風邪の時の食べ物・飲み物おすすめは?喉の痛みや鼻水に効果的なものは?
風邪の季節といえば冬を連想しますが、ストレスや忙しさのために、春先や秋口でもこじらせることもよくあります。
風邪のひき方も人それぞれで、風邪の引き始めはだいたい喉からという方や、鼻水や頭痛からという方もいることでしょう。
風邪の治し方もいろいろですが、健康的に無理なく自然に、かつ早く治す方法があればそれに越したことはありませんね。
もちろん休むことが何より大事ですが、体をサポートしてくれる食べ物や飲み物があるとありがたいものです。
そこで今回は、風邪の症状を治す、緩和するのにおすすめの食べ物や飲み物を症状別にご紹介します。
また、それ以外の治し方や予防方法、風邪時のお風呂についてもありますのでどうぞ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
風邪時におすすめの食べ物や飲み物は?
昔から云われているのが、みかんなどの柑橘類や柿などの果物。
ビタミンCが豊富で、そのまま食べてもジュースやヨーグルトなどとミキサーにかけてもおいしくいただけます。
のどが痛い時に効くといわれるのが、焼きネギ、焼き生姜、焼きニンニクを細かく刻み、白湯に混ぜて飲む方法。
タマゴ酒、レモネードなどをその中に入れて体を温めるのもいいのですが、匂いが気になる方は白湯のほうがいいでしょう。
長ねぎ・タマネギどちらでも効果がありますが、少量使用して、寝るときに部屋に置いておくと効果があります。
頭痛があり熱が出て食欲がない時には、リゾット、おじや、雑煮がおすすめです。
ビタミン豊富な緑黄色野菜や根菜を使い、お米から炊くのも良し、余った白米からでも作れます。
タマゴは栄養がありますから 風邪にはとてもおすすめです。
風邪で喉が痛い時におすすめの食べ物や飲み物は?
おすすめの食べ物は?
基本的に体を温める食べ物がおすすめです。その中でも優秀な食材をご紹介します。
【人参】
人参にはβカロテンが豊富に含まれていることは皆さんご存知かと思います。では、なぜ、βカロテンは体にいいのでしょうか。
それは、体に吸収される過程でビタミンAになるからです。ビタミンAは粘膜を丈夫にする効果があるので、風邪で喉が痛いときには効果があります。
【大根】
大根は体が冷える食べ物として紹介されます。しかし消炎作用があり、喉が痛い時には効果を期待できます。
喉が痛くて食べるときつらいときは、摩り下ろして食べることもできるのでおすすめです。
【生姜】
生姜の効果は加熱前と加熱後で変わる食べ物です。
加熱前はジンゲロールという成分が殺菌作用や免疫力を強化してくれるので、風邪を引いた後に効果的です。
加熱後はショウガオールという成分が血行、新陳代謝を促してくれるので、喉が痛む、風邪の引き始めに効果があります。
おすすめの飲み物は?
【緑茶、紅茶】
カテキンの殺菌効果があります。とても有名ですが、喉が痛いときに緑茶でうがいすると本当によくなるので、一度試してみてください。
【白湯】
体を温め、免疫力が高まります。喉が痛い時には適度な水分補給も大事なので、熱すぎず冷たすぎない温度に調節して飲むと良いでしょう。
【飲み物に蜂蜜を入れる】
おろし生姜や紅茶など、飲み物に蜂蜜を入れて飲みましょう。蜂蜜には殺菌効果と保湿効果のダブル効果があるので、喉の痛みも和らぐと思います。
鼻水・喉の痛み・咳・頭痛の対処法は?
今まで風邪に対するいくつもの対処法をお伝えしてきました。
追加要素もあるので、おさらいもかねて再確認してみましょう。
鼻水に効果のある食べ物は?
鼻水が出るのは体の菌を出そうとしているのですが、ティッシュでかみすぎて、かえって菌が奥に入ってしまうことがあります。
鼻と喉はつながっていますので、焼きネギ、タマネギを少量お部屋に置いて寝ると効いてきます。
寝る2時間ほど前に置いておくとよいでしょう。
ミントなどの爽やかなハーブを、アロマポットに入れて香らせるのもおすすめです。
のどの痛みや咳の治し方は?
ネックウォーマーなどで首を温めます。
家に帰ったら、うがい・手洗いをします。
お湯に軽く塩を入れたり、濃い緑茶でうがいをするとより効き目があります。
ミントガムやのど飴を食べると鼻にも効いてきます。ただし、シュガーレスのものを選ぶようにしましょう。
頭痛の対処方法は?
中国医学では背中の肩甲骨(けんこうこつ)の間から首にかけての部分から、風邪(ふうじゃ)と寒邪(かんじゃ)が入り、頭痛が起こり風邪をひくといわれています。
ですので、このあたりをカイロで温めるといいですね。頭痛の予防・治療におすすめです。
風邪の対策や予防方法は?
