金魚すくいの金魚の飼い方!種類や寿命は?長生きする育て方は?
お祭りの楽しみの一つに金魚すくいがあります。
子どもたちが一番ねだって来る遊びですね。
そこで金魚をすくって帰りに金魚をもらうのですが、さてその後どうしたら良いものかと悩んでしまいます。
その後金魚を飼いたいと思っていても、もらってきて次の日の朝に死んでいたりした経験ありませんか?
よく金魚すくいの金魚は寿命が短いと言われているのを耳にします。
子供たちが悲しい思いをしないためにもしっかりと育てるにはどうしたら良いのでしょうか。
今回は金魚すくいの金魚の飼い方を中心に詳しく調べていきたいと思います。
・金魚すくいの金魚を飼うのに用意するものは?
・金魚すくいの金魚の飼い方。水温や環境、エサは?
・金魚すくいの金魚を長生きさせる方法は?塩は効果あり?
金魚すくいの金魚の種類や寿命は?
まずは金魚すくいの金魚とはどんな種類があるのか、また寿命などはどうなのか調べていきます。
金魚すくいの金魚の種類は?
金魚すくいの金魚を見てみると、誰もがわかるものとしては出目金がありますね。
出目金をすくいとったときは「ヤッター!」と叫ぶ子供さんがいらっしゃいます。
ではその他の金魚は何という種類かといいますと、ほとんどが和金で、あとは琉金という種類も混じっているそうです。
和金は全身が真っ赤で泳ぎが速い特徴があります。
琉金はずんぐりとした形で、しっぽに特徴を持っています。
金魚すくいの金魚の寿命は?
和金の寿命は5~10年と言われています。
ですが口コミなどで調べてみますと15年や25年というとても長生きしているケースも見受けられます。
ではなぜ金魚すくいの金魚はすぐに死んでしまうと言われているのでしょうか。
金魚はとてもストレスに弱い生き物です。
そんな金魚がお祭りのところまで長い間輸送で車に揺られ、金魚すくいで追いかけ回され、帰りには小さな金魚入れのビニール袋に入れられるという、ストレスがかかりまくりの状態になってしまっているのです。
そのため家に金魚すくいの金魚を持ち帰ったときには弱り果てている状態ですので、すぐに死んでしまうというケースが増えているのです。
ですが家に持ち帰ったあと適切な対応をしますと元気になりますので安心してください。
その飼い方につきましては次に説明いたしますね。
金魚すくいの金魚を飼うのに用意するものは?
飼い方の最初にすることは?
まずは金魚すくいの金魚をビニール袋から出してあげることです。
ここが最初の肝心なところです。
<用意するもの>
・バケツ
少し大きなバケツが適当でしょう。
洗剤などが残ってないようによく洗ってください。
・中和剤(カルキ抜き)
水道水を使いますがそこからカルキ(塩素)抜きをします。
・岩塩(もしくは塩)
水1000ccに塩5グラムの割合で用意します。
<やり方>
カルキ抜きをした水が入ったバケツの端に金魚が入った状態のままのビニール袋を引っ掛けておきます。
理由としてはバケツの水とビニール袋の中の水の温度を一緒にさせるためです。
水の温度差で金魚にストレスをかけることになるからです。
大体30分位そのまま放置しておくと温度が同じくらいになるでしょう。
その次にビニール袋から金魚を移します。
この時ビニール袋に入った水も合わせて移してしまいましょう。
この状態のまま3日間おいておきます。
置く場所はあまり温度差が出ないような所が良いでしょう。
エサはこの間あげないようにしてください。
実はエサを消化するにも体に負担をかけてしまうのです。
この3日間はそっとしておいてあげて金魚が体力を回復させるのを待ちましょう。
飼育道具の準備は?
3日間ほど時間をかけて体力を回復させている間に飼育に必要なものを揃えましょう。
<用意するもの>
・水槽
和金は大きくなると20cmほどになります。
その事を考えて水槽の大きさを準備しましょう。
店員さんに相談してみると良いですよ。
・底砂
水槽の水質が変化したり安定をさせるのに効果的です。
種類としては「ソイル」「大磯砂」などが良いでしょう。
・エアーポンプ
こちらもいろいろと種類があります。
音の大きさなどもありますので購入時に相談するのが良いでしょう。
・エサ
・濾過機(ろかき)
<必要に応じて>
・水草
・バクテリア繁殖促進剤
などがあったほうが良いかと思います。
金魚すくいの金魚の飼い方。水温や環境、エサは?
水槽に移してみましょう。
水槽など準備が整いましたら金魚を移しましょう。
その時気をつけたいのが、全て新しい水ではなくバケツの水の1/3を入れることです。
馴染んでいた水を少し足すことによって、急激な水質の変化に金魚がびっくりしないということになります。
このことはこれから水槽を洗うたびに前の水槽の水を1/3いれることもします。
水温や環境、エサは?
金魚が元気でいられる温度は15度~28度と言われています。
もし余裕がありましたら水槽に水温計を付けておくと良いですね。
環境もあまり気温が上がったり下がったりするようなところは避けたいです。
例えばエアコンの近く、窓の近くなどは気温の上がり下がりがあって金魚のストレスとなります。
また小さな子供さんがやることですが、水槽をつついたり水をかき回したりということももちろんしてはいけません。
静かに見守ってあげるのが金魚にとって住みやすい環境です。
エサについては一日に1~2回、5分位で食べ切れる量でいいです。
よく水面で口をパクパクさせているのを見かけて餌を上げる場合がありますが、その場合エサよりも呼吸がうまくできない状態になっていてパクパクさせている場合が考えられますので気をつけてください。
エサのあげすぎは消化不良をおこしたり水質を悪くする原因になります。
水槽の水換えは
夏・・1~2週間に1回
冬・・4週間に1回
これらを目安に交換すると良いでしょう。
ただし水の汚れが目立つ場合などには早めに交換をするようにしましょう。
金魚が病気になったら?
金魚が病気になったらすぐに別な容器に隔離しましょう。
そのままにしていると他の金魚にまで感染してしまう恐れがあります。
金魚の水槽への移し方や買い方についての動画がありますので参考にしてみてください。
金魚すくいの金魚を長生きさせる方法は?塩は効果あり?
金魚の飼い方で重要なことはとにかくストレスを作らないことです。
ちょっとした水温の変化や外からの刺激など、また餌のあげすぎには十分気をつけたいものです。
また金魚の水槽に塩をちょっと入れることによって次の効果が見られます。
・新陳代謝が活発になるので傷などの回復がしやすくなります。
・浸透圧の調節が楽になるので体力が回復しやすくなります。
ただしくれぐれも塩を入れすぎないように気をつけてください。
金魚はもともと淡水魚ですので塩分の濃いのは逆に害となってしまいます。
金魚のストレスに気をつけて可愛がりましょう。
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金魚すくいの金魚は飼い方などを間違えなければ十分長生きできます。
また結構大きく成長します。
ストレスが一番良くないことだということがわかりましたので、金魚すくいの金魚を持ち帰るときもなるべく揺らさないように静かに持って帰ってきましょう。
そして可愛がってあげてくださいね。