【柿の栄養と効能】皮は美容効果が抜群?食べ過ぎると便秘になる?
「 柿が赤くなれば医者は青くなる 」ということわざを聞いたことはありませんか。
柿は栄養満点なので柿を食べれば病気にならないという意味です。
でも本当に柿は栄養豊富なのでしょうか。
また、食べすぎると便秘になると言われていますが、それは本当なのでしょうか。
今回は、柿の栄養や効能、美容効果や食べすぎで起こると言われている便秘についてご紹介します。
・柿の栄養や効能は?
・柿の皮の栄養は?美容効果は高い?
・柿を食べ過ぎると便秘になる?
・柿の皮や葉っぱ、へたを上手に利用する方法は?
柿の栄養や効能は?
柿はカリウム、ビタミンA、C、タンニンが豊富!
柿に含まれている栄養で特筆すべきは、カリウムとビタミンA、C、そしてタンニンです。
カリウムはナトリウム、つまり塩分が体から排出される手助けをしてくれる栄養です。
血中コレステロールの低下につながります。
ビタミンAとCもどちらも風邪予防に効果的な栄養です。
ビタミンCはみかんの約2倍も含まれているんですよ。
柿の旬は秋から冬にかけてなので、まさに風邪の流行る時期。
柿を食べて風邪予防ですね。
タンニンはポリフェノールの一種。
アルコールを体外に排出する作用や、動脈硬化や高血圧を予防してくれる効果がある栄養です。
柿は身近な風邪から命に関わるような動脈硬化まで予防するということ。
驚くほど栄養豊富な果物なんですね。
柿の皮の栄養は?美容効果は高い?
柿の皮には実以上の栄養が!さらに美白に効果アリ!
柿は食べるときに皮をむく方がほとんどですよね。
柿の皮はちょっと厚めなので、リンゴのように丸かじりとはなかなかできません。
でもちょっと待ってください。
じつは柿の皮の部分には実以上に栄養がたくさん入っているんです。
しかも、実にはない美白効果があるという研究結果まであるんですよ!
日本中の人が知っている某有名化粧品にも柿の皮のエキスが入っているのです。
実は柿は食べて良し、塗って良しの万能果物なのです。
柿を食べ過ぎると便秘になる?
体質によっては柿が便秘を招くことも!
柿は健康にも美容にも良いスペシャルな果物ですが、ひとつだけ注意したい点があります。
それは体質によっては柿が便秘を引き起こしてしまうことがあるということ。
柿に含まれている栄養のひとつ、タンニン。
先に説明したようにすばらしい効能がある栄養ですが、このタンニンが腸内菌の働きの妨げになってしまうことがあります。
結果的に柿が便秘を引き起こすことになってしまうんですね。
とはいえ、食べすぎなければ心配はありません。
食べるときは、1日1個程度を目安にすると良いですよ。
また、普段から便秘の心配が特にない方はあまり心配しないでも良いでしょう。
柿の皮や葉っぱ、へたを上手に利用する方法は?
柿の皮や葉っぱはそのままでもOK!へたは煮出して飲もう
柿の皮や葉っぱは、じつはそのままでも食べることができます。
皮はともかく葉も!?と驚かれるかもしれませんが、若葉はてんぷらにすると美味しく食べられますよ。
そのままでは食べづらい時には、皮は乾燥させてから、葉っぱは蒸してから煮出すとお茶になります。
柿の皮はそのまま食べたりお茶にするだけでなく、下記の動画のように、白菜漬けやぬか漬けに入れると漬けものの甘味が増して美味しくなります。
葉っぱは市販のパック寿司を包んで一晩おくと、まるで駅弁の柿の葉寿司のような風味に!
お手軽に柿の葉寿司が楽しめます。
柿のへたはしゃっくりを止める効果があるといわれています。
柿のへたはさすがにそのままは食べられません。
こちらも煮出してから飲むと良いですよ。
このように柿は捨てるところがない果物なんですよ。
栄養満点の柿を食べて病気知らずの冬を過ごしましょう♪
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柿の栄養や効能などについてお送りしました。
冬は疲れや食事の乱れが風邪などの病気に結びつきがち。
そんな時に柿を食べる習慣をつけておけば、柿の栄養のおかげで病気知らずに過ごせる確率がグンと上がります。
干し柿にすれば冬に限らず年中食べることができるので、柿はとってもありがたい果物ですね。
おいしい柿パワーで毎日元気に過ごしちゃいましょう♪