赤ちゃん(乳児)鼻づまり解消法!吸い方は?寝れない時の対処は?
赤ちゃんって本当によく鼻づまりを起こしますよね。
鼻づまりを起こすたびに、おっぱいやミルクが飲めなくなったり、夜泣きをして寝れなかったり、なかなか治らないことも。
鼻づまりに苦しむ赤ちゃんがかわいそうで、「早く何とかしたい!」と毎回試行錯誤しているママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、赤ちゃんの鼻づまりの原因や解消法についてご紹介します。赤ちゃんの鼻づまりについて正しく理解して、解消に役立ててくださいね。
この記事の目次
赤ちゃんの鼻づまりの原因は?
風邪をひいているわけではないのに、赤ちゃんが鼻水を出してばかり‥なんてことはありませんか?
赤ちゃんが鼻水を出す原因は、体温調節を行うためや、細菌を体外に出すためですが、そもそも赤ちゃんは鼻水が出やすい体質になっています。
鼻水を出すことで、病気にならずに健康を保てるよう、自然と体が働いてくれているのですね。
しかしながら、赤ちゃんは体のパーツが小さいですよね。当然ながら鼻も、鼻の穴の中が狭く、長さも短い造りになっています。
鼻水がたくさん出やすい体質と鼻の小ささが相まって、すぐに鼻づまりを起こしてしまうのです。
赤ちゃんが鼻づまりを起こしてしまった場合は、早めに解消してあげたほうがよさそうですね。
赤ちゃんが鼻づまりの時の解消法は?
鼻水を吸い取ってあげる
やはり鼻づまりの解消法として最も効果があるのは、鼻水をこまめに吸い取ってあげることです。
昔の人は、赤ちゃんの鼻の穴に直接口を付けて吸ってあげていました。しかし鼻水の原因が風邪の場合、そのウイルスが大人にうつってしまう可能性がありますので、このような吸い方はあまりおすすめできません。
今は赤ちゃんの鼻水を吸い取るためのグッズ(吸引器)が数多く販売されています。チューブ式のものであれば1,000円以下で買える商品もありますし、少し値段は張ってしまいますが、電動のものもあります。
チューブ式のものを使ったことがある方は分かると思いますが、やはり鼻水を吸おうとすると赤ちゃんは泣いて嫌がります。
そんな赤ちゃんを押さえて鼻水を吸うのはとても大変で、「電動を買っておけばよかった‥」と後悔した経験がある方もいることでしょう。
ですからこれから購入を検討される方で予算にも余裕がある方には、効率的に鼻水を吸い出すことができる電動式をおすすめしますよ。
母乳を赤ちゃんの鼻の中に入れる
「え!?母乳を赤ちゃんの鼻の中に入れても大丈夫なの!?」と驚かれる方も多いかもしれませんね。
ですが、これは小児科の先生も推奨するきちんとした鼻づまり解消法なのです。
母乳育児をされているママであれば、少し母乳をしぼって、スプーンやスポイトなどを使って赤ちゃんの鼻の中に垂らしてみてください。
母乳は鼻に入れても痛くありませんし、点鼻薬の代わりとなって鼻づまりを解消してくれます。しかも、母乳には免疫物質が含まれていますので、効果が期待できますよね。
赤ちゃんの鼻水の吸い方は?おすすめの吸引器は?
お風呂上がりに吸うのがおすすめ
吸い方のコツとしては、湿気で鼻水がゆるくなっているタイミングを選びましょう。
一番のおすすめはお風呂上がりです。
お風呂に入ると湿気で鼻詰まりが解消されますし、お風呂上がりは鼻水を吸う絶好のタイミングなのです。
鼻水が出ている時こそ湯船に浸かり、湯気が赤ちゃんの鼻に入っていくようにしてみてくださいね。
また、注意点として、鼻水の原因が風邪などで熱がある場合、お風呂は控えた方がいいでしょう。しかし、熱がないようであれば赤ちゃんをお風呂に入れても問題ありません。
お風呂以外の時間帯であれば、蒸しタオルで赤ちゃんの鼻周りを温めてあげるのも効果的です。部屋が乾燥している場合は、加湿を心がけましょう。
くしゃみをさせる
鼻水が奥に溜まってしまっている場合は、くしゃみをさせて出てきたものを吸ってあげるのも効果的な吸い方ですよ。
こよりで鼻の入り口を優しくくすぐってあげてみてくださいね。
おすすめの吸引器は?
【ママ鼻水トッテ】
こちらはストロータイプの吸引器です。
ストローが二手に分かれており、一方を赤ちゃんの鼻に入れ、もう一方を大人が口で吸うという吸い方です。
中間にあるケースの中に鼻水が溜まるので、大人の口の中に鼻水が入ることもありません。
口で吸うので強さの調整もしやすいですし、何より1,000円以下という安価で手に入るのが嬉しいポイントですね。
【メルシーポット】
こちらは電動の吸引器です。
ストロータイプに比べると値段が張ってしまいますが、その便利さと効率の良さはやはり電動ならではです。
ダイヤルで強さの調節も可能ですし、奥に溜まった鼻水までスピーディーに吸い出すことができますよ。
赤ちゃんが鼻水・鼻詰まりで寝れない時の対処法は?
体を起こすように抱っこしてあげる
赤ちゃんが眠れない、夜泣きをする場合は、まずは抱っこしてあげましょう。
体が横になっていると鼻が詰まりやすく、苦しくなってしまうことがあります。赤ちゃんは基本的に鼻呼吸なので、少しでも鼻が詰まると苦しくて寝れなくなってしまうのです。
ですから、首がすわっている赤ちゃんであれば普通に縦抱きをし、首すわり前の赤ちゃんであれば少し上体を起こすように横抱きしてあげましょう。
体が起き上がることで鼻づまりが解消され、それだけで泣き止むこともありますよ。
抱っこしたままソファーに寄りかかり、朝までその状態で寝た経験があるママも多いです。できればパパと交代で赤ちゃんを抱っこし、夜を乗り越えられるといいですね。
頭を少し高くして寝かせてあげる
抱っこでなくても大丈夫な場合は、タオルや枕などを使って赤ちゃんの頭を少し高くしてあげるのもおすすめですよ。
こちらも抱っこと同じで、頭を高くすることで鼻づまりが起こりにくくなります。
ただ、寝返りがまだ上手にできない赤ちゃんの場合は、うつ伏せになってしまうと窒息のリスクもありますので、十分注意してくださいね。
赤ちゃんの鼻づまりがなかなか治らない時は?
早めに受診を
家でこまめに吸引しても一向に鼻水が止まらない場合や、鼻水以外に発熱や咳などの症状が現れた場合には、病院を受診した方がいいでしょう。
大人であれば「鼻水くらいなら放っておく」という方も多いかもしれませんが、赤ちゃんの場合は鼻水を放っておくと副鼻腔炎や中耳炎になってしまう可能性があります。
副鼻腔炎や中耳炎になってしまうと、熱が出たり耳垂れが出たりと、赤ちゃんもさらに辛い思いをしてしまいますので、「たかが鼻水」とあなどらずに、鼻づまりが数日続いている場合は早めに受診しましょう。
小児科と耳鼻科、どっちに行けばいい?
いざ病院へ行くとなると、小児科と耳鼻科のどちらへ行けばいいか迷ってしまいますよね。
そんな時は、赤ちゃんの状態をよく観察してみてください。赤ちゃんの症状は、鼻づまりや鼻水だけですか?ほかに熱や下痢などの症状はありませんか?
もし、鼻水のほかに熱や咳、下痢などの症状があるようであれば、風邪や感染症の可能性がありますのでまずは小児科の受診をおすすめします。
中耳炎が心配な場合は小児科でも耳を診てもらえますので、先生に一言お願いするといいですよ。
症状が鼻水や鼻づまりだけだったり、耳を痛がっているような素振りがあれば耳鼻科を受診してみましょう。
最初は小児科へ行ったけど、その後も鼻づまりが治らない‥なんていう場合も、耳鼻科へ相談してみるといいかもしれませんね。
また、「自分では上手に鼻水を吸ってあげられない」という場合であっても、病院へ行けば機械で吸い取ってもらえますので、躊躇せずに受診してみましょう。
早めの対処で赤ちゃんの鼻づまりを解消しよう♪
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赤ちゃん(乳児)鼻づまり解消法についてお送りしました。
赤ちゃんの鼻づまりを解消するためには早めの対処が大切ですね。
少し鼻がつまってきたなと感じたら、こまめに鼻水を吸ってあげたり、母乳を垂らしてみたり、「これくらいならまだ大丈夫だろう」と放置せずに、早めに手を打ってあげましょう。
赤ちゃんの健康状態の観察と、鼻吸い器などの道具の準備も必要ですね。
鼻水の吸い方や寝れないときの対処法などの知識、そして吸引器という道具があれば赤ちゃん期の鼻水は乗り越えられます。
万全な備えと早めの対処で、赤ちゃんが快適に過ごせるようにしてあげてくださいね。