年賀状【連名の書き方】家族や夫婦の宛名や差出人の書き方は?子供は?
年賀状を書くときに一番気を使うところはどこでしょうか。
ご挨拶の文章、一言添える言葉などそれぞれあると思いますが、普段何気なく書いている宛先に気を配られたことはありますでしょうか。
特に受け取った時一番最初に見るのは宛先です。
その時に間違った書き方をしていると、後々の印象が変わってしまうことにもなりかねませんね。
そこで今回は、年賀状の宛先の書き方マナーについてご紹介します。
・夫婦連名の宛名の書き方は?『様』の位置は?
・子供は“ちゃん付け”で書いても良い?省略は可能?
・奥様同士の年賀状のやり取りで宛先の書き方は?
・家族や夫婦の連名で出す場合の差出人の書き方は?
宛先を書くとき基本的に注意することは?
氏名の間違い
今はパソコンで年賀状の宛先を印刷する方が多くなっています。
それに安心して書き方に間違いはないと思ってしまうことありませんか。
単純ミスですが、もっともやってはいけないことは宛先の氏名を間違うこと、漢字の誤変換です。
また手書きの方でも、つい思い込みで漢字を間違えて書いてしまうこともありますね。
これはいざ自分が受け取ってみると分かりますが、意外にダメージがあります(笑)
漢字がちょっと違うだけでも別人の名前のようになってしまうからですね。
ですので、できるだけ間違えないようにと言いたいところですが、ここは『100%間違えないように』集中して気をつけたいところですね。
住所の書き方
年賀状を書くとき、宛先で、特にマンションやアパート名が入ると長くなって、氏名を書くところが狭くなったという経験もあるかと思います。
住所は2行で書くようにしましょう。
事前に同じ大きさの紙に書いて練習しておくのも良いですね。
住所が長くて書けないということでしたら、都道府県を省略することも可能ですよ。
ただし、郵便番号は必ず入れましょう。
宛先は縦書きで
横書きの宛先をときどき見かけますが、マナーとしては縦書きで書くものです。
ただし友人や親しい知人の場合は許容範囲内です。
夫婦連名の宛名の書き方は?『様』の位置は?
住所をきちんと書いておくと氏名を書くスペースに余裕が出てきます。
これは、宛先が一人ではなく連名にするときなどは特に必要なスペースですね。
では連名での書き方についてご説明します。
連名で書くときの苗字は?
連名といえばご主人様と奥様のお二人の氏名になりますが、この場合、ご主人様のほうに苗字がありますので奥様は名前だけの記入になります。
「様」のつけ方は?
ご主人様の氏名の下に「様」が入り、並びに奥様の名前にも「様」が入ります。
名前の揃え方
ご主人様の名前が2文字、奥様の名前が3文字とした時、どのような書き方にすればよいでしょうか。
この場合、ご主人様の名前の最初の文字と奥様の名前の最初の文字をそろえて書き、「様」は両方をそろえます。
上記のことを踏まえながら年賀状の宛先の例をみてみましょう。
このようになります。
また奥様の名前がわからない時は「奥様」と書くとよいでしょう。
子供は“ちゃん付け”で書いても良い?省略は可能?
親戚や友人で、お子様の名前を入れる時があります。
その時「君」や「ちゃん」をつける方がいらっしゃいます。
間違いではないのですが、くだけた雰囲気になりやすいので、できるなら「様」のほうが良いかと思います。
「君」「ちゃん」づけも、お子様が小学校に入る前の年齢までのほうがよいでしょう。
お子様のお名前は奥様の次に書きます。
ただし普段から付き合いのある気心の知れた相手であれば、形式的なものでなく、くだけた書き方でも大丈夫ですよ。
子供は何歳くらいまで連名に入れる?
特に決まりはありません。
一方、お子様が小学校低学年あたりまででよいのではないかという意見もあり、親戚以外でしたら小学校低学年でよいのではないかと言われています。
省略した書き方もできる?
お子様が二人、三人と多くなると、さすがに書くスペースがなくなってしまいますね。
その時は、ご主人様の氏名の横に「ご家族様」「御家族様」と書くようにするとよいかと思います。
奥様同士の年賀状のやり取りで宛先の書き方は?
ご主人様を中心に書いてきましたが、奥様同士の知り合いで年賀状をやり取りするときは、宛先はどうしたらよいのでしょうか。
直接、奥様の氏名を書いて送ってしまいそうですが、正式にはご主人様の氏名を書いて奥様の名前を書くという連名で出すのがマナーです。
もちろん差出人側もご主人様と奥様の連名となります。
家族や夫婦の連名で出す場合の差出人の書き方は?
差出人の書くスペースはかなり狭くなりますのでバランスよく書くようにしましょう。
その際に、住所の終わりと氏名の終わりの部分が下で揃うように書くときれいにみえますよ。
連名で書くとき、特にお子様が生まれたばかりで名前を書くときはフリガナを振っておくと親切かと思います。
差出人の住所について
印刷で裏面のところに差出人住所を書いていることがあります。
その場合、表面の差出人住所に書く必要はありません。
宛先の書き方マナーを忘れずに。
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年賀状の連名の書き方マナーについてお送りしました。
年賀状は年の初めの最初のご挨拶です。
そのご挨拶を受け取ったときに、少しでも好印象を持ってもらうためには、丁寧に書くことが必要ですね。
ちょっとした心配りでできることですので、気を付けて書いてみましょう。