ります。
秋に植えますと翌年の春に芝桜を楽しむことができますよ。
ただ注意として、霜が降りやすい地域にお住まいの方は10月中に植えることをおすすめします。
次に適した時期は春先です。この時期に花などが花屋さんの店先に出回りますので、一般的にはこの時期に植える方が多いのではないでしょうか。
芝桜を植える時は?
芝桜は高さに伸びないで、横に根を広げて地を這うように育っていく植物です。
そこでまず、植える前にスギナとかカヤなどのような強力な雑草が生えていないか確認をしてください。
もし生えているようでしたらそれを根本から抜いて、それから芝桜を植えるようにしましょう。
いくつか植えるときには20cmほど離して植えると良いでしょう。お花が咲いた時のことを思い描きながら、別の色を混ぜて植えるのも楽しいですよ♪
植えた後は、地面が見えなくなるまで育つ間は、雑草の処理が必要となります。
密集してしまうと雑草が生えなくなりますので、それまでの手入れは怠らないようにしましょう。
芝桜の植え方についての動画がありますのでご覧ください。
『きれいに育つ芝桜の植え方』
芝桜の色合いが楽しみですね♪
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芝桜の育て方や増やし方についてお送りしました。
芝桜は手軽に育てられるお花ではないでしょうか。
増やし方も根が生えるまでは少し大変ですが、水のやり過ぎにだけ注意をしてあげると簡単に育つ方だと思います。
お花も小さくて大変可愛らしいものですので、ぜひ芝桜を植えてみてくださいね。
身近に華やかなお花があると気持ちも明るくなりますよ♪