風邪の症状、鼻水・のどの痛み・頭痛の対策や予防についてです。
まず、マスクをして菌を体の中に入れないようにして、首や肩の出ない服装、マフラーやストールなどで覆います。男性はジャケットなどを用いましょう。
手先、足先も冷やさないようにします。
手洗い・うがいは、自宅ではもちろんですが、出先でもやると効果的です。お茶やお湯でやれば菌も死滅します。
鼻うがいもいいですが、粘膜の弱いお子さんは塩の鼻うがいではなく、緑茶での鼻うがいをおすすめします。
部屋もきれいにして、外部からの菌を入れないようにしましょう。ほこりの中には菌がいます。
ぬいぐるみやクッションは、こまめに洗濯したり天日に干すようにしてください。
休養とバランスの取れた食事を心がけます。忙しい時は、野菜スープにショウガなど香味野菜を入れると風邪予防になりますし、体をあたためることができます。
風邪をひかないための予防方法は?
【鼻呼吸をする】
普段から鼻呼吸ができるように意識しましょう。口で呼吸をするより風邪をひきにくくなります。
【緑茶でうがいをする】
殺菌効果のある飲み物ならなんでもいいのですが、緑茶は手軽で安く手に入るのでおすすめです。
【1日30分歩く】
これは体温をあげ、代謝を良くする筋肉を維持するということです。
少しでも体を動かさなければ、代謝はどんどん低下していき、風邪を引きやすくなります。
【白湯を飲む】
体温が低い朝と、寝る前に飲むと体が温まり免疫力がアップします。毎日のルーティーンの飲み物としておすすめです。
喉が痛い時の注意点は?
まず喉が痛いということは、炎症を起こしているということを頭に入れておいてください。
原因は菌であったり、大きい声を出して負担をかけすぎてしまっていたりさまざまです。痛みを感じたら、なるべく悪化しないように心がけましょう。
冷やさない
人の体温の理想は36度5分から37度と言われており、免疫力の高い状態です。
平熱が35度という方は、体を温めて早く治るよう心がけましょう。
乾燥させない
喉が痛いということは、すでに何らかの原因で喉が傷つきやすくなっているということです。
マスクを付けたりやアメをなめたりして、これ以上傷つかないようにしましょう。
鼻呼吸を心がける
口呼吸は空気が直接喉に入るので、口内やのどの乾燥や傷つくもととなります。
毛がフィルター代わりをしてくれる鼻で呼吸をするようにしましょう。
風邪の時はお風呂に入っても平気?
風邪の時にお風呂に入ってもいいのか気になりますよね。
鼻水・のどの痛みが多少であれば入っても大丈夫です。
以前は、風邪をひいたらお風呂に入らないで寝たほうが良いともいわれていました。
昔の家は寒かったのと、お風呂がなくて大衆浴場が主流だったので、熱いお風呂で湯冷めして風邪をひいてしまうからです。
風邪をひいた後に大衆浴場でお風呂に入れば、たちまちほかの入浴客にもうつってしまうことにもなりかねません。
でも現在では、自宅で衛生的にも環境的にも良いお風呂に入れます。
部屋を暖めて過湿もして、適温・適湿度(21℃・55%)に調節していれば、お風呂に入って菌を出すという効果もあるので入ってもいいといわれています。
風邪の時のお風呂の入り方は?
お湯の温度は40~43度くらいで、お風呂場と脱衣所は温めておきます。
シャワーのみは湯冷めをするのでやめましょう。
洗髪は寝冷えの原因になるので、風邪が治るまで避けるか、水のいらないふき取り用の洗髪剤を使うといいでしょう。
お風呂のお湯は出たら抜いておきます。
お風呂の後に、ホットミルク、ミルクティーなどの刺激のない温かい飲み物を飲んで、湯冷めしないうちにお布団に入るようにしてくださいね。
しっかり食べて身体ぽかぽか
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風邪の時におすすめの食べ物や飲み物、効果的な治し方などをお送りしました。
風邪は万病のもとと云われます。忙しくてストレスが溜まると、自分のケアが疎(おろそ)かになりがちですね。
若い人の間では、食事をおろそかにして、ダイエットや断食などで栄養不足になっている傾向があります。特に15歳未満のお子さんにはダイエットや断食はおすすめできません。
すぐに頭痛や鼻水、のどが痛くなるといった、風邪の症状が出やすい体質になってしまいます。
なので栄養をしっかりとることはとても大事です。無理せず休んでバランスの良い食べ物、飲み物で免疫力を高めてくださいね。
しっかり栄養を取りつつ、お腹や体を冷やさずにいることで、風邪の予防にもなり、毎日を元気に過ごせるようになりますよ。