夏痩せの原因と対策。痩せるのは病気?運動や食べ物で改善。
夏になると暑くて食欲がなくなり、どうしても痩せてしまう…。
ちょっと羨ましいような話ですが、痩せてしまう人にとっては真剣な悩みなんです。もしかしたら病気かも?って思ったり。
これはもともと瘦せ型の人が陥ってしまう傾向があるようです。
痩せすぎ・痩せ気味の人たちは、新陳代謝がとても良くて食べても太らないというのもありますが、何らかの体の不調により太れない、ということもあるのです。
夏バテしやすく体力がない。
食欲が減退し水分ばかりを摂ってしまう。
そして気がつくと又痩せている…。
これでは「病気かな?」と思ってしまうのも納得ですね。
ではこの「夏痩せ」。
どのようなメカニズムで起こるのでしょう?
今回は夏痩せの原因と対策について調べてみました。
・夏痩せの原因は?
・夏痩せの対策方法は?
・夏痩せの原因と対策まとめ。水分の摂り過ぎに注意!
夏痩せの原因は?
暑さストレスによる食欲減退
そもそもの原因は、暑さのために食欲が落ちてしまうからです。
暑いからと清涼飲料水や冷たいお茶を飲んでばかりいませんか?固形物を食べないからお腹が緩くなって、下痢をしてしまうなど誰でも1度は経験があるのではないでしょうか。
夏の暑さは人に大きなストレスを与えます。
そのストレスで胃の消化液の分泌が低下してしまい、そこに水分を多く摂取するため更に消化液が薄まり胃腸の機能が低下します。その結果、飲食物の吸収が悪くなり痩せてしまうのです。
下痢などすればなおさら、せっかく身体に入った栄養分が全てそのまま流れていってしまいます。
「冷たいものしか食べたくない」と、ジュースやプリン、アイスクリームなど、カロリーが高い冷たくて甘い飲み物やデザートを間食すると、夏痩せタイプの人は食事の時間にお腹が空かなくなる、という弊害もあります。
きちんと栄養のある食事を摂らないことが、痩せていく原因となっているのです。
「そうめん」や「冷やしそば」など、暑い夏にはさっぱりして美味しい食べ物ですが、そういうものばかり食べているとタンパク質が不足します。
体は、タンパク質が不足すると体内の筋肉を分解してタンパク質を補おうとするので、その分体重が減少してしまう=「夏痩せ」する、ということになります。
暑さによる疲れ
じっとしていても汗が出る。ましてや家事や育児、出勤時や仕事で外回り…。
などなど、少しでも動けば大量の汗をかきます。
汗は水分だけでなく、身体に大切な塩分やミネラルも含んでいますので、大量に汗をかくことによりそれらが身体から失われます。
体内の塩分量が減ると水分量も少なくなるので、体温調節のための十分な汗がかけず、体内に熱がこもってしまいます。
これが重度になると熱中症を引き起こしてしまうのですが、そこまでいかなくても身体に相当な疲労を感じます。
いわゆる「夏バテ」になってしまいます。
身体に疲労が蓄積すれば当然食欲も落ちてくるので、十分痩せる原因となります。
夏痩せの対策方法は?
どのようにすれば「夏痩せ体質」が改善されるのでしょうか。
主な対策方法をあげていきたいと思います。
1.タンパク質は人体にとって大切な栄養素。
毎日一定量が必要なのでしっかり摂取する。
・肉や魚、卵、豆製品などしっかり食べましょう。
2.胃腸への負担を減らす。
・冷たい飲み物はあまり摂取せず、なるべく温かいお茶などを飲むようにしましょう。
甘い清涼飲料水もなるべく控えます。冷たい飲み物や甘い飲み物は食欲を減退させます。
汗を大量にかく場合は、スポーツドリンクなどで塩分やミネラルを補給しましょう。がぶ飲みは禁物です。
3.ウナギなど滋養強壮効果のある食べ物を食べる。
・炎症を改善してくれるビタミンAが豊富に含まれています。1週間に1度は食べたい食材です。
4.乳酸菌で腸内環境を整える。
・特に夏は、ヨーグルトや植物性乳酸菌がある漬物・キムチなどを積極的に摂取しましょう。
5.夏の過酷な暑さによる不快感(熱ストレス)も食欲を減退させるので、冷房などを使用し、体の熱を下げる。
・夏バテなどにより身体が弱ってしまう場合は、暑さを緩和し体温調節をすることが肝要です。
夏痩せの対策方法をいくつかあげてみました。これらのことに気をつけるだけで、かなり夏痩せの体質が改善されますよ!
夏痩せの原因と対策まとめ。水分の摂り過ぎに注意!
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暑い夏こそ、バランスよく食事を摂って身体の中から健康になりましょう!
そして一番気をつけたいことは、生活のリズムを乱さないことです。
夜更かし・水分の取りすぎ(特に甘い清涼飲料水)・運動不足(ゴロゴロしてばかり)等々、身体に負担のかかることは避けて、体調管理は万全にしたいものですね。
外に出る機会も多くなる夏。夏バテ・夏痩せでグッタリした顔をしてるより、元気な顔でいるほうが自分も周りも心地よいものです。
夏痩せの原因をしっかり見極めて対策をとりつつ、猛暑を吹き飛ばして楽しい夏の日々を送りましょう。