熱中症対策ドリンクの作り方!おすすめは?注意する飲み物は?
熱中症を予防するための飲み物。
飲み物であれば何でもいいわけではないのですよ。
汗と共に失われる成分を補うために必要なもの、効果的に水分を体内に取り込むために必要なもの、飲むとかえって逆効果になる飲み物など、『熱中症なんて怖くない!』といった内容でお伝えします。
熱中症対策ドリンクで楽しい夏にしていきましょう!
・熱中症対策ドリンクを作るコツは?
・熱中症対策ドリンクの作り方!甘くしたい時ははちみつがいい?
・熱中症対策で避けたほうがいい飲み物は?
・熱中症で下痢症状の時でも水分は摂取したほうがいい?
・熱中症対策で上手な水分補給のコツは?
熱中症対策ドリンクを作るコツは?
熱中症対策ドリンクは数多く販売されていますが、自分で作ることも可能です。
自分で作ると経済的ですし、なによりドリンクに何が入っているのか分かるので安心安全です。
必ず入れるものは、
・水
・塩
・砂糖
の3つです。
汗をたくさんかくと体の中の水分と一緒に塩分、カリウム、マグネシウムなどのミネラルも失います。ですから体の中のミネラル濃度を保つためには、水だけの補給ではなくミネラルも一緒に摂る必要があります。
『えっ!でもなんで砂糖?』と思われる方もいらっしゃるかと思います。
砂糖は熱で奪われたエネルギーを補給し回復する役割と、水分や塩分が腸で素早く吸収できるように働いてくれるのです。
熱中症対策ドリンクの作り方!甘くしたい時ははちみつがいい?
経口補水液
『飲む点滴』といわれるだけあって、熱中症対策としてだけでなく下痢や発熱などで脱水症状が起こったときにも適している飲み物です。スポーツドリンクとは別物ですよ。
《材料》
・水 1ℓ
・砂糖 40g
・塩 2g
・レモン汁 小1(お好みで)
《作り方》
・容器はあらかじめきれいに洗っておきます。
・容器に材料を全て入れて混ぜるだけです。
※クエン酸を含むレモンや果物を入れると、飲みやすくなりますし熱中症を予防する効果が高くなります。
※心臓や腎臓になんらかの症状をお持ちの方は、医師に相談してから飲むようにしてくださいね。
※冷たい飲み物は吸収されにくいので、5~15度の温度で飲むとよいでしょう。
梅水
《材料》
・水 1ℓ
・梅干し 1個(大きめのもの)
・オリゴ糖 大4
《作り方》
・容器はあらかじめきれいに洗っておきます。
・容器に材料を全て入れて混ぜます。
※作りたては砂糖水のような感じですが、時間が経つと梅の味がしてきます。
※梅干しは食べても大丈夫です。
※梅干しには、ミネラルがバランスよく含まれているので熱中症対策には効果的です。
はちみつ水
《材料》
・水 450㎖
・お湯 50㎖(塩とはちみつを溶かすため)
・はちみつ 大1
・塩 小1/4
・レモン汁 大1
《作り方》
・容器はあらかじめきれいに洗っておきます。
・お湯を入れても大丈夫な器にお湯を入れ、はちみつと塩を溶かしておきます。
・容器に溶かしたはちみつと塩を入れ水とレモン汁を加えて混ぜます。
熱中症対策で避けたほうがいい飲み物は?
どんな種類の飲み物でも摂れば熱中症対策になるのか?といえばそうではありません。
摂ると逆効果になる飲み物もあるので注意しましょう。
アルコール類
利尿作用の高い飲み物です。
肝臓はアルコールを体内から早く出さなければならないものと認識します。そのためアルコールを分解して外に出すために多くの水分を必要とします。
ですから熱中症対でもないのに脱水症状になってしまいます。
アルコール類を摂取するときには、飲むアルコール量以上の水を一緒に飲むことをおすすめします。
カフェインを含む飲み物(コーヒー、紅茶、緑茶)
こちらも利尿作用が高い飲み物になっているので、水分補給としての飲み物には適していません。
1~2杯飲んだからといって脱水症状を引き起こすことはありませんが、飲み過ぎには注意が必要です。
ジュース
糖分が多く含まれている飲み物は、熱中症対策のための飲み物よりも味が濃いため少量飲むだけで水分補給をした!と感じてしまいます。
補給というよりは味わうといった感じになります。
熱中症で下痢症状の時でも水分は摂取したほうがいい?
暑い日の顔のほてり、めまいや立ち眩みなどの症状を感じたとき、『熱中症かな?』と疑います。
では、暑い日に『下痢』が続くことがあるときに『熱中症かも』と疑いますでしょうか。
『熱中症で下痢?』
お腹が冷えたわけでも冷たいものを食べ過ぎたり飲み過ぎたりしたわけでもないのに『下痢』が続く場合、熱中症が原因の下痢と思われます。
汗をかくと体の中から水分とミネラルが失われます。それを補うために『水』を大量に飲むと、体の中ではミネラル濃度を保つためにミネラルを体内に貯蔵し水だけを排出しようとします。
また大量に飲むと腸が水分を吸収しきれない状況にもなります。これらのことが原因となり『下痢』の症状が出ると考えられます。
熱中症が原因の下痢の特徴は、食事を摂った後に起こります。ですから毎食後に下痢が続くようであれば『熱中症』を疑ってくださいね。
熱中症で下痢が起こる原因のひとつに、室内が高温になっているが挙げられます。エアコンや扇風機を使い快適な温度にしましょう。
下痢により脱水症状になることもあります。水分補給はこまめにしましょう。
・麦茶(カフェイン0ミネラル豊富)
麦茶1ℓに梅干し1個入れて飲むのもおすすめです。
・海藻を具材にしたお味噌汁で身体を温めましょう。
・規則正しい生活を心がけ体力をつけておきましょう。
・胃腸の負担を減らすため消化の良いものをよく噛んで食べましょう。
・腸内環境を整えておきましょう。
熱中症対策で上手な水分補給のコツは?
熱中症は、日中屋外にいるときにだけ起こるものではありません。
室内にいても寝ているときにも起こることがあります。自分に合ったマイルールを作ってこまめに水分補給をしてくださいね。
また『のどが渇く』と感じてから水分補給をされる方が多いと思いますが、実は、そう感じたときには身体の水分はすでに不足している状態です。
ですから『のどが渇く』を基準にしないで、『のどが渇く前』に水分補給することが大切なのですよ。
・起床後、就寝前
・トイレに行ったとき
・入浴の前後
・食事中
・1時間ごと、時間を決める
・運動する前、運動している最中、運動後
など、習慣にするといいですね。
楽しい水分補給
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身体にはスイッチやボタンがありません。それなのに身体は自動的に判断して身体を守ってくれます。
体温を一定に保つことで身体は正常に働きます。その役割をしてくれるのが『汗』です。不快なだけのもののように感じますが、この汗は生命を維持するためには欠かせない存在なのですよ。
頑張ってくれた汗に『ありがとう』、これから頑張ってくれるドリンクに『よろしくお願いします』ですね。