入学祝い【お返しの熨斗（のし）】書き方は？水引や包み方は？
入学祝いを頂いたら、お返しはどうしたらいいのでしょうか？
入学祝いは、子どもへのお祝いです。
子どもがお返しをする必要はないという考え方から、内祝いはしないという考え方もあるようです。
でも、身内以外から頂いた時や、これまでの付き合い方によってはお返しをした方がいい場合もありますよね。
今回は、そんな時に役立つ情報です。
入学祝いのお返しに使う熨斗（のし）の書き方を中心にまとめていきます。
・【入学祝いのお返し】熨斗の書き方は？
・【入学祝いのお返し】内のし？外のし？
・【入学祝いのお返し】注意点は？
【入学祝いのお返し】水引やのしは？
水引は？
掛け紙の上から水引をかけるのが正式ですが、今は、熨斗紙（掛け紙に水引やのしを印刷したもの）を使うのが一般的です。
水引の種類は、どれを選べばいいのでしょうか？
お祝い事ですから、紅白を使用します。
そして、入学祝い・入学内祝いは、『何度あってもおめでたいお祝い』ですので、何度でも結び直せる「蝶結び（花結び）」の水引がついたのし紙を使いましょう。
「結婚祝い」、「快気祝い」など、“何度も繰り返したくないお祝い”には、簡単にほどけない「結び切り」の水引がついたのしを使いますから、違いを覚えておきましょう。
のしは？
『のし』はどうすればいいのでしょうか？
“のし”とは、のし紙の右上に印刷されたり貼り付けたりされている箸袋みたいなもののことです。
慶事に贈る酒の肴であるアワビが起源です。
ですから、魚介類を贈る時には“のし”がない熨斗紙（掛け紙に水引だけ）のものを使います。
それ以外のものを贈る時には、“のし”のついたのし紙を使うといいでしょう。
【入学祝いのお返し】熨斗の書き方は？
水引の結び目の上中央に、「入学内祝」または「内祝」と書きます。
「御礼」でもかまいません。
水引の下側の中央には、子どもの名前を書きます。
親の名前や、相手の名前ではありませんので注意しましょう。
熨斗紙にはフルネームで書くのが正式ですが、出産内祝いや、小学生ぐらいまでの入学内祝いには下の名前だけを書く場合もあります。
【入学祝いのお返し】内のし？外のし？
まず、内のしと外のしの違いについてです。
外のしとは？
外のしは、品物を包装紙で包んでから、のし紙をかける方法です。
贈答品を渡す時に先方に、のし紙（贈答品の目的）がハッキリ見えるので、お祝いを贈る時に適しています。
内のしとは？
内のしは、商品の箱にのし紙をかけた後に、包装紙をかける方法です。
包装紙にのし書きが隠れてしまうので、お渡しする時にはのし紙が見えません。
内祝いや宅配便は内のしがおすすめ
このことから、控えめな表現に感じる内のしが内祝いにはおすすめです。
また、宅配便で贈答品を贈る際には、配送途中でのし紙が傷つかないように内のしがよいとされています。
【入学祝いのお返し】注意点は？
お返しの前にすること
まず、入学祝いを頂いたら、お礼をするということです。
お返し（内祝い）は後日送るとしても、お礼を言うのは当たり前のことですよね。
郵送されてきた場合は、電話などで、子ども本人からお礼を言いましょう。
次に、お礼状です。
電話やメールは簡易のお礼です。
何か頂いたら、お礼状を書くというマナーを学ぶいい機会ですから、子どもにもお礼状を書かせてもいいですね。
小学生ぐらいまでなら、正式な手紙の書き方に則（のっと）らなくても大丈夫でしょう。
子どもの書いたお礼状は、親のお礼状に添えて出します。
お返しの注意点
内祝いには適切な時期があります。
一般的には、入学式の後に贈ります。
あまり遅くなると、忘れていたような印象になりますから、入学式から2～3週間以内に贈りましょう。
内祝いを持参する場合は、子どもが直接お礼を言えるように、一緒に訪問します。
配送する場合は、送り状（お礼状）を同封するか事前に送っておきます。
身内の場合は、入学式の写真などを一緒に送るといいですね。
お礼の気持ちを形に。
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入学祝いのお返しに使う熨斗（のし）の書き方を中心にお送りしました。
・のし紙は紅白の蝶結び
・表書きの上側には「内祝い」と書く
・表書きの下側には子どもの名前を書く
というのがポイントでした。
入学祝いのお返しは、お礼の気持ちを形にするものです。
お礼の言葉や手紙を添えて贈りましょう。