上棟式【お祝い金額相場と品物おすすめ】封筒やのしの書き方は?渡し方は?
上棟式(じょうとうしき・むねあげしき)は、棟上げが終わった事を神様に感謝する儀式です。
この上棟式に招かれたら、お祝いには何を持っていけばいいのでしょうか。
プレゼントに相応しい品物(お土産)は?
お祝いはいつ渡す?
など、慣れていないと分からないことがたくさんありますね。
今回は、上棟式のご祝儀やお土産についてご紹介します。
上棟式で行う挨拶の仕方や服装についても詳しく解説しますよ。
・上棟式にお祝いは包まないといけないの?
・上棟式のお祝い金額相場は?
・ご祝儀袋の種類や書き方は?
・上棟式お祝いの品物おすすめは?のしの書き方は?
・上棟式のお祝いの渡し方やかける言葉は?
上棟式にお祝いは包まないといけないの?
上棟式は、棟上げが行われる日に行う儀式です。
棟上げというのは、柱や梁などの軸組みをした後、棟木を上げ、屋根をかけます。
この一連の作業を一日で終わらせるというのが、日本で古くから行われてきた方法です。
雨が多い日本で木造の建物を建てるためには、木材が雨ざらしにならないように一刻も早く屋根をかける必要があるのです。
ただ、一日で全ての作業を行おうと思うと、多くの人が手伝う必要があります。
そのため、棟上げの日には棟梁や大工だけでなく、親戚や近所の人などが総出で作業を手伝う習慣がありました。
現在では、棟上げに招待されても素人が手伝うことはありません。
手伝う代わりに、お金を包んだり品物を持って行ったりするのです。
上棟式のお祝い金額相場は?
相場は決まっている?
上棟式に限らず、お祝い事にはご祝儀がつきものですね。
ご祝儀は、差し上げる側の気持ちとして渡すものなのでハッキリとした金額が提示されません。
ですから、渡す金額は自由です。
とはいえ、結婚式のご祝儀と同じで、やはりある程度の相場範囲というものは存在します。
上棟式のお祝い相場
一戸建てなど個人の建物の場合は、関係性に関わらず5,000円~10,000円が相場です。
上棟式の後で、お弁当や御土産など接待を受ける可能性があるので、その代金+αを包むという考え方です。
社屋など大きな建物の場合は、この相場よりも少し上乗せします。
近しい親戚の場合で、10,000~30,000円が目安になります。
取引先に招かれた場合は、今後のお付き合いを考えて10,000~50,000円ぐらいが相場になるでしょう。
相場に幅があるのは、地方によって多少の違いがあり、家の規模が大きくなればそれだけご祝儀も弾む傾向にあるからです。
相場通りでなければならないというわけではありませんから、懐事情を鑑(かんが)みて決めるといいでしょう。
ご祝儀袋の種類や書き方は?
上棟祝いののし袋は紅白で「蝶結び」の水引を使用しましょう。
関西の一部の地域では、紅白「あわじ結び」も使用します。
ただし、「結び切り」は避けてください。
施主へ渡すお祝いの表書きは、「祝上棟」または「上棟式御祝」を使います。
「御祝」でもかまいません。
相場よりも少額の場合
相場よりも少額を気持ちとして渡す場合は、白封筒に「こころばかり」「松の葉」などと書いて渡すといいでしょう。
上棟式お祝いの品物おすすめは?のしの書き方は?
上棟式の御祝いに渡す品物のおすすめはこちら。
定番はお酒
上棟祝いの定番商品は、「日本酒を2本」です。
定番中の定番ですから、迷ったらこれにしましょう。
樽のお酒でもいいのですが、分けにくいので一升瓶の方が無難です。
日本酒よりもカジュアルにはなりますが、ビールやワインも定番です。
子どもや車で来ている職人さんのために、ジュースやお茶なども配りやすくて喜ばれます。
避けるべき品物は?
お酒などの飲み物は重なるので、別のものをということもあるでしょう。
その時に気をつけたいのが、火事を連想させる「火」にまつわるものは避けるということです。
灰皿やタバコ、暖房器具などは贈ってはいけません。
のしの書き方は?
「祝上棟」や「御祝」と書き、蝶結びののしを付けて贈りましょう。
上棟式のお祝いの渡し方やかける言葉は?
上棟祝いは、上棟式に持参するのが基本です。
施主に会った時に「上棟式おめでとうございます」といって直接渡しましょう。
上棟式に招かれたのに行けない場合は、お祝いを贈ってもいいですし、建物が完成してから新築祝いを贈ってもいいでしょう。
その場合は、電話や手紙、メールなどで「新築祝いにお伺いをさせていただきます」と伝えておくといいですね。
お祝いに迷ったら日本酒を
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上棟式のお祝い相場や品物についてお送りしました。
お祝いの定番商品は日本酒の2本セットです。
そのほかビールやワイン、ジュース、お茶など飲み物を持っていけば間違いないでしょう。
お祝い金は気持ちのものなので、相場はあってないようなものですが、相手との関係性を考えて用意するとよいですね。
また上棟式のご祝儀やお土産は、当日に渡すものです。
タイミングとしては、棟上げが無事に終わった直後です。
渡しそびれないように、ある程度一日のスケジュールを確認しておきましょう。