『薬』はお茶で服用しても大丈夫?水以外の飲み合わせの副作用は?
具合が悪い時に頼りになる薬。
でも、家ならともかく、外出先などで薬を服用しようとして手元にお茶しか無いなんてことよくありませんか。
まあいいやとお茶で服用してしまって、何となく罪悪感が湧いたりするんですよね。
でもどうして薬はお茶で服用してはいけないと言われているのでしょうか。
ここでは薬をお茶で服用しない方がいい理由や、お茶以外に薬との飲み合わせが悪い飲み物、効果的で安全な薬の飲み方を紹介します。
・薬はお茶で服用しても大丈夫?お茶を飲んだ後で水で飲むのは平気?
・薬と一緒に飲まないほうが良い飲み物は?副作用はある?
・薬と飲み物で避けたほうがいい飲み合わせは?副作用は?
・効果的で安全な薬の飲み方は?
薬はお茶で服用しても大丈夫?お茶を飲んだ後で水で飲むのは平気?
薬はお茶で服用するのはNG!
結論からいうと、薬は基本的にお茶と服用してはいけません。
これはお茶に含まれているカフェインが薬の効果を邪魔する可能性があるから。
お茶で薬を服用すると、お薬に含まれている成分によっては吐き気やふるえ、不眠、不整脈などが引き起こされる可能性があります。
カフェインを含む飲み物を飲んだ後は、30分以上空けてから薬を飲むのが安心ですよ。
薬と一緒に飲まないほうが良い飲み物は?副作用はある?
薬と一緒に飲まない方がいい飲み物3つ
アルコール
言うまでもありませんが、薬をアルコールで服用するのは厳禁です。
薬を飲んだ前後にアルコールを飲むのも止めましょう。
薬もアルコールも主に肝臓で代謝されるので、肝臓に大きな負担が掛かります。
また、アルコールのせいで薬の効果が薄れたり、逆に危険なほど強まったりします。
牛乳
ちょっと意外ですが、牛乳とお薬の飲み合わせも良くない場合がほとんど。
牛乳はカルシウムを多く含んでいますが、このカルシウムが薬の成分と結びついてしまい、薬が効かなくなってしまうことがあるんです。
また便秘薬などの腸に効いてほしい薬は、牛乳で服用すると牛乳の作用で胃で溶けてしまうことも。
ただし、逆に牛乳と一緒に飲むと効果的なお薬もあります。
また、子供の場合は飲みやすくするため牛乳でお薬を服用するよう指示されることも。
お医者さんや薬剤師さんの指示に従ってくださいね。
ジュース、スポーツ飲料
熱があると水分補給のためにスポーツ飲料を飲むことも多いですよね。
でもスポーツ飲料と薬の飲み合わせも要注意。
スポーツ飲料のなかにはカルシウムなどのミネラルが含まれているものもあります。
牛乳と同じ理由でお薬の吸収が阻害されてしまう場合も。
ジュースは特にグレープフルーツジュースに注意が必要です。
グレープフルーツジュースと一部の血圧降下剤と飲むと、重大な副作用が引き起こされることが知られています。
他の薬もジュースに含まれる糖分や添加物が、薬の効果に悪影響を及ぼす恐れがあります。
効果的で安全な薬の飲み方は?
ベストは水よりも白湯。コップ一杯の水分で効果てきめん
お薬を飲むときに水分が必要な理由は、喉にひっかかったり直接胃壁に薬が当たって胃を痛めることがないようにするためです。
水でもいいですが、白湯だとさらにベスト。
水や白湯で薬を飲むのはツライという人は、オブラートや薬服用を助けるゼリーを使ってみましょう。
ドラッグストアで販売していますよ。
食前や食後などお薬の服用のタイミングは薬ごとに指示されますが、これは必ず守りましょう。
薬によっては胃に物が入っている・いないなどで効果に影響が出ることがあります。
ちなみにたまに勘違いしている人がいますが、食間というのは【食事と食事の間】、つまり食後2~3時間してからという意味で、決して食事の最中ではありませんのでご注意。
また、うっかり薬を飲み忘れても次に飲むときに2回分まとめて飲むのは絶対にダメ!
決められた量をまた飲み始めてください。
特別な指示が無い限りは、お医者さんに処方されたお薬は例え体調が良くなっても最後まできちんと飲み切りましょう。
薬はお茶で飲んではいけない!薬は正しく飲もう
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薬はお茶で飲んではいけないというのは当たり前ではありますが、つい手元にある飲み物で飲んでしまいたくなります。
でも場合によっては危険を招くこともあるので、きちんと水や白湯を用意して薬を服用するようにしましょう。
正しくお薬を飲んで、早く元気になってくださいね。