初誕生の祝い方。料理やケーキは?一升餅、選び取りの意味は?
子供が生まれて初めての寝返り、ハイハイやおすわりなど喜びが次々と思い浮かぶのが初誕生祝いのときです。
このときは両親として感慨深いものがあると思います。
さてこの初誕生祝いも、地方によっては親戚の方を呼んで盛大にお祝いをしたりということもあるかと思います。
その時にどんなお料理を用意したらよいか、またどのようなことをするのか、戸惑うことも多々あると思います。
そこで今回は、昔からの風習などを中心に初誕生祝いについてご紹介します。
・料理やケーキはどんなものでもいいの?
・一升餅の意味は?背負わせ方は?
・選び取りとは?用意するものや意味は?
・内祝いは必要?お返しをするなら?
初誕生のお祝いとは?
日本には昔は誕生日という風習がなかったのはご存知でしょうか。
年の数え方が数え歳と言って、お正月になったら一つ年をとるという考え方です。
ですから、誕生日よりもお正月に重きをおいていたのです。
そんな中でも1歳のお誕生日だけはありました。
昔の子供の生存率が低かった時代に、1歳の誕生日を迎えることがいかに大変なことかがわかるとおもいます。
それだけに1歳のお誕生日のときだけは皆さんで集まって、将来も元気で育ってほしいという願いが込められていたのです。
料理やケーキはどんなものでもいいの?
初誕生祝いのお料理はどうしたら良いの?
ちょうど赤ちゃんが離乳食の後半の時期かと思います。
そこで子供用の料理として用意するのは離乳食で良いと思いますが、盛り付け方に一工夫してはいかがでしょうか。
赤ちゃんが好きなキャラクターを模してみたり、かわいい盛り付け用の小物を用意してみるのもよいかと思います。
盛り付け用の小物にはピックなど危ないものなどもありますので、そのところは十分に気をつけてみて下さい。
大人のお料理に関してはお祝い用のメニューを用意しておくと良いでしょう。
ケーキはどうしたら良いの?
普通のバースデーケーキは少し生クリームが多すぎて、赤ちゃんの胃には負担がかかりすぎると思います。
料理好きの方でしたら手作りでクリーム少なめとか、ゼリーを中心にしたバースデーケーキなどを作られてはいかがでしょうか。
購入するのでしたらケーキ屋さんに相談してみてはいかがでしょう。
簡単にできるケーキ作りの動画をご紹介します。
一升餅(祝い餅)の意味は?背負わせ方は?
初誕生祝いに一升餅(祝い餅・背負い餅)をつかう意味は?
昔誕生日になるとお祝いに餅をついてそれを風呂敷で包み、子供に背負わせることによって「力強く育ってほしい」とか「一生食べるものに困らないように」と願ったそうです。
地方によっては餅を踏ませたりするところもあります(餅踏み)。
背負わせ方は?
1歳の誕生日を迎えた赤ちゃんはまだ歩くことが出来ない子もいらっしゃるでしょう。
ですから立っていても座っていても良いのでお餅を背負うことが大事なのです。
昔はふろしきで斜めがけに背負うやり方をしていましたが、今流行りなのはリュックサックに入れて背負うというやり方もあるそうです。
確かにリュックサックのほうが背負いやすいですし、この後もリュックサックが使えるのでなかなかの人気だそうです。
またお餅も初誕生会が終わったら皆さんにお配りしやすいようにと、小分けの袋に入っているお餅を使用することもあるそうです。
選び取りとは?用意するものや意味は?
初誕生祝いに行う選び取りとは?
赤ちゃんが将来どんな職業になるかという占いの一つです。
やり方は、赤ちゃんのいる場所から少し離れた場所に職業を示すアイテムを置いて、それで赤ちゃんが何を選ぶかというものです。
用意するものや意味は
昔の定番は筆、そろばん、お金と言うものでした。
現在は次のようなものがあります。
これらの品物を置くようにして占うものです。
最近は少し親の願望を入れた品物を置くようになっているようですね。
内祝いは必要?お返しをするなら?
初誕生祝いで頂いたお祝いには原則として内祝いは必要ありません。
ですが、気持ちとしてお礼状と赤ちゃんの写真を添えてお渡ししてはいかがでしょうか。
またお祝いが高額だったり、お祝いの席にご出席いただけずお祝いを頂いた場合は、頂いた金額の半分ほどの品物をお送りすると良いでしょう。
その際は、のし紙は紅白の蝶結びで、表書きに、上は「内祝」下は子供の名前を書きます。
初誕生祝いは大事な節目ですね。
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初誕生のお祝いは昔から大切にされてきた行事です。
衛生環境や医療が発達した現在でも、やはり1歳の誕生日を迎えるまで心配はつきません。
昔ながらの一升餅を背負ったり、選び取りなどを、その意味を汲み取りながら行ってみてはいかがでしょうか。