【米ぬかの効果】利用方法やぬか袋の作り方は?美容や健康の効果は?
秋に実ったお米。
長期間おいしくいただくには、玄米のまま低温保存するのが良いといわれています。
自宅で精米機をつかってご飯を炊く方が増えていますね。
我が家では、親戚が精米所を営んでいることもあり、自ら精米することはめったにありませんが、その光景は幼いころからよく目にしていたものです。
その際に、どさっと大量に出る米ぬか。
しかし、厄介者と思うことなかれ!
実はかなりの高スペックの持ち主なのです。
今回はそんな隠れた実力者、米ぬかの驚くべき効果や利用法などについてご紹介します。
・米ぬかとは?米ぬかの効果は?
・米ぬかの利用法は?ぬか袋の作り方は?
・米ぬかを洗顔や入浴剤に利用!美容効果も高い♪
・余った米ぬかの有効利用法!肥料や掃除にも使える♪
・米ぬかを効果的に摂取してダイエットや糖尿病予防に♪
米ぬかとは?米ぬかの効果は?
“米ぬか”とは?
米ぬかという言葉は、耳にしたことはあるけれど、実際見たことはないという方も多いのではないでしょうか。
白米しか購入経験がない方はまず出会う機会がないものかと思います。
米ぬかとは、お米を玄米から白米にする精米作業の過程で出るお米の殻のこと。
私たちが普段よくいただいているのは白米が中心ですが、たんぼで実る稲は黄金色ですよね。
黄金色の殻の部分を削り取って白米が出てくるのですが、削られた殻が米ぬかというわけです。
写真のように細かな粉状で、触ると少ししっとりしていることが多い気がします。
米ぬかの効果は?
実はこの中には玄米の栄養分の約90%以上が含まれています。
90%以上となると、玄米のほとんどの栄養分とうことになりますね。
ですので、さまざまななものに利用しないともったいないんですね。
おもな栄養分をあげてみましょう。
・ビタミンB群
・カルシウム
・マグネシウム
・食物繊維
身体に嬉しい栄養素ばかり!
もちろん、効果も期待できちゃいます。
これは利用しないわけにはいきませんよね。
では日々の生活の中でどのように活用していけばよいか見ていきいましょう。
米ぬかの利用法は?ぬか袋の作り方は?
米ぬかの利用方法は?
普段意識していないだけで、米ぬかの利用法は実にさまざま、なのです。
『食べる!』
栄養を摂取するならこれが一番!
筍のあく抜きや糠床(ぬかどこ)としても利用できます。
『ハウスキーピングに使用する!』
米ぬかで床磨きをすると、含まれているオリザオイルのおかげでつやが出るだけでなく、床面の保護も期待できます。
無垢材の床にはさらに効果を感じます。
お皿洗いの際にも使えますし、油落としにも力を発揮しますよ。
『美容に♪』
米ぬかを使った石鹸など、商品化されているものも多いですよね。
『肥料として』
実家の祖父が作っている野菜は実に甘くておいしいのですが、その秘密は米ぬかにある!と話していました。
ぬか袋の作り方は?
利用する際には、ぬか袋にするととても便利です。
作り方はいろいろあると思うのですが、ずぼらな私が一押しする超簡単ぬか袋作成法がこちら!
[材料]
・米ぬか
・お茶orだしパック(100均などに売ってます)
・ハンカチ
[作り方]
・米ぬかをお茶(だし)パックに入れる。
・米ぬかを入れたお茶(だし)パックをハンカチで包む。
簡単ですよね♪
お風呂の入浴剤に使うときはハンカチで、床磨きの時は薄手の雑巾(使わなくなったタオルなど)を使うと、ぬかが散らからないので便利ですよ。
米ぬかを洗顔や入浴剤に利用!美容効果も高い♪
先ほども少しご紹介しましたが、米ぬかを利用した美容商品はよく目にしますよね。
それほど美容効果が高いという証拠でもあります。
入浴の際の米ぬかの利用法として、ぬか袋を浴槽にぽいっといれるだけでも潤ったもちもち肌が実現しちゃいます。
ぬか袋で直接優しくなでなでしてもOK!
また、洗顔や洗髪の際に浴槽のお湯を使うと顔やお肌にも潤いが!
保湿だけでなく美白効果も期待できます。
乾燥が気になる季節には特に効果を実感できますよ。
余った米ぬかの有効利用法!肥料や掃除にも使える♪
これを知ると、米ぬかが余る!なんてことはなくなるかもしれませんね。
そんな便利な米ぬかの利用法をご紹介します。
お風呂で使った米ぬかも消えてなくなってしまうわけではないので、ごみになってしまうような気がしますが、それも観葉植物や家庭菜園などの肥料として使うことができます。
ほかの利用法として、お掃除にも一役かってくれますよ。
お風呂で使った米ぬかは少し湿っていますよね。
それをぬか袋から出して、玄関掃除に利用しちゃいましょう。
ほこりやごみがくっつきやすくなっているので気持ちよくお掃除ができますよ♪
艶出しを期待する床掃除には、新しいぬか袋の方が効果的なので、そちらを利用してくださいね。
米ぬかを効果的に摂取してダイエットや糖尿病予防に♪
はっきり言って、そのままではあまりおいしくいただけません。
なので、チャーハンや焼きそば、カレー、ハンバーグ、パンケーキなどのお料理に少量ずつ加えて利用してみましょう。
少量ずつ試していくというのがポイントです。
お手軽な利用法で言えば豆乳や牛乳、ヨーグルトなどに直接振り入れてしまうのが一番かと思います。
多く含まれる食物繊維が腸の中をキレイにしてくれるので、便通が良くなったり、コレステロールや余分な糖分の吸収を防いでくれるんです!
結果、糖尿病予防やダイエットにつながるというわけですね。
メタボが問題視されている中、健康体を維持するためにぜひこの利用法を実践したいですね。
コスパも最高ランク!米ぬかを上手に活用しましょう。
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米ぬかの効果や利用方法、ぬか袋の作り方などをお送りしました。
米ぬかがこんなにも便利で効果的な利用法があったとは驚きですよね。
美容によし、健康に良し、掃除、家庭菜園とその多岐にわたる活躍ぶりにはただただ目を見張るばかり。
米ぬかってどうなのかな‥と思っていた方も、ぜひ使ってみたい!というように見方が変わったのではないでしょうか。
コスパが良い点も嬉しいところ。
新米の米ぬかを早速手に入れてぜひ試してみてくださいね。