寝ちがえの治し方。肩、背中、首のツボマッサージやストレッチで改善
朝起きて首が動かなかったり、動かすととても痛いという経験は誰でもあると思います。
ある調査で約90%の人が寝ちがえを経験したことがあるという結果が出たそうです。面白いことに性別や年齢は関係ないそうです。
そんな誰でも経験のある寝ちがえの治し方を紹介します。治し方として効果があるもの悪化してしまう恐れがあるもの様々あるので注意しましょう。
また、寝ちがえは筋肉の炎症なので、肩こりなどの血行不良ではないと区別しましょう。
・寝ちがえは湿布で冷やせば大丈夫?
・寝ちがえは温めたりお風呂に長時間入ると治る?
・寝ちがえに効果のあるストレッチやマッサージは?
・寝ちがえないために心がけたいこと
寝ちがえに効くツボは?自分でもできるツボは?
寝ちがえたとき、少しでも和らげたいですよね。治し方としては効果は弱いかもしれませんが、和らげるツボがあるようなので紹介します。
悪化する恐れがあるのでくれぐれも押しすぎないようにしましょう。
落枕(らくちん)
手をグーにして、甲の出っ張りの人差し指と中指の間を押さえ、そこから下に押しながらなぞっていくと窪んでいるところがあります。それが落枕です。
右の首が痛いときは右手の落枕、左の首が痛いときは左手の落枕を押してみましょう。?
大椎(だいつい)
首を前に倒して一番出っ張った背骨が大椎です。
風池(ふうち)
こめかみの後ろの髪の生え際にあるくぼみが風池です。
肩井(けんせん)
首と肩の中間点にあります。
労宮(ろうきゅう)
拳を作ったときに中指の指先があたるところです。
懸鐘(けんしょう)
くるぶしから指4本分上にあるツボが懸鐘です。
以上が寝ちがえに効くツボですが、そもそも寝ちがえは筋肉の炎症です。治し方としてではなく、痛みを和らげるためにツボを押すといいかもしれません。
基本的に痛いところは触り過ぎないようにしましょう。炎症が悪化する可能性があります。
寝ちがえは湿布で冷やせば大丈夫?
寝違えは筋肉の炎症なので、冷やす治し方は効果的です。
湿布を張る前に氷水や保冷剤などで冷やした後、湿布を張るとより効果を感じられるかもしれません。
寝ちがえは温めたりお風呂に長時間入ると治る?
筋肉の炎症なので、痛みがある場合はお風呂に入ることはやめたほうがいい治し方です。悪化する恐れがあります。
もし、ある程度痛みが引いているのならお風呂に入ることで血行が良くなり、回復に必要な酸素や栄養などが体全体に回るので効果はあるかもしれません。
寝ちがえに効果のあるストレッチやマッサージは?
寝ちがえた後のストレッチ、マッサージの治し方はありません。炎症がさらに悪化してしまう恐れがあります。ツボ押し程度にとどめておいたほうが良いでしょう。
痛みがある程度引いているのなら、簡単なストレッチによる治し方で血行を良くするといいかもしれません。
肩ストン体操
1、鼻から息を吸いながら肩をすぼめる
2、口から一気に息を吐いて、肩を落とす
突っ張り体操
1、肘を開き、胸の前で拳を握る。
2、そのまま肘を後ろに持っていく、肩甲骨を引っ張る。このとき、鼻から息を吸う。
3、手をパーにして前に突っ張りをする。口から息を吐く。
寝ちがえないために心がけたいこと
同じ姿勢で寝続けることで筋肉が炎症を起こし、寝ちがえになります。原因も様々です。
・枕が合っていない
・疲れている
・お酒を飲んで深い眠りになっている
・普段の姿勢が悪いため、寝る姿勢も悪い
・内臓が弱っている
寝ちがえしないためには、これらの原因を見直しましょう。寝ちがえることが多い方は、治し方よりも寝ちがえてしまう原因を取り除くことが大切ですよ。
寝ちがえは筋肉の炎症
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寝ちがえるとマッサージやストレッチで治そうと思う方もいると思います。
しかし、寝ちがえは同じ姿勢で寝続けることで起こる筋肉の炎症ですので、基本的には触らず、痛みが引くまで安静にするのが一番の治し方です。
もし痛いようなら、無理に動かさず冷やしましょう。血行不良などで起こる肩こりとは別物だということを覚えておきましょう。
ある程度痛みが引いて初めて、ストレッチやマッサージで血行を良くする治し方をしてみるのが早く治る方法だと思います